ヴァイザー・キュンストラーの写真
2005年に当時 20代後半だったコンスタンティン・ヴァイサーが、自根で古木のリースリングの畑 1.8haを賃貸して設立した醸造所。フランケン地方出身でもともと銀行員になる予定だったが、ワイン好きが昂じて醸造家に転身、モーゼルで才能を開花させた。醸造所名のキュンストラーは奥さんのアレクサンドラさんの名字。 19世紀にモーゼルのワインビジネスの中心地として栄えたトラーベン・トラーバッハの町の近くの、エンキルヒ村とヴォルフ村に合計 3.6haを所有。品種はリースリング 100%で、いずれもトラクターの入れない急斜面。伝統的な棒仕立てで栽培された、樹齢約 50100年の自根のブドウ樹が多い。栽培・収穫には非常な手間がかかるが「困難なほど楽しい」とコンスタンティンは言う。 2007年に 1859年に落成した、廃業してから長い間放置されていた醸造所の建物を購入。広々としたセラーで、エステートワインはステンレスタンク、畑名入りのワインは伝統的な容量約 1000ℓフーダー樽で醸造。野生酵母のみ使用。ヘクタールあたりの収穫量は生産年にもよるが 3040hℓと少ない。そのワインはキリリとして繊細で、ブドウ畑の個性がよく表現されている。
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Weiser Kunstler
ヴァイザー・キュンストラー
15016

Sold Out

Trarbacher Schlossberg Riesling Kabinett 2019
トラーバッハー・シュロスベルク・リースリング・カビネット 2019
品種:リースリング
植樹:多くが古木の自根 
位置:モーゼル川沿いの急斜面
土壌:青色および灰色粘板岩
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。
新たに入手した区画からの甘口カビネット。前の所有者が2017年からビオで栽培している。
耕地整理をされていないので古木が多く残る。1897年にはグラン・クリュに格付けされていた。
Steffensberg Riesling 2018
シュテッフェンスベルク・リースリング 2018
品種:リースリング
植樹:多くが古木の自根 
位置:南向き急斜面
土壌:表土が深く酸化鉄を多く含む
栽培:ビオロジック
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。
ヴァイサー・キュンストラーが所有する他の畑から少し離れた位置にあり、他よりも赤い果実を思わせるアロマがあり、親しみやすい印象。
Enkircher Ellergrub Riesling Kabinett 2018
エンキルヒャー・エラーグルーブ・リースリング・カビネット 2018
品種:リースリング
植樹:多くが古木の自根 
位置:モーゼル川沿いの南・南西向き急斜面
土壌:青色および灰色粘板岩
栽培:ビオロジック
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。
トラーベナー・ガイスプファードに隣接する畑で土壌と立地条件は共通している。地元ではシュタルケンブルクStarkenburgと呼ばれる険しい崖のような斜面にある。それゆえに耕地整理を免れ、貴重な古木が多数残っている。

15019

Sold Out

Weiser Kunstler Riesling 2019
ヴァイサー・キュンストラー・リースリング 2019
品種:リースリング
葡萄畑:Trabener Schlossberg, Wolfer Sonnenlay, Enkircher Steffensberg
植樹:1980年頃
位置:標高250m、急斜面の畑
土壌:青色及び灰色スレート粘板岩土壌
1000Lフーダーで醗酵。
1000Lフーダー及びステンレスタンクで約5ヵ月間熟成。
2017年産は60%フーダー樽, 40%ステンレスタンクで醸造(発酵・熟成とも)
2018年産はファインヘルブ。透明感がありミネラル感に富み、上品な果実香と辛口の余韻。
『Weiser Künstler Riesling 』は、ヴァイサー・キュンストラー醸造所の作っているワインの中で最もベーシックなワインです。また同時にこのワインには、私達のリースリングに対する哲学と理解が表れています。ベーシックワインではありますが、このワインを飲まれた方は、私達が畑やセラーの中で喜びを感じながらワイン作りに取り組んでいることがお分かり頂けるでしょう。私達がブドウ樹やワインに働きかけることにより、ワインはしっかりとした方向性が表れると考えています。それが、私達がこのワインに醸造所名である『ヴァイサー・キュンストラー』という名前を付けた理由です。
ラベルにtrockenやfeinherb, halbtrockenの表記はない。フルーティな辛口がこのワインのスタイルであり、分析値はtrockenになったりhalbtrockenになったりするので、あえて表記しないことにしている。
Trarbacher Ortswein Riesling Trocken 2019
トラーバッハー・オルツヴァイン・リースリング・トロッケン 2019
品種:リースリング
植樹:トラーバッハー村の複数の畑のブドウ樹 
位置:急斜面
土壌:青色および灰色粘板岩
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。
トラーバッハの村名辛口ワイン(オルツヴァイン)は2018年が初リリース
Wolfer Sonnenlay Riesling Kabinett trocken 2017
ヴォルファー・ゾンネンライ・リースリング カビネット・トロッケン [2017]
品種:リースリング
植樹:1960~1964年(全て自根) 
位置:南向き急斜面
土壌:風化した灰色粘板岩
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。
ヴォルフ村近郊の支流の斜面にある畑。19世紀の格付けで最上級だった(当時の名称はフォルダーベルクVorderbergとヒンターベルクHinterberg)。

