アンリ・ジャイエの後継者

Emmanuel Rouget
エマニュエル・ルジェ

 
 

 

 
 
エマニュエル・ルジェは神聖化されたあのアンリ・ジャイエの孫で子供のいなかった彼の後継者として1987年にドメーヌを引き継ぎます。ジャイエと一緒にワイン作りを行っていた数年はジャイエ的ニュアンスが強かったのですが、ドメーヌを実家に移転したときから徐々に姿を変えていきます。アンリ・ジャイエは引退後も2001年まで自宅でワイン作りを行なっていました。ルジェは実験的にいろいろな作りを試してはいますが、基本はアンリ・ジャイエの作りと変わらない作りをしています。彼のワインの中でエシェゾーに関しては区画的な問題もあるようでグラン・クリュといえどもほかのワインほど魅力がありませんでしたが、ルシアン・ジャイエが亡くなったとにその畑を引き継いだためにそのすばらしい区画のワインが加わることによりすばらしい姿に変わっています。クロ・パラントというグラン・クリュにも勝る畑を筆頭に村名、アリゴテまで隙のない魅力的な味わいはルーミエに次ぐ人気者。 
もともとルジェは電話がつながらず、頻繁に電話番号を変えるので連絡が取りにくい作り手で有名でしたが最近はニコラのおかげでその状況も変わってきています。最新のヴィンテージ2013年を試飲しましたが、パステゥグラン、アリゴテでさえもすばらしい美味しさで吃驚!アンリ・ジャイエの後継者としてプレッシャーも多かったでしょうが、そろそろエマニュエル・ルジェとしてのブルゴーニュを代表する作り手として見事な存在感を示し始めています。
 
今後は本店のみでの扱いとなります。
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Rouget Pere et Fils  / Cremant de Bourgogne

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Cremant de Bourgogne
クレマン・ド・ブルゴーニュ
シャルドネ種60%、アリゴテ種40%。フラジェ エシェゾー村に隣接するジリィ レ シトー村にある「Les Genevrays(レ ジュヌヴレイ)」という粘土泥灰質土壌の区画に広さ0.32haほどの畑があり、樹齢は約50年になります。2014年まではブルゴーニュ アリゴテとして瓶詰していましたが、2015年からクレマン ド ブルゴーニュとして醸造するようになりました。シャンパーニュ地方と同じ「méthode traditionelle」方式で約15ヵ月間瓶内熟成をさせています。

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Haut Cote de Beaune Blanc 2019
オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン2019
シャルドネ種40%、ピノ ブラン種40%、アリゴテ種20%。畑はサヴィニー レ ボーヌの西側に位置する「Les Caillaux(レ カイヨー)」という泥灰質土壌の区画に広さ0.95haほどの畑があり、樹齢は約35年になります。圧搾後に低温で48時間掛けて不純物除去を行った後にステンレスタンクで10日間アルコール醗酵を行います。熟成はステンレスタンクと樫樽で10~12ヵ月行われますが、新樽率は多くても10%までに留めています。豊かなミネラルと澱上熟成の旨味、一部樽熟成による肉厚さも感じられる上品な味わいのワインです。

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Cote de Nuits-Villages 2018
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ [2018]
ピノ ノワール種100%。ニュイ サン ジョルジュの南に位置するコルゴロワン村の「Les Chaillots(レ シャイヨ)」という粘土石灰質の区画に畑はあり、広さ0.2haほどで樹齢は約40年です。ヴィンテージにもよりますが、新樽0~50%で熟成させており、色調は淡いですが果実味は濃く引き締まりのある筋肉質な味わいでストラクチャーもしっかりしています。

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Bourgogne Rouge 2018
ブルゴーニュ・ルージュ[2018]
ピノ ノワール種100%。色合い美しく、酸味がとても綺麗で果実味、タンニンとのバランスも素晴らしく、軽やかながらも存在感のしっかりあるワインです。マルサネとフィクサンの間にあるCOUCHEYの「LES SAMPAGNY」と「EN VARANG〓E」の区画に29aほどの畑があります。

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Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2019
ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ 2019
ピノ ノワール種100%。ニュイ サン ジョルジュの西に位置するCHAUX(ショー)という村にある「Les Chalottes(レ シャロット)」と「La Vacherotte(ラ ヴァシュロット)」という区画に畑があります。褐色の粘土質土壌で樹齢は約30年、畑の広さは0.33haほどになります。新樽は使わずに旧樽のみで熟成させています。果肉をかじったような豊かな果実味と酸味でとてもフルーティな味わいのワインです。

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Nuits-St-Georges 2018
ニュイ・サン・ジョルジュ [2018]
ピノ ノワール種100%。畑の広さは49aで「Aux Lavi〓res」の区画にあります。パワフルでボリュームがありますが、タンニンは木目細かく繊細でスパイシーな特徴のあるワインです。

