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南アフリカ・ワインメイカーのサラブレッド、ピーター・アラン・フィンレイソン氏によって2007年、ウォーカーベイのヘルマナス地方、へメル・アン・アルド地区に設立されたワイナリーで、現在はボット・リヴァー地区にある彼の妻の実家が経営するワイナリー 「ガブリエルスクルーフ」に拠点を置いています。
彼の実家は同じくボット・リヴァー地区にある「ブシャール・フィンレイソン」で、この地域にピノ・ノワールとシャルドネを最初に植えた、云わばパイオニア的存在の生産者で、彼はその第3世代です。
実家のワイナリーでキャリアをスタートさせましたが、新境地を見出すべく独立し、伝統を踏まえながらも天賦の才による革新的なアプローチを用いて、2008年に初リリースを迎えました。そのファーストヴィンテージは瞬く間に南アフリカ国内でひっぱりだことなり、以来、品質をさらに上げながら徐々に生産量を増やしてきました。現在では年産量は3万本強ありますが、南アフリカ国内だけでなく、世界中ののトップレストランやワインショップ全てにおいて数量限定の入荷で、超入手困難なファン垂涎のカリスマワインを生み出しています。
ピーター・アラン・フィンレイソン氏は「素晴らしいワインは醸造所ではなく畑で造られる」という信条を持っており、その思いを共有できるブドウ栽培農家と契約しています。自らも頻繁に畑に足を運び栽培に携わっていますが、彼は単に「ワインメイカー/醸造家」として留まることはせず、「ブドウを購入し、卓越した技術を用いて良いワインを造る」という彼ならではの活動によって、地域の流通や雇用を促進し、経済を動かしていくという広い視野を持っています。
契約する全ての畑は、夏場でも最高気温が24~25℃ほどまでしか上がらない南アフリカでは最も冷涼な地区にあり、またそれぞれが個性的な土壌を持っており、非常に手間をかけて栽培されています。特にシングル・ヴィンヤードのキュヴェに用いるブドウ樹は、成長過程において果房の付き加減を厳密且つ適切に調整しており、自然と収穫量が低く抑えられています。ピノ・ノワールの収穫量は14~21hl/ha。ブルゴーニュででもこのような低収穫はドメーヌ・ルロワだけだ。
ピーター・アラン・フィンレイソン氏は、「ワイン造りはブドウの樹から生まれたものをそのまま仕込むのであり、あらかじめ設定されたレベルを目指して加工するような造り方はしない」という確固たる哲学に基づいてワイン造りをしています。
もちろん収穫は全て手摘みで行われ、醸造においては野生酵母による自然発酵を行い、可能な限り不干渉主義を貫きます。
シャルドネは全房をプレスし、瓶詰まで11カ月間そのままにしておきます。
ピノ・ノワールは小さなステンレスのタンクで発酵され、ヴィンテージ毎に全房、除梗の判断が異なります。熟成に使用するのは厳選したブルゴーニュにある1か所の樽業者から購入したフレンチオーク樽で、貯蔵セラーにて11~16か月間寝かせられます。
全てのキュヴェにおいてSO2の使用は最低限且つ適正量に抑えられ瓶詰されます。