ウェルベスト  
 

 

育毛の基本は頭皮の健康づくりから


まずは頭皮のしくみを知りましょう

右図でわかるように、頭皮は複雑な組織で成り立っており、表皮は皮膚表面のいちばん近いところで、厚さは1mm程度。その表面には、外部の刺激から表皮を守る角質層があります。角質層の下には基底細胞と、皮膚の色をつくるメラニン細胞が並んでいます。基底細胞は、ケラチンというタンパク質で満たされながら上昇し、約1ヵ月後には死んだ角質細胞、つまり「フケ」となって脱落します。健康な頭皮は、約1ヶ月のサイクルで新陳代謝を繰り返し、新しく生まれ変わっているのです。

余分な角質が頭皮に溜まると育毛剤の浸透に悪循環が

ところが、加齢などによって頭皮の新陳代謝が衰えてくると、表皮を覆っている角質が古くなっても剥がれ落ちなくなり、どんどん頭皮に蓄積されるようになります。角質層自体は、紫外線や乾燥から表皮を守るために欠かせないものですが、必要以上に余分な角質が溜まってくると、頭皮を覆う鎧のような役割を果たします。このような状態になると、いくら育毛剤を使っても毛根まで十分行き届かなくなり、育毛の大きな壁となってしまいます。

十分なうるおいも髪の成育には必要不可欠です

皮脂の過剰な分泌は、毛髪の成育を妨げ、抜け毛を招く原因のひとつだと言われています。だからといって、皮脂が少なければいいというわけでもありません。分泌量が少なすぎると頭皮が乾燥し、これもまた毛髪の生育にとって悪い環境をもたらします。
頭皮は人間の体の中で皮脂の分泌量が多い部位のひとつですが、その量も年齢とともに減少します。とくに女性の場合、40代くらいから大幅に減少するため、頭皮がカサつきやすくコンディションが乱れがち。育毛のためには、頭皮に十分なうるおいを与えることも重要なポイントなのです。

■ピーリング前
分泌された皮脂や古い角質が頭皮に溜まっている
■ピーリング後
グリコール酸により皮脂や角質が取り除かれている
■うるおいのない頭皮
女性に多い、乾燥してカサついた頭皮
■うるおいのある頭皮
保湿成分スクワラン、セラミドの補給でみずみずしさが甦っている


女性のための美容講座トップページへ

ページの先頭へ

ヘアケアからスキンケアまで美容情報をお届け!すこやかELLE-net:女性のための美容講座