1901年、ジュヴレ·シャンベルタン村で創業。1989年にドミニク氏がドメーヌを継ぎ、元詰めを始めました。現在約4haを所有する小規模生産者です。
ドミニク氏はジュヴレ·シャンベルタン村栽培家組合の会長を務めていたこともあり、その人柄や人望がうかがえます。また、元シェフの経歴を持つことは広く知られており、ドメーヌを継ぐ前はディジョンでレストランを経営していました。実際、販売先の多くは自国フランスをはじめ、世界各国のレストランです。食事に寄り添う彼のワインはギッド·アシェットやラ·ルヴュ·ド·ヴァン·ド·フランスなど各種の評価本でも非常に高い掲載実績を得ています。
所有する4haの内訳は、ブルゴーニュ0.5ha/ジュヴレ·シャンベルタン2.2ha/ジュヴレ·シャンベルタン·プルミエ·クリュ1ha/シャルム·シャンベルタン0.3ha。ドメーヌの特徴としてブドウ樹齢の高さを挙げているとおりいずれの畑もヴィエイユ·ヴィーニュで、シャルム·シャンベルタンに至ってはほぼ100年です。
栽培はリュット·レゾネ。本当に必要なときにのみ化学薬品を使用する農法ですが、ドメーヌでは実際殺虫剤や除草剤は全く使用せず、肥料さえも撒いていません。小規模だからこそ畑のすみずみまで常に目が行き届き、たとえ天候が優れず畑の状況に不安が生じてもすぐさま適切な対応が取れている証とも言えるでしょう。
手摘みで収穫、選果作業を経てステンレスタンクで数日の低温マセラシオンの後天然酵母のみで一次発酵します。二次発酵は木樽で行います。エルヴァージュは年度にもよりますが15~18か月間です。