Domaine Economou Domaine Economouエコノムが入荷したときに初めて飲んで驚いた!まだまだギリシャには凄い作り手がいる。
2006年は濃密でエキスがぎゅっと詰まった感じで味わいが実に素晴らしい。そして1998年は古酒のような面持ちで最近ではあまり出会えないような姿のワインになっている。1998年でこのような姿になっていることを考えるとブルゴーニュやボルドーに比べると早熟なのかもしれないが、それでもここまでの姿を見せてくれるとは驚きだ。
Domaine Economou Domaine Economouエコノムが入荷したときに初めて飲んで驚いた!まだまだギリシャには凄い作り手がいる。
2006年は濃密でエキスがぎゅっと詰まった感じで味わいが実に素晴らしい。そして1998年は古酒のような面持ちで最近ではあまり出会えないような姿のワインになっている。1998年でこのような姿になっていることを考えるとブルゴーニュやボルドーに比べると早熟なのかもしれないが、それでもここまでの姿を見せてくれるとは驚きだ。
Domaine Economou Domaine Economouエコノムが入荷したときに初めて飲んで驚いた!まだまだギリシャには凄い作り手がいる。
2006年は濃密でエキスがぎゅっと詰まった感じで味わいが実に素晴らしい。そして1998年は古酒のような面持ちで最近ではあまり出会えないような姿のワインになっている。1998年でこのような姿になっていることを考えるとブルゴーニュやボルドーに比べると早熟なのかもしれないが、それでもここまでの姿を見せてくれるとは驚きだ。
エコノムが入荷したときに初めて飲んで驚いた!まだまだギリシャには凄い作り手がいる。
2006年は濃密でエキスがぎゅっと詰まった感じで味わいが実に素晴らしい。そして1998年は古酒のような面持ちで最近ではあまり出会えないような姿のワインになっている。1998年でこのような姿になっていることを考えるとブルゴーニュやボルドーに比べると早熟なのかもしれないが、それでもここまでの姿を見せてくれるとは驚きだ。

Sold Out

Sitia "Antigone" 2004
シーティア "アンティゴネ" 2004
位置:標高650m
土壌:粘土質石灰岩
ステンレスタンクで10日間マセレーション。熟成は還元的な性質であるステンレスタンクと酸化的な性質である木製樽を交互に段階を分けて使い、10年~15年熟成を行う。
今までリリースされてきたシーティアと同じように醸造されているが、醸造時のミクロな違い、熟成状態によって、よりストラクチャーや複雑なアロマを持ったものを、さらに長期間熟成させて、上級キュヴェとしてリリース。2004年初リリース。既に完全に飲み頃を迎えている。あらゆるものを越境しているワイン。ぜひ一度は飲んでいただきたい1本。
AOC Sitia 2004

Sold Out

AOC Sitia 2004
シーティア [2004]
品種:リアティコ80%(樹齢50年のフラン・ド・ピエ)、
マンディラリア20%
区画:AOCゾーンの南方に位置するズィロス村の周り、標高600メートルに位置する
収穫:24hl/ha 
密植度:3,300株/ha (ゴブレ式) 
醸造:伝統的な赤ワイン醸造。2週間のマセレーション、4ヶ月のアルコール発酵。2000年はマロラ
クティック醗酵。 
熟成:バリックで24ヶ月、ビン詰め後6年熟成。 
濾過:軽く行なう
サーヴィス温度:15-16℃ 
ワインの特徴:優しい花、僅かにトリュフ、森の果実(野生のブラックベリー)、黒スリーズとサクランボを思わせる繊細かつ深みのある香り。
味わいはミネラルを感じさせて、個性的。オレンジ、苦いマンダリンの皮、フルーツの種の風味。流動的で軽く、上品なタンニンで至福の味わい。
料理との組合せ:エスカルゴ、鴨、子山羊と野鳥、ヒツジとフレッシュシェーヴルのチーズとの相性がよい。
Sitia 2006 (red sweet wine) (500ml)
シーティア(レッドスイートワイン) [2006] 500ml
【リアティコ100%】
 
 

ドメーヌ・エコノムとは

 
 

Domaine Economou ドメーヌ・エコノム
地域:Crète クレタ島  
地区、村:Ziros(ズィロス)村
造り手:GianniNatassa Economou ジアンニ&ナタッサ・エコノム
 

ドメーヌ解説:

ドメーヌはクレタ島の東端に位置します。ジアンニ(ギリシャ名:ヤニス)はエノロジストであり、ドメーヌの魂でもあります。彼は豊富なワイン造りの経験があります。例えばアルバではエノロジストの称号を手に、ピエモンテではCeretto(チェレット)とScavino(スカヴィーノ)のようなマエストロの指導下で働き、ドイツとボルドー(1993年という難しい年のシャトー・マルゴー)でも仕事をしました。
1994年にクレタ島へ帰郷し、家族農園を復活させました。 
 

畑:

16haの畑はZiros(ズィロス)、Katsidoni(カツィドニ)、
Etia(エティア)村に位置し、標高は600650メートルにも及びます。
主に自分たちで耕作し、平均樹齢は35年です。
絶対的に環境に敬意を払い、栽培はビオロジックです。
シチアのVQPRDVLQPRD赤白ワイン用品種としては、リアティコ、マンディラリア、ヴィラナ、
スラプサシリのような土着品種も元来栽培しています。また、様々な国際品種も栽培しています。 
 