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Bourgogone Aligote 2019
ブルゴーニュ・アリゴテ [2019]
アリゴテ種100%。ヴォーヌ ロマネの村名「Aux Communes」(La T〓cheの東方面)から国道74号線を越えたあたりにある「LES PASQUIERS (レ パキエ)もしくはSOUS LA VELLE (スー ラ ヴェル)」という区画に畑があり、広さは17aほどです。品種独特の果実味と酸味が良く表現されていて鉱物的なミネラルもたっぷり感じられ、飲み心地が良くスッキリしていながらも厚みのあるワインです。

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Vosne Romanee 2017  1500ml
ボーヌ・ロマネ 2017  1500ml
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1.2haで「Aux Saules (オー ソール)」,「Vigneux (ヴィーニュー)」,「Les Jacquines (レ ジャッキネ)」の3区画の畑の葡萄を使用しています。骨格がしっかりしていて綺麗な酸があり、タンニンもまろやかでバランスが良いワインです。

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Vosne Romanee Cros Parantoux 2018
ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥ [2018]
ピノ ノワール種100%。この区画は総面積1.1haしかなく、生産者はメオ カミュゼとエマニュエル ルジェの2軒のみでエマニュエル ルジェが約72aを所有しています。土が殆どないほど痩せた土地に古木の葡萄がしっかりと根を伸ばしており、地中から様々なエネルギーを吸い出して葡萄に送り込んでいます。石灰岩が多い影響で鉱物的なミネラル分が豊富で素晴らしく凝縮しており、色々な要素が口の中で滑らかに、しかし爆発的に広がっていきます。

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Bourgogne Passetougrain 2019
ブルゴーニュ・パステゥグラン [2019]
ピノ ノワール種とガメ種が2:1の割合で造られるワインで、ピノ ノワールの繊細さと酸味、ガメの力強さと果実味が見事なバランスで調和しています。収穫した葡萄を選別し、同じ醗酵タンクに2つの品種を入れて一緒に醗酵させて造られます。

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Nuits-St-Georges 2018   1500ml
ニュイ・サン・ジョルジュ [2018]  1500ml
ピノ ノワール種100%。畑の広さは49aで「Aux Lavi〓res」の区画にあります。パワフルでボリュームがありますが、タンニンは木目細かく繊細でスパイシーな特徴のあるワインです。

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Echezeaux 2017  1500ml
エシェゾー [2017] 1500ml
ピノ ノワール種100%。「Les Treux」と「Les Crouts(もしくはVignes Blanches)」という区画に畑があり、広さは1.4haほどになります。凝縮していてボリュームがあるにも関わらず、冷たい北風が入り込む影響で非常に透明感があり、肉厚ながらもエレガントで余韻の長いワインです。新樽100%で熟成させています。

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Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2019
ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ 2019
ピノ ブラン種100%。ヴォーヌ ロマネ村の西に位置する「Aux Herbues(オー ゼルブ)」という泥灰質土壌の区画に畑があり、広さは0.14haほどで樹齢約35年になります。ステンレスタンクで約10日間かけてアルコール醗酵をさせた後、新樽、1年樽、ステンレスタンクに分けて熟成、瓶詰前にアサンブラージュします。葡萄品種由来の肉厚さ、エキゾチックフルーツのようなアロマがあり、柑橘系の果実味が豊かなワインです。

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Chorey les Beaune 2018
ショレ・レ・ボーヌ [2018]
ピノ ノワール種100%。粘土質土壌の「La Maladérotte(ラ マラデロット)」の区画に広さ0.25haほどの畑があり、樹齢は約35年になります。熟成に使われる新樽の比率は多くても30%までと少し低めになっています。チャーミングな果実味と酸味が楽しめる飲みやすい味わいのワインです。

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Echezeaux 2018
エシェゾー [2018]
ピノ ノワール種100%。「Les Treux」と「Les Crouts(もしくはVignes Blanches)」という区画に畑があり、広さは1.4haほどになります。凝縮していてボリュームがあるにも関わらず、冷たい北風が入り込む影響で非常に透明感があり、肉厚ながらもエレガントで余韻の長いワインです。新樽100%で熟成させています。

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Vosne Romanee 2018
ボーヌ・ロマネ 2018
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1.2haで「Aux Saules (オー ソール)」,「Vigneux (ヴィーニュー)」,「Les Jacquines (レ ジャッキネ)」の3区画の畑の葡萄を使用しています。骨格がしっかりしていて綺麗な酸があり、タンニンもまろやかでバランスが良いワインです。

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Ladoix 2018
ラドワ [2018]
シャルドネ100%。村名区画のレ・マドヌと・ラ・ヴィーニュ・アダンの葡萄を購入して自社の白ワインと同じように醸造しています。南東向きの粘土質土壌で樹齢は約15年。新樽30%で14ヶ月樽熟させています。

