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Hair growth lessons Vol.10
正しいシャンプー選びは「洗浄成分」がカギ
 
汗をかくことが増えるこの季節は、シャンプーの機会も多くなることでしょう。
そんな中、どんなシャンプーを選べば良いのかわからない人もいるのでは?
そこで今回は、自分に合ったシャンプー選びについて桑名博士に伺いました。

指導・監修/桑名隆一郎 博士
医学博士・桑名皮フ科院長・育毛専門医
日本臨床毛髪学会理事

頭皮の乾燥を防ぐには洗浄成分に着目を

 この時期は、新陳代謝が活発になり、汗や皮脂で頭皮もベタつきやすくなります。
しかし、すっきりしたいからといって洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮の潤いを保っている「皮脂膜」まで除去してしまう可能性があります。

 皮脂膜が必要以上に奪われると、 頭皮が乾燥してフケやかゆみなどのトラブルにつながります。とくに年齢を重ねた女性の場合、頭皮が乾燥 しやすい傾向にあるため、シャンプーの洗浄成分には注意が必要です。

洗浄成分である界面活性剤の特徴を知る

 シャンプーの洗浄成分として使われているのは、界面活性剤という成分です。

 市販のシャンプーの多くは、「高級アルコール系」「オレフィン系」「アミノ酸系」「ベタイン系」の4種類の界面活性剤を混ぜて配合しています。

高級アルコール系は、泡立ちが良い半面洗浄力が非常に強いため、皮脂が多い若年層には向いていますが、敏感肌や乾燥肌の方は頭皮のトラブルにつながることもあります。


 また、オレフィン系は、高級アルコール系より刺激はやや弱いものの、 洗浄力は強めといわれています。
最近は「高級アルコール系不使用」 とうたわれるシャンプーに使用されることが多いようです。


低刺激で頭皮にやさしいアミノ酸系、ベタイン系

 敏感肌、乾燥肌におすすめなのが、 低刺激で頭皮や髪にやさしいアミノ酸系、
ベタイン系の界面活性剤です。


アミノ酸系は、肌や髪のもととなるアミノ酸からつくられており、高級アルコール
系 に比べると、やや割高になります。
また、中には洗浄力が強めの成分をブレンドしている場合があるため、成分表示
を確認しましょう。

ベタイン系は、他の界面活性剤と一緒に配合されることが多く、泡立ちを良くしたり、刺激を抑えたりするなど優秀な成分です。 ぜひこの機会に、お使いのシャン
プーの洗浄成分の特徴を知った上で、毎日のヘアケアに取り組んでいただきたい
と思います。

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