ドニ・モルテは1991年に父の後を引き継ぎます。アンリ・ジャイエから教えを請いブルゴーニュのトップ生産者として名を高めました。畑を重視しワインは葡萄からできることを改めて感じさせてくれます。
2005年突然の父の悲報。息子のアルノーが2006年からこのドメーヌを引き継ぎます。
ジェヴレ・シャンベルタンにおいて最高の造り手の一人と言われたドニ・モルテの後を引き継いだアルノーは栽培方法はそのままに父よりも抽出を弱めにし、新樽比率も減らすことによって更にエレガントな方向性を求めている。
11hの畑を所有するモルテは、ブルゴーニュでもかなり高い比率の古木を所有し、長年の有機栽培は環境的にも素晴らしい。今後どのようなワインを造り続けるのか、非常に興味深いところだが既に高い評価を得、ブルゴーニュのトップドメーヌとして更に高見を目指しているところだ。