理想的なドルチェットの世界

San Fereolo サン・フェレオーロ

 
 
 
 
 
「ドルチェットにこれほど愛情と情熱を注いだ造り手は、彼女をおいて他にいるだろうか?」そう言っても決して過言ではない、ドルチェットを最大表現する
造り手。ピエモンテ、ドリアーニ北部非常に高いドリアーニらしさと、モンフォルテ顔負けの強烈な石灰質をもつサンフェレオーロの畑。70年を越える樹齢、樹ごとの個性を生かしつつも、樹上にて限界まで成熟させる彼女の栽培哲学。一切妥協のない探求心と柔軟な表現力を持つ造り手。醸造においても追及は変わらず、果皮・種子の持つ要素をすべて引き出したドルチェット。強いエキスとタンニンは、ピエモンテ伝統の大樽にて長い年月をかけて造り上げる。彼女の120%の表現ともいえるドリアーニ、サンフェレオーロにおいては、リリースまでに6~7年もの歳月を費やすという徹底ぶり。こうして生まれる圧倒的な存在感を持ったドルチェット。凄まじい果実の凝縮でありながら、驚くほどの繊細な香り。柔らかさを持ったタンニンと酸ながら、しっかりとワインを支えるに十分なバランス。これほどの質感をもったドルチェットは、他に出会ったことがありません!
サン・フェレオーロ サン・フェレオーロ1 サン・フェレオーロ2 サン・フェレオーロ3
Il Provinciale”Langhe Nebbiolo 2014
イル プロヴィンチァーレ” ランゲ ネッビオーロ 2014
ネッビオーロ、樹齢40年。果皮と共に3週間以上、開放式の木樽にて緩やかに醗酵が始まるのを待つ。圧搾後、大樽にて24か月、ボトル詰め後24か月の熟成。ニコレッタの愛するピエモンテ、古き良きバローロへのオマージュともいえるワイン。

Sold Out

La Lupa Rose 2018
ラ・ルーパ・ロザート 2018
ドルチェット90%、トラミネール アロマティコ10%。
ドルチェットは収穫後、直接圧搾し果汁のみの状態で醗酵。トラミネールは完熟したものを果皮と共に約2週間醗酵したものをアッサンブラージュ。ドルチェットの果実的な柔らかさと、トラミネールの強いアロマと香り、個性的でありながらシンプルに楽しめる、楽しむべきワイン。
Coste di Riavolo 2015
コステ・ディ・リアーヴォロ 2015
リースリングは果皮とともに1週間、野生酵母による醗酵。遅く収穫したトラミネールは直接プレスしてリースリングの樽に加える。圧搾後そのまま木樽にて12カ月熟成。瓶内で24カ月以上の熟成期間をとる。年々リースリングが減っているため、トラミネールの個性を感じる。