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Ladoix Premier Cru les Grechons 2018
ラドワ・プルミエ・クリュ・レ・グレション [2018]
シャルドネ100%。1級区画のレ・グレションはシャルドネなら1級、ピノ・ノワールなら村名になる特殊な区画。こちらも買い葡萄で同じように醸造しています。南東向きの泥灰粘土質土壌で樹齢は約50年、新樽50%で14ヶ月樽熟させています。

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Vosne-Romanee Les Beaumonts 2018
ヴォーヌ・ロマネ・レ・ボーモン 2018
ピノ ノワール種100%。特級エシェゾーに隣接する石灰質土壌の 「Les Beaux Monts bas(レ ボー モン バ)」 の区画に広さ0.23haほどの畑があり、樹齢は70年ほどになります。口当たりが滑らかで、タンニンがとても繊細かつ余韻のミネラルが様々な要素を醸し出す、女性的な印象のワインです。ヴィンテージにもよりますが新樽50~100%で熟成されています。
 
 

エマニュエル・ルジェとは

 
 

生産者情報

アンリ・ジャイエとは違った境地を! 

 あのアンリ ジャイエ氏を叔父に持つエマニュエル ルジェ氏は、偉大なる叔父からワイン造りを学びました。叔父の教えを尊重し、最高品質のものを造るという姿勢のエマニュエル氏のワインは、その外見とは裏腹に非常に繊細で芸術とも言える出来上がりになっています。また、同じく叔父のジョルジュ ジャイエ氏の畑を分益小作してのワイン造りも行っています。2人のワインの違いはテロワールよりも樽の使い方にあり、畑の位置や耕作、醸造などはほぼ同じですが、ジョルジュ氏のワインは熟成に使われる樽の新樽比率がエマニュエル氏のワインよりも低いという特徴があります。また、2005年からエマニュエル氏の長男であるニコラ氏が自分のラベルでワイン造りを始め、2009年から次男のギョーム氏もワイン造りを補佐しています。
 

 葡萄栽培に関してもアンリ ジャイエ氏の哲学を受け継ぎ、葡萄は出来るだけ自然な方法で育てること、葡萄の収穫は早すぎても遅すぎてもいけないので、その年にとって適切な収穫時期を見極めること、収穫量を厳しく抑制することを心掛けています。畑仕事を重視するルジェ氏の手は荒れてゴツゴツとしていて固く、まさに農民の手です。収穫は全て手摘みで、「ピノ ノワールのワインに葡萄の梗を入れるなど考えられない」と言うエマニュエル氏は除梗を100%行っています。赤ワインはピノ ノワールのアロマと色調を引き出すため低温浸漬を行ってからコンクリートタンクで1520日間かけてアルコール醗酵を行い、20ヵ月間樽熟させてからフィルターやコラージュはせずに瓶詰されます。白ワインは圧搾後にステンレスタンクでアルコール醗酵を行い、ステンレスタンクもしくは樫樽で1012ヵ月間熟成させます。瓶詰前に軽く清澄しますがフィルターは行わないので、ヴィンテージによっては少し濁りが残ることがあります。
 

ニコラ・ルジェ

 エマニュエル ルジェ氏の長男で醸造学校で醸造を学び、
2005年からアリゴテを造り始めています。まだ20代ですが、父親のエマニュエル氏からアンリ ジャイエ氏のワイン造りを受け継ぐ者として、ニコラ氏が将来どのようなワインを造っていくのか、非常に期待ができます。
現在は全てエマニュエル・ルジェに統一され今後はニコラ・ルジェでのリリースはありません。

ジョルジュ・ジャイエ

かの高名なアンリ ジャイエ氏の兄で、エマニュエル ルジェ氏の叔父にあたる人物。
アンリ氏よりも早くに亡くなっていて、現在はジョルジュ氏の娘が畑を所有し、エマニュエル氏がメタヤージュをして畑作業、醸造、熟成すべてを自分のワインと同じように行っています。
エマニュエル ルジェのワインとの違いは樽の使い方にあり、こちらのほうが新樽率が低めになっています。
Nuits-Saint-Georges 2018
ニュイ・サン・ジョルジュ [2018]
ピノ ノワール種100%。畑の広さは0.13haでエマニュエル ルジェ氏の区画と同じ「Aux Lavières(オー ラヴィエール)」の区画にあります。パワフルでボリュームがありますが、タンニンは木目細かく繊細でスパイシーな特徴のあるワインです。
Echezeaux 2018
エシェゾー [2018]
ピノ ノワール種100%。エマニュエル ルジェ氏の区画と同じ「Les Treux(レ トルー)」と「Les Crouts(レ クルー)もしくはVignes Blanches(ヴィーニュ ブランシュ)」という区画に畑があり、0.64haほどの広さになります。エマニュエル氏のワインより色調が濃く、酸味や果実味、タンニンも力強くて凝縮感があります。

 

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