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安価な日傘の中には、ポリエステルなどの化学繊維でできているものが多くありますが、頭皮の環境のためにはあまりおすすめできません。これらの生地は素材自体が熱を帯 びるため、その輻射熱で傘の中の温度が上がり、汗をかいて頭皮が蒸れやすくなるからです。 その点、綿や麻、絹など自然素材は、太陽の熱を繊維の内部に蓄え、裏まで熱を通さないという特徴があります。 |
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髪や頭皮に有害な紫外線を防ぐには、紫外線を通しにくい色や素材を選ぶことがポイントです。一般に紫外線を通しにくいといわれているのは、色の濃いもの、厚地のものです。 UVカット加工が施されている生地なら、淡い色や薄手でも大丈夫ですが、実際にUVカット加工で遮断できる紫外線は3%程度。基本的には、色や素材を重視する方がいいでしょう。なお、地面の照り返しによる紫外線を防ぐには、裏面が濃い色のほうがいいとされています。 |
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日傘のUVカット効果ってどのくらい? |
日傘の紫外線カット効果は、色や素材、生地の厚さなどによって異なりますが、よほど薄い生地でない限り、90〜96%はカットできます。さらに、UV加工を施すことで、100%近い紫外線をカットできるといわれています(下から反射する紫外線を除く)。従って、厚手の生地にUV加工を施し、しかも内側が濃い色の日傘であれば、上下からの紫外線をほぼ防げるというわけです。 |
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涼しくて紫外線もしっかりカットしてくれるのが、自然素材でできた二重張りの傘。二枚の布を重ねているため、生地と生地の間に空気の層ができ、熱が傘の内側に伝わりにくくなっています。さらに生地の密度が高く、その分紫外線も通過しにくいというわけです。
厚手で防・撥水加工が施された晴雨兼用の日傘も、紫外線カット率が高いもののひとつです。ただ、難点は防・撥水力が落ちてしまうので洗濯ができないこと。お気に入りを末永く愛用するには、シーズンごとに洗って何年もきれいなままで使える日傘専用のものがいいでしょう。 |
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外出先から帰った後は… |
いくら日傘をさしていても、日中のおでかけは汗をかきやすく頭皮の環境も悪くなりがち。家に帰ったら、まずタオルかガーゼで頭皮の汗をよく拭き取り、ブラッシングで汚れやホコリを取り除きましょう。汗をかいた日は必ずシャンプーをして、頭皮を清潔に。 |
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