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 昔からニュイ・サン・ジョルジュを代表する素晴らしい作り手だ。
以前は気むずかしく飲み頃が難しい部分がある作り手だったが、2007年に醸造設備を一新、
信じられないほど酒質が高くなり以前より早熟で目が離せない作り手となった。
ニュイ・サン・ジョルジュらしい土のイメージがアンリ・グージュの個性と相まって
他の作り手にはない唯一無二の個性を発揮する。
けっして派手なタイプのワインではないところがニュイ・サン・ジョルジュらしいともいえるが
ゆっくりと落ち着かせてお楽しみいただきたい。

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2017年は天候に恵まれ良好な葡萄ができ収穫量も多かった。収穫量を調整しなかった作り手は問題があるが、秀逸な生産者にとっては早熟で享楽的なワインができた年である。

Sold Out

Bourgogne Rouge 2017
ブルゴーニュ・ルージュ 2017
ピノ ノワール種100%。ニュイ サン ジョルジュの町の南側、国道74号線を挟んでクロ デ ポレの真東の平地にある、広さ約0.2haの石灰質土壌の区画「Le Petit Chaliot(ル プティ シャリオ)」と丘の麓にある、広さ約0.8haの粘土石灰質土壌の区画「Les Dames Huguettes(レ ダム ユゲット)」の葡萄をアサンブラージュして造られます。果実味、酸、タンニンのバランスがとれていて長熟にも耐えられる力を持っています。
Nuits St George 1er Cru Les Chenes Carteaux 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・シェヌ・カルトー [2017]
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1ha、ニュイ サン ジョルジュの最南端にあり、約半世紀前に葡萄が植えられました。丘の上の森に隣接した畑の表面には小砂利が散らばっています。繊細ながらスパイシーで骨格のしっかりした男性的な特徴のあるワインになります。

Sold Out

Nuits-St-Georges 1er Cru les Vaucrains 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・ヴォークラン 2017
【ピノ・ノワール100%】

Nuits-St-Georges 1er Cru les Saint Georges 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・サン・ジョルジュ 2017
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1.2ha、シェヌ カルトーの東側に隣接しており、特級の存在しないこのアペラシオンの中で最もそれに近い畑と言われています。力強いタンニンが特徴でこのワインの真の姿を見るには少なくとも10年は寝かせる必要があります。熟成するにつれ、なめし革や燻製の香りが増大し、ジビエ料理に合います。

Sold Out

Bourgogne Blanc 2017
ブルゴーニュ・ブラン 2017
【ピノ・ブラン100%】
Tasting Note

Sold Out

Nuits-St-Georges 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ 2017
ピノ ノワール種100%。所有畑の総面積は約4haで南側の「Belle Croix(ベル クロワ)」「Les Fleurières(レ フルリエール)」「Les Brûlées(レ ブリュレ)」「Les Chaliots(レ シャリオ)」等、1級に隣接する数区画の葡萄を最初から葡萄をアサンブラージュして造られます。1級には及ばないものの、果実味と酸味が豊かでタンニンもしっかりしており、余韻と味わいの強さがある典型的なニュイ サン ジョルジュのワインです。

Nuits-St-Georges 1er Cru les Chaignots 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・シェニョ 2017
ピノ ノワール種100%。葡萄の木の樹齢は約30年で畑の広さは約0.5ha、。このドメーヌで唯一、ニュイ サン ジョルジュの町の北側にある畑で、ヴォーヌ ロマネに近いこともあって、繊細で口当たりも柔らかく、エレガントで女性的なイメージのワインです。
Nuits-St-Georges Premier Cru La Perriere 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・ラ・ペリエール 2017
【ピノ・ブラン100%】
Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ポレ・サン・ジョルジュ・ルージュ・モノポール 2017
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約3.5haで南側(ボーヌ側)に位置し、東向きで日当たりが良い場所にあります。畑名は「Les Poirets」ですが、詳しくは「Porrets Saint-Georges」と「Clos des Porrets Saint-Georges」に分類され、「Clos des Porrets Saint-Georges」を単独所有しているこのドメーヌでは詳しい畑名を採用し、このように名付けています。骨格が太く、凝縮感がありミネラルも豊富でしっかりとした味わいです。

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2017
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・プリュリエ 2017
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約1.8haでボーヌ側に位置し、標高の高い所の土壌は石灰質が多く、ミネラルが豊富で、低い所は粘土質が多く、味わいに深みを与えます。また、樹齢15年の若木と最高で樹齢70年にもなる古木をアサンブラージュして造ることで新鮮さとミネラル、獣肉のような野性的な果実味と凝縮感を表現しています。
2015年は果実の魅力が突出しています。暑い年だったので酸は果実の影に隠れていますが、状態さえ良ければ素晴らしいバランス感を保つことが出来ます。
早熟な傾向がありますが、熟成することで更なる深みを期待出来ます。

Nuits-St-Georges Premier Cru La Perriere 