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去る5月、ウェルベスト本社にて 育毛研究の第一人者である桑名隆一郎博士を講師に迎え 毛髪診断士研修が行われました。 育毛治療の症例を交えた講演の内容を採録でご紹介します。 |
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女性の脱毛の頻度は男性とほぼ同数 | |||||||
近年、薄毛に悩む女性が増えていることは、 桑名皮フ科に来られる患者さんのデータからも明らかです。 日本では男性の脱毛症患者が五百万〜一千万人いると いわれており、女性もほぼ同数と思われますが、 当院の患者さんも男女半々くらい。 また、当院で脱毛の治療を受けられる男性患者さんは30代、 40代が多いのに対し、 女性患者さんは40代から80代と幅広いです。 女性の脱毛症は男性と比べ、脱毛の程度や様相もさまざまです。 そこでまずは、女性の薄毛の種類についてお話ししましょう。 女性の脱毛症は、大きく分けて三つのパターンがあります。 1つ目は、日本人女性にもっとも多いとされる女性型脱毛症。 遺伝的体質により髪が大きな硬毛にまで成長できず、軟毛のままで抜けてしまうものです。 そのため硬毛より軟毛の比率が高くなり、ボリュームダウンして薄く見えてきます。 2つ目は、慢性休止期脱毛症。全身的な要因により毛が抜けて、毛髪数が減るパターンです。 内科的病気や薬剤による脱毛、大きな病気の後で起こるストレス性脱毛などがあります。 |
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女性の薄毛の症状はさまざま | |||||||
3つ目は、加齢性脱毛症。60代半ばを過ぎると誰にでも起こりますが、 その程度には個人差があります。頭髪全体が細くなるのが特徴で、 いわゆる「毛がやせてくる」状態となり、しだいに地肌が見えるようになることもあります。 その他に、毛髪をきつく束ねることで、 常時引っ張られている前頭部や頭頂部の頭髪が抜ける牽引性脱毛症などがあります。 これらは単独で起こることもありますが、いくつかのパターンを併発することもあります。 そのため自分がどのパターンなのかわかりにくく、女性の薄毛は複雑であるといえます。 |
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