平均年産量: 25,000本(2014年ヒアリング)
16ha所有しているが、実際ワインを造っているのは9haのみとなります。
土壌(赤ワイン):シスト、石灰石の沖積土、フリッシュ(砂岩と泥岩の互層) ※phは酸性 
 
品種:
赤ワイン用:リアティコ、マンディラリア、コツィファリ、クシノマヴロ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、ピノ・ノワール、シラー、グルナッシュ、カリニャン
白ワイン用:ヴィラナ、スラプサシリ、シャルドネ、ヴィオニエ、ユニ・ブラン 
 
醸造法:
赤ワイン:ステンレスタンクでアルコール発酵。オーク樽で2024ヶ月熟成後、少なくとも6ヶ月間ビン内熟成。
白ワイン:ステンレスタンクでアルコール発酵。オーク樽かステンレスタンク、若しくは両方で612ヶ月間の熟成。 
 

 《クレタ島》 

 
 東西に250km南北に50km程の大きな島で、山がちで岩肌の目立つ土地には、沢山のオリーブの木が植わっていました。気候は一年中大きな温度変化は無く、気温も暖かく、1月にもかかわらず、日中は半袖で過ごせました。また、夏もそこまでの気温上昇は無く、30度後半になることは、稀だそうです。海岸沿いにある街から少し離れると、10kmもしないうちに山地に入り、ぐっと気温は下がります。山地は東西に伸びていて、東部、中部、西部、それぞれの最高峰は2300m前後。意外にも沢山の雪が積もっていて、スキー場もありました。

 
 街の外から山の中部にかけての道路沿いでは、見えるところはほとんどオリーブの木が植えられていて、どこにいっても労働者たちがオリーブ狩りをしていました。他の地域ではたいてい12月頃までには、オリーブ狩りは終わらせるそうですが、気温があまり高くならないことから、オリーブの実の熟すのが他の地域よりも遅いそうです。そのため、実が樹上により長い間あり、風雨にさらされ、悪い実はふるいにかけられるので、クレタのオリーブオイルは上質なのだとか。
 
 また山の上のほうにいくと、野生のハーブの香りがとても強く香ってきます。現地の人によると、春から夏は、 香りで眩暈がするくらいだそうです。タイムもオレガノもローズマリーも、それからクレタ島でよく飲まれるらしいハーブティー用のハーブも、手にとって擦ってみると、とても鮮烈な香りがしました。また車で山を登ると、道路を作るために削られた斜面の色が、100mおきに変わっていき、地層のうねっている様子がよく分かりました。大昔に海の底に沈んでいたらしく、貝などの化石も簡単に見つかり、土地の多様性が感じられます。 
 

 《ドメーヌ・エコノム》 

 クレタ島の東部、シティアに住む当主のヤニス・エコノムーは、フランス/イタリア/ドイツでワイン醸造を学び、家族ゆかりの地であるシティアでワイン醸造を始めました。彼によると、クレタ島では昔からほぼ全ての家庭が、ブドウ畑やオリーブ園、その他農作物の畑を持っていて、彼の家庭でもブドウ畑を昔から持っていたそうです。
 
 ヤニスは醸造家であるとともに、優秀な経営者であり、ワイナリーの経営だけでなく、オリーブオイルの圧搾場、その後の処理施設などの、地域の主要な農産業に関わる施設も経営しています。使われなくなった、農機具や醸造機械を引き取り、手入れをし、販売したり時にはただであげてしまったり。地元の人との取引は、ほぼ物々交換(ワインやオリーブオイルを含む)や、労働力の交換でやり取りをしていて、どこに行っても、ヤニスヤニスと声をかけられ、地元の名士という感じでした。会話も大好きで、彼の経営観、クレタ島の素晴らしさを語りだすと止まりません。一流のワイナリーで修行をし、一流の理解力あふれる顧客のみと取引をし、価格交渉には応じない。それもこれも、全てクレタの恩恵あってこそ、そしてそれに絶対の自信があってこそ、なのです。 
 
 ワイナリーと畑はシティアの街から、南に20kmほど山に入ったところにあり、標高は600m。山の上の開けた台地にあり、風が強く吹いていました。フィロキセラの被害の無い土地で自根ブドウを栽培し、強く吹く風、夏にも暑くなりすぎない気温のおかげで、ほとんど手間のかからない栽培環境が整っている、と胸を張っていました。ワイナリーでの作業もとてもシンプルで、醸造からビン詰めまで亜硫酸の添加はゼロです。ワイナリーの中は夏でも十分に涼しいほどで、醸造用のタンクも冷却装置の無いシンプルなものでした。またビン詰めの前のアッサンブラージュを見せてくれたのですが、5%にも満たない量の少し性格の違うワインを混ぜるだけで、元のワインの性格がガラッと変わり、複雑さが増すのには驚きました。タンクや樽を外に置き、変化の大きな環境にさらしたワイン、 同じワインの樽違いなどのアッサンブラージュを試させてくれたので、とても勉強になりました。そして説明をしてくれた後では、こんなことが可能なのはクレタの特異な環境あってこそだ、と毎回締められるのでした。

 

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