地域:Tras Os Montes トラズ・ウズ・モンティシュ
造り手:Frederico Machado フレデリコ・マチャド(左)
Ricardo Alves リカルド・アルヴェス(右)
HP: http://arribaswine.com/
Facebook: https://www.facebook.com/arribaswinecompany/
ワイナリー概要:
ポルトガル北東部、スペイン国境に近いベンポスタ村に、フレデリコとリカルドの二人組が設立。両人とも旧世界、新世界を問わず多くの地域でワイン醸造を経験するのと同時進行で、情熱を注ぎこむ地を探していた。リカルドはトラズ・ウズ・モンティシュの出身で、そしてフレデリコの祖父母も同地域のベンポスタ村の出身で、2人にとってゆかりの地ではあるのだが、村周辺に広がる畑の写真を見た瞬間に、そのファインワイン生産をする上でのポテンシャルを2人は見抜いていた。
2017年初醸造のワインは「サロト」と名付けた。それは「しっぽを切り落とされた動物を意味する現地での呼び名」であるが、トカゲは再生能力の象徴でもあり、そのポテンシャルを認識されぬまま、消え去りそうなベンポスタのワイン文化を復興させたいという意志が込められている。現在所有している2haの畑は全て赤品種と白品種が混植されており、赤ワインにも30%ほど白品種が混醸される。
アリバス・ワイン・カンパニーの生産地地域は、トラズ・ウズ・モンティシュ地域のサブリージョンである、プラナルト・ミランデスに区分される。しかしドウロ川中流の、ポルトガルとスペインの国境を成すエリアは、スペイン側ではアリベス・デル・ドゥエロ(DOアリベス)と呼ばれ、自然公園として保護されている。そしてドウロ川を挟んだポルトガル側のベンポスタ村周辺も、気候や土壌、畑の環境において、DOCトラズ・ウズ・モンティシュよりも、DOアリベスによりつながりを感じることから、アリバスの名を冠するワイナリー名をつけた。