Sold Out

Bianco “Un Viaggio in Giorgia”2013
ビアンコ “ウン ヴィアッジョ イン ジョルジア” 2013
リースリング、樹齢20年。完熟したリースリングのみを選別。500Lの開放式の木樽で果皮とともに醗酵を始める。発行の進行具合を確認しながら8か月の熟成(途中徐々に果皮を取り除く)。圧搾後、木樽にて24か月、ボトル詰め後36か月の熟成。ニコレッタがジョージアで体験したことから生まれた、白ブドウの果皮浸漬によって造られたワイン。
Dogliani”Sanfereolo” 2012
ドリアーニ “サンフェレオーロ” 2012
ドルチェット、樹齢50~70年。選抜されていない様々なドルチェットのクローンが残る、ピエディ フランコ(自根)の畑を含む。完熟した果実、開放式の大樽にて40日、果皮とともに醗酵。圧搾後大樽にて約2年間の熟成。ボトル詰め後約5年以上。7年を費やしリリースされる唯一無二のドルチェット。
1593 Langhe Rosso 2008
1593 ミッレチンクエチェントノヴァンタトレ・ランゲ・ロッソ [2008]
 「ドリアーニに記録された、ドルチェットが醸造された最古のヴィンテージ」。サンフェレオーロの畑の中でも、もっとも古い区画(第二次大戦前に植えられた樹齢80年近いブドウ樹)、その半分以上のブドウ樹はピエディ フランコ(台木を使わずに自根にて栽培)として残っている畑。ここから選別した最高のブドウのみを収穫、醸造については当時彼女が考えていた、、、まるで伝統的なバローロの造り手のような長期間のマセレーションを行ったという、特別なドルチェット。2008は上記のアウストリ2012やサンフェレオーロ2012にみられるようにCapello Sommmersoを実験として取り入れたヴィンテージ。これまでより複雑味と繊細さ、エレガントさは数段上がっております。今までも彼女のドルチェットを飲むたびに感じてきたことですが、それ以上にこんな複雑さ、奥行きを持ったドルチェットは、今まで飲んだことがありません!驚異的な熟成を遂げたドルチェットを、徹底追及した唯一無二の表現。収穫よりなんと12年も費やしてリリースするという、ある意味常軌を逸したニコレッタ、、汗。1つのワイン、ブドウにこれほどの時間を費やす造り手が、他にどれだけ存在するでしょうか?ぜひ彼女の考え抜いたドルチェット、試していただきたいワインの一つです。
ドルチェット、樹齢70~80年。選抜されていない様々なドルチェットのクローンが残る、ピエディ フランコ(自根)の畑のみ。良年のみ単独で醸造・ボトル詰めされる特別なドルチェット。収穫後果皮と共に60日(果帽を沈めた状態で)開放式の大樽にて醗酵。大樽にて4年間、ボトル詰め後8年の熟成。特別なヴィンテージしか造られない、希少なドルチェット。

Austri Langhe Rosso 2008
アウストリ 2008
バルベーラ85%、ネッビオーロ15%、樹齢40年。サンフェレオーロの畑よりやや低い420mの畑。果皮とともに2週間、野生酵母による醗酵。大樽にて2年間熟成。ボトル詰め後5年以上熟成
サン フェレオーロ同様、トータル7年というサイクルでリリース。
Valdiva 2017
ヴァルディバ [2017]
ドルチェット、樹齢30~40年。
収穫後、除梗しステンレスタンクにて果皮とともに1週間程度、野生酵母による醗酵を促す。圧搾後、そのまま6か月熟成。ボトル詰めのあと少なくとも6か月以上の熟成期間をとる。
 
 

サン・フェレオーロとは

 
 

  一つのブドウ品種への追求、ドルチェットにこれだけの愛情を注ぎ続けた造り手は、サンフェレオーロをおいて他にいるだろうか?ドリアーニの代名詞ともいえるこのブドウを徹底的に磨き上げ、昇華させた結果、唯一無二の個性を表現した。
当主であるニコレッタ ボッカは1992年、念願であったピエモンテ、ドリアーニの土地にブドウ畑を手に入れ、栽培、醸造を開始する。畑は大きく分けて標高の高いサンフェレオーロ(500m)、少し下に位置するアウストリ(400-420m)、モンフォルテダルバにほど近い場所ながらも、標高は圧倒的に高く、砂質、シルトを多く含んだ石灰質土壌。この二つの特徴が、ドリアーニの土地らしさ、、、(ネッビオーロではなく、ドルチェットに適していることの裏付け)ともいえる。
 ルドルフ シュタイナーの人智学を学んできたニコレッタにとって、畑との関わりは当然の如く自然環境を重視したものであった。90年代より段階的に有機栽培へと移行し、2000年代初頭にはビオディナミ式の栽培に完全移行。農薬や化学肥料はもちろん、銅や硫黄についても極力使用しない栽培を徹底している。
  また、サンフェレオーロのドルチェットは平均樹齢50年を越えるものばかり(区画によっては70年位所の場所も少なくない)そして、この樹齢の古いドルチェットは、現在のように量産化、画一化されたクローンではなく、古くよりドリアーニに残るクローン(セレクションマッサールによるもの)であり、プロヴィナージュやピエディ フランコ(自根)のまま残る樹も少なくはないという事実。結果的に、一般的なドルチェットの特徴と異なり、結実する粒は小さく、果皮も厚い、なんとも個性を持ったドルチェット。収穫する時期も周囲とは1か月以上遅く10月末、年によっては11月に至ることも少なくない。
 一般的にネッビオーロに比べ成熟が早く、収穫が早いと言われるドルチェット。「どのような環境でも栽培できる」、「タンニンが少なく、酸も弱い」、「決して偉大なワインは造られない」、、、そうしたイメージが付きまとうのも事実。しかしながら、「ドルチェットの果皮は、タンニンをほとんど持っていない。しかし決して少ないわけではないの。ドルチェットのすべての要素は果皮ではなく種子にある。」そう話すニコレッタ。
ニコレッタにとっての完熟は、果皮でも果実の糖度でもない。果実としての本来の役割ともいえる「種子の熟成」こそが最大限の目的。よって収穫を決めるのは種子が完熟するかどうか、、、それを目指した結果、収穫時期は遅くなり、樹上にて進む熟成、、、。果実はしぼみ脱水まで始まるほどの熟度に達したドルチェットの光景は、錚々たるものである。
  醸造においては、ピエモンテの伝統とも呼べるクラシックかつ、時間を費やした醸造方法を徹底している。除梗した果実を開放式の大樽にて、約3週間のマセレーション(果皮浸漬)を行う。当然のことながら酵母添加や温度管理を行わず野生酵母による醗酵を促す。

