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ハイネックのセーターを着る機会の多い冬は、首のお手入れを怠りがち。 でもこの時期、首も顔と同じように乾燥の影響を受けるため、何もしないと シワのできる要因になります。首にできる輪のようなシワは、見た目年齢を上げてしまいます。 顔と同じように、首も毎日しっかりケアしてあげましょう。
                            ■指導/濱地 美加子(ビューティーアドバイザー)

首のシワには、いくつかの原因が考えられます。ひとつは加齢によるものです。年齢を重ねるとともに首の筋肉が衰えたり、皮膚のハリを保つコラ ーゲンが減少することにより、たるみが出てシワになってしまうのです。また、顔の表情筋が衰えて下がりぎみになり、首のシワとなって現れます。  乾燥や紫外線といった外的要因も、首のシワの大きな原因のひとつです。顔と違い、首は保湿やUVケアをそれほど入念に行わないため、「気づいたら何筋ものシワができていた」ということも少なくありません。

  姿勢や枕の高さが、首のシワに影響することもあります。例えば、ずっと下を向いて作業することの多い人は、首を曲げている時間が長いのでシワができやすい傾向にあります。電車やバスの中での居眠りも、首のシワをつくりやすいので注意しましょう。 またよく言われるのが、枕の高さです。高すぎる枕で寝ていると、首にシワが寄った状態が続くことになり、くっきりジワとして定着しやすくなります。なるべく低い枕を使うのがベストですが、急に枕を変えると眠れないという方も多いはず。そんな場合は、 徐々に高さを調整しながら、低い枕に慣れていくといいで しょう。

首のシワを予防し、若々しい首元を保つためには、日頃のお手入れが欠かせません。首も顔の延長と考え、毎日の顔のお手入れの時に同じようにお手入れしましょう。「顔のついでに…」くらいの気軽な気持ちでやることが、長続きの秘訣です。それだけでも、首年齢はかなり違ってくるはずです。   かなりシワが目立っている場合は、スペシャルケアを。 いつものお手入れに加え、マッサージ(下図参照)やパックを行いましょう。 パックは、就寝中に行うのが効果的。寝る前にべたつきの少ないクリームを首に塗り、タオルを巻いて休みます。タオルが取れやすいときは、綿素材のネックウォーマーなどを利用するといいでしょう。
 
すべりの良いクリームを首全体にまんべんなくのばした後、手のひらで下から上へ向かってなで上げるようにマッサージします。右手で左の首筋を、左手で右の首筋を、中央は両手を交互に使ってマッサージしましょう。


強くこするとかえってシワになるので、あくまでやさしいタッチでマッサージ。1カ所50回程度行うと効果的です。

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