Trabener Gaispfad Kabinett Trocken 2019
トラーベナー ガイスプファート カビネット トロッケン 2019
品種:リースリング
植樹:トラーバッハー村の複数の畑のブドウ樹 
位置:急斜面
土壌:青色および灰色粘板岩
手作業で収穫。マセレーションなしで圧搾。一晩静置して清澄し、伝統的なフーダー樽で野生酵母により自然に発酵。発酵後澱引きせずに熟成。3月末に一度だけフィルターをかけて4月に瓶詰。トラーバッハの村名辛口ワイン(オルツヴァイン)は2018年が初リリース。
VT2019はAlc. 11.80%, 残糖値2.8g/l, 総酸度6.7g/l, total SO2 106mg/l

Sold Out

Enkircher Zeppwingert Riesling Sekt brut 2017
エンキルヒャー・ツェップヴィンゲルト・リースリング・ゼクト・ブリュット 2017
品種:リースリング
植樹:1975年
位置:海抜120~190m、西向き、傾斜65度
土壌:風化した青色粘板岩土壌
ニュートラルな小樽(バリック)で野生酵母により発酵、澱引きなしで6カ月熟成。ビン内で二次発酵を含めて18カ月熟成。
伝統的ビン内二次発酵のスパークリングワイン。VT2017は11.47%, 残糖度6.7g/l, 総酸度9.1g/l, CO2 5.8bar, total SO2 70mg/l.
 
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歴史 :

銀行員だったコンスタンティン・ヴァイザーが2005年に立ち上げた醸造所。ヴァインスベルクの醸造学校でワイン栽培醸造技術者の資格を取ったあと、モーゼルのエンキルヒにあるイミッヒ・バッテリーベルク醸造所で経営責任者となった当時から、土地のことをよく知っており、エンキルヒャー・エラーグルーブの1.8haの畑に出合う。耕地整理されていない、自根の一部100歳にもなる葡萄樹のみの区画が、この醸造所の土台である。2006年からアレクサンドラ・キュンストラーとともに醸造所を経営しているが、彼女もまた醸造家の訓練を受けてプロフェッショナルとして貢献している。ワインはどれをとっても美味しい。2010年産は生産年を真っ正直に表現している。まさに飾り立てない自然なリースリング。品がよく澄んだ甘口のエラーグルーブは磨かれた酸味があり、モーゼルを代表する資格十分。
 

造り手略歴 :

ワイン造りへの大いなる熱意と覚悟をもって2005年に醸造所を設立してから、今日までその情熱は衰えることはない。コンスタンティン・ヴァイザーはフランケンにあるバイエルン・シュヴァーベン地方の出身。同じくフラインケン出身でパートナーであるコンスタンティン・ヴァイザーと、モーゼルで出会う。モーゼルリースリングへの情熱と専門知識をお互いに理解し、補完し合っている。コンスタンティン・ヴァイザーは醸造を担当、アレクサンドラ・キュンストラーは運営や実務を担う。二人とも葡萄畑での仕事を愛している。また、『クリッツクライネ・リング』というプロジェクトに参加していて、耕作放棄地となっている急斜面の葡萄畑の救済を通じ、葡萄畑の広がる美しいモーゼル特有の景観の維持に貢献している。
 

哲学 : 

『偉大なワインは葡萄畑で出来る』- 樹齢の高い木からブドウを収穫し、収穫量を低く抑えることがワイン造りの基本であると考える。そうして育てたブドウは愛情をこめて丁寧に醸造することで、モーゼルリースリングの偉大さを表し、伝えることができる。ワインを『造る』のではなく、ブドウがワインに変化することを畏敬の念を持って導いていくことが私たちの使命である。耕地整理されていない古い畑に育つ、接ぎ木をしていない自根の葡萄樹の個性とポテンシャルは素晴らしい。この資質を生かすために、手作業だけで手間暇を惜しまず畑の世話をする。私達のワインは私達の生き方でもあり、生きることの素晴らしさ、味わう愉しみ、喜びが詰まっている。そのようなワインはモーゼル独自の、他に真似することのできないリースリングであると考える。 
 

畑について :

栽培方法 : ビオロジック(認証はまだ取得していない)
その栽培方法の開始時期 : ドメーヌ設立時から
その栽培方法を適用している畑名 : 全ての畑
栽培方法の将来的な展望 : 今まで通り自然農法での耕作を続けるつもり。植物、動物、人間など全てのものは世界で共存しているので、互いに敬意と愛情を持ちながら接していかないといけないと考えている。私達は世界を全体論でとらえている。
 

土壌 :

デヴォン期青色スレート粘板岩
 

微気候 :

地中海性気候に近い気候。スレート粘板岩土壌は蓄熱性に優れている。畑は南西~西方向に面しており、夏は夜間
でも温度が下がりにくい。
 

堆肥 : 

圧搾をした後のブドウの皮、及び購入した堆肥を使用する
 

醸造について :

酵母のタイプ : 天然酵母
圧搾方式 : 空気圧式プレス
醗酵容器の素材と容量(L) : 全体の4分の3は1000Lフーダー、残り4分の1はステンレスタンクで醗酵
熟成容器の素材 : 1000Lフーダー及びステンレスタンク
セラー環境 : セラーは住居と醸造所の敷地の地下にあります。とても古いセラーで、そのうちのある部分は1854年に建てられた住居部分よりも前に造られており、近代型のセラーにあるような設備はありません。私達の住んでいる地域では、ブドウ畑は急こう配である為に住居やセラーを畑の中に造ることが出来ないため、畑の側にセラー併設することは滅多にありません。従って、伝統的にセラーや醸造所は町中に建設され、町を囲むようにブドウ畑が連なっています。私達の醸造所は畑から約5キロほど離れた所にあります。
年間生産ボトル本数 : 12,500本

 
生産者の醸造所

 

Wine Shop WINEHOLIC