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アルローは以前ル・テロワールがキュヴェ・スペシャーレというかなり厳選したワインのみを詰めたシリーズがあり、それで初めて日本に紹介されたのだ。
驚くほど素晴らしい酒質に驚いたが、現在は醸造をマスターした息子が、ドメーヌ物としてワインを造っている。
Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Blanchards 2013
モレ・サン・ドニプルミエ・クリュ・レ・ブランシャルド [2013]
【ピノ・ノワール100%】
Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Ruchots 2013

Sold Out

Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Ruchots 2013
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・レ・リュショ [2013]
【ピノ・ノワール100%】
Morey-Saint-Denis Premier Cru Aux Chezeaux 2013
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・オー・シェゾー [2013]
【ピノ・ノワール100%】

Chambolle-Musigny Premier Cru Les Chatelots 2013
シャンボール・ミュジニー ・プルミエ・クリュ・レ・シャテロ [2013]
【ピノ・ノワール100%】
 
 

ドメーヌ・アルローとは

 
 

現在はキュヴェ・スペシャーレのように良いワインだけを詰めた訳ではないので酒質自体は以前と違うのだが、それでもブルゴーニュの生産者の中では注目したい存在であることに変わりはない。
ブルゴーニュ・ルージュであるロンスィーブは、比較的早くから開きかなりレベルの高さを感じさせる。
私は個人的にここのワインは1級畑までで良いと思っている。開いてきたときの見事な美味しさはコストパフォーマンスの高さと相まってブルゴーニュ好きを喜ばせてくれる。
1942年ジョセフ・アルローにより蔵は創設されました。
現在は2代目のエルヴェと3代目の息子のシプリアンとロメインで15へクタールの畑で葡萄を栽培醸造しています。
ドメーヌはモレ・サン・ドニに位置するが、ニュイ・サン・ジョルジュにも14世紀からのカーヴを持ち、現在ではオールド・ヴィンテージのストック用としています。
1998年よりニュージーランドと南アフリカでシャルドネとピノ・ノワールのワイン造りを修行してきたシプリアンの参加によって、畑仕事は全てリュット・レゾネとなり、殺虫剤、除草剤の使用は一切使用していません。
2004年からすべての畑においてビオを実践しています。

 
2005年よりブルティーユ・アルローが兄弟の仕事に参加、馬を使った耕作を蔵で始めることになり、彼女の仕事によりドメーヌ・アルローの大部分の畑が馬による耕作畑となりました。
シプリアン(Cyprien)が2000年に醸造責任者になり、果実味がより豊かで、尚かつエレガントさに磨きが掛かってきました。
彼はいろいろなところでのスタジエ(ワイン造りの助手)を経てドメーヌに戻ってきました。
早速グリーン・ハーベスト(実の熟す前に摘果してしまうこと)を積極的に行ったり、果実の実った段階であまり良くない樹を畑から抜いて果実の品質を安定させるなど、質の高いワイン造りに積極的に取り組んでいます。
所有している葡萄の樹齢は平均的に古く35年~50年です。そして収穫量もかなり制限していて、単なるブルゴーニュ・ルージュでも35hl/haです。
村名のAOCのものは30hl/ha、一級は28hl/ha,そして特級は25hl/haにして凝縮した葡萄からテロワールが反映されたワインを醸造しています。

【醸造】
除梗は100%行い、マセラシオンを15~20日間で自然酵母のみを使用しデブルバージュ(前清澄・発酵前の果モロミの澱引き--不溶成分を沈殿させて上澄みだけ発酵させること)は行わずに発酵させ、18ヶ月樽内熟成をさせます。
コラージュとフィルターはしないで瓶詰めをします。
【新樽使用率】 村名:20~30% 1er cru : 30?50% Grand cru : 50~
100%
 
アルロー・ペール・エ・フィス、私が初めてであったのはもうすでに10数年前
現ラシーヌの前身であるル・テロワールが輸入したバレル・セレクションが
はじめです。

この当時葡萄栽培家だったアルローがバレル・セレクションに参加することで
醸造やワインを造る技術を習得しながら、優れた葡萄のみで極まったワインを
造り出すという試みでした。そうやって造られたワインは私が目を輝かせるほど
素晴らしいワインだったのです。
その後アルローはバレル・セレクションを離れ自分たちでワインを造り始めます。
葡萄の選別を以前のように厳しくしいらない葡萄は売りに出すようなことをせずに
全てドメーヌで造ったことによってワインはバレル・セレクションとは比較にならない
姿でした。その後私は彼らのワインを買うことがありませんでしたが2004年前後から
ヴィノラムが輸入をはじめ、独立当初からはかけ離れたようなワインになっていることに
気がついたのです。そして現在どのような変化が起きているのか?
2006年前後は熟成の力を借りることが必要でした。しかし熟成することによって
かなり良くなったのです。
2009年以降のワインは全然違います。驚くほど素晴らしい酒質になり今では
ブルゴーニュトップクラスの酒質です。新樽を使ったような化粧っ気の強い
インパクト系ではなく、かといって自然派色の強さを感じるようなワインでも
ありません。完成度の高い質感の高いワイン。そして熟成の可能性もあるワインです。
過去の変遷が故にアルローのワインは疑心暗鬼で見られる傾向もあります。
まさに私もヴィノラムが輸入していなかったらそのようにみていたことは確かです。
しかし多少なりとも可能性と魅力を感じていた私はたまたま彼らを見続けていたのです。
先日2010年のモレ・サン・ドニを開けてみましたが、酒質の素晴らしさ、魅力的な個性
どれをとっても今ブルゴーニュのトップクラスのワインであることは確かです。
ただここのドメーヌで一つだけ気をつけることがあります。新ヴィンテージで
出荷されるワインは問題ないのですが、バック・ヴィンテージのワインは状態の
問題があるのです。実際に見に行っていないので何とも言えませんが、過去のヴィンテージ
の一部のワインに何かがあったのか、それとも保管しているセラーになにがしか
問題があるのかもしれません。そのうち判明するでしょうが、それ以外は
全く問題がありません。
今、アルローを完全に見直す時期が来ています。バレル・セレクション以来の
新しい姿での復活です。

 

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