シャトー ライヤはシャトーヌフ デュ パプの町から車で10分ほどの所にあり、農道を奥深くまで進んだ所に醸造所が建てられています。醸造所内は薄暗く、2階への木製の階段は崩れかけており、何十年も使い続けている樽が並んでいます。約10haの葡萄畑は人里離れた森の中に位置し、御当地名物の大きな円礫が見当たらない痩せた砂地で育つ葡萄からはとても繊細な味わいのワインが出来上がります。白葡萄はグルナッシュ ブラン種とカリニャン種、赤葡萄はグルナッシュ種が植えられています。
シャトー ド フォンサレットはオランジュの町の北のラグランド パレオル村にあり、約10haの畑に植えられている葡萄品種は白はグルナッシュ ブラン種、クレーレット種、マルサンヌ種、赤はグルナッシュ種、サンソー種、シラー種でワイン造りはシャトー ライヤの醸造所で行われます。
CHATEAUNEUF-DU-PAPE ROUGE [CHATEAU RAYAS]
グルナッシュ種100%。小石が多くて日当たりの良い畑、砂質と粘土質が混ざって古木の多い畑、グルナッシュと相性の良い砂質の畑の3つがあり、それぞれ別々に醸造されて最終的にアサンブラージュされます。野性的な味わいながらも繊細さを損なわず、威風堂々とした、正に教皇のごとき風格を持つワインです。
CHATEAUNEUF-DU-PAPE BLANC [CHATEAU RAYAS]
グルナッシュ ブラン種50%、クレーレット種50%。グルナッシュ ブランの繊細さ、クレーレットの肉厚さがお互いを引き立て合っています。
CHATEAUNEUF-DU-PAPE ROUGE [PIGNAN]
グルナッシュ種100%。石が多く散らばる畑からは、イチゴのような香りを持つ、酸味のしっかりしたスパイシーなワインが生まれます。
COTES DU RHONE
シラー種100%。小石混じりの粘土質土壌の畑と砂質土壌の畑があり、それぞれ別々に醸造してからアサンブラージュします。色調がとても綺麗で、深みのあるスパイシーな味わいのワインです。
COTES DU RHONE ROUGE [CHATEAU DE FONSALETTE]
グルナッシュ種50%、サンソー種35%、シラー種15%。グルナッシュの骨格を基調にサンソーのフルーティさと繊細さ、シラーの色調とスパイシーさが絶妙なバランスでアサンブラージュされています。
COTES DU RHONE BLANC [CHATEAU DE FONSALETTE]
グルナッシュ ブラン種87%、マルサンヌ種8%、クレーレット種5%。果実味豊かで綺麗な酸がありグルナッシュ ブランの繊細さが良く出ています。