圧搾後大樽にて約2年間の熟成、適宜オリ引きを行った後にボトル詰め。最低でも12か月以上の熟成期間を取ったのちにリリースされる。とはいうものの、現時点で6~7年のという長いサイクルでリリースをしているニコレッタ。 高次元まで凝縮した果実と、種子からゆっくり抽出されたタンニン。完成するまでにはやはり相応の年月が必要であることを誰よりも考えている。こうして生まれる圧倒的な存在感を持ったドルチェット。当然のことながら収穫量は恐ろしく少ない。現在8haの畑からわずか15000~20000本しか造られない。凄まじい果実の凝縮でありながら、驚くほどの繊細な香り。決して強く感じないタンニンと酸。しかし、しっかりとワインを支えるに十分なバランス。これほどの質感を見せるドルチェットが、他に存在するだろうか。そして、もう一つの魅力として、ヴィンテージごとの違いや変化についても興味深い。現在リリースする最も新しい2008は、寒さを感じるヴィンテージ。毎年最大限の熟成を経たものしか使われないため、果実的な熟度の高さは変わらないものの、酸がより鋭角に表現されている。よって、なんとも繊細さと美しさ、偉大さを感じるヴィンテージ。また、なんとも素晴らしい収穫に恵まれた2004は、ワインにも同様のバランス感、そして完成された美しさを持っている。そして2001、ドルチェットというブドウで、これほど長い期間経過しているにも関わらず、全くもって崩れることのない完成美。改めてドリアーニという土地の凄味を感じるワイン。そして同様に、こうしたワインをしっかりと保管しているニコレッタの素晴らしさについても心から感謝したい。
そしてヴァルディバは、追求し尽したサンフェレオーロとは対照的に、相反する率直さを表現。ドルチェットの持つ素直な果実味、日常的な楽しみを持ったワイン。それでいて、ドリアーニの持つ繊細さをも十分に表現している。
また、唯一造られているビアンコ、コステ ディ リアーヴォロは、ニコレッタの楽しみが垣間見られるワインでもある。
リースリングとトラミネルという個性的な組み合わせでありながら、果と共に醗酵したリースリングの持つ圧倒的な個性と、トラミネルの濃密さ、個性的でありながら他では決して味わえないすばらしさを見せてくれる。
ドルチェットという固定概念を超越した彼女のドルチェット。強烈な個性を持ちながらも、決して特殊ではない純粋さを持った彼女のワイン。果実の個性と魅力を最大現表現した唯一無二のワインといっても過言ではないだろう。

 

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