ウェルベスト  

年々下がってくる頬、締まりがなくなっていくフェイスライン…。
年齢による顔のたるみは、表情までも変えてしまうやっかいなものです。
「若い頃に比べて表情が変わった」と感じたら、
早めに予防に取り組みましょう。

 

肌のたるみの大きな原因は、皮膚の深部にある真皮層の老化です。真皮層にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの保湿成分があり、これらが肌の弾力を保つ働きをしています。しかし、年齢を重ねるとこうした保湿成分をつくりだす細胞の能力が低下して、肌のハリがなくなり、皮膚がだんだん下がっていくのです。
  紫外線や湿度の低下による乾燥などの外的要因もたるみの原因のひとつ。肌の水分が奪われたりコラーゲンやエラスチンが破壊されるなどして、たるみへとつながります。
 

  たるみが出やすい部分は、まぶた、目の下、こめかみの下、頬、あごなど皮下脂肪が多い部分だといわれています。たるみによってまぶたが下がってくると目が小さくなり、また目の下がたるむと影ができて疲れたような印象を与えます。若い頃はきゅっと上がっていた口角が下がってくるのも、頬のたるみによるものです。たるみは、いわゆる「老け顔」の最たる原因といえるでしょう。
  それだけではありません。たるみがあるとそこに折ジワができたり、毛穴が皮膚の下垂に引っ張られて大きく目立ってくるようになります。
 

たるみ予防の有効策としては、十分な保湿をして肌を乾燥させないこと、加えて顔の表情筋を鍛えることがあげられます。年をとると顔の筋肉である表情筋自体もたるんでくるので、特に表情筋のトレーニングは覚えておきたいもののひとつです。
  トレーニングといっても難しいテクニックはいりません。目や口などを大きく動かすだけですから、入浴中やスキンケアの時などに気軽に行いましょう。
  表情筋はよく動かすことで鍛えられるので、日頃から豊かな表情を心がけることが大切です。いつもにこやかにしていると口角も上がり、いっそう若々しく見られることでしょう。
 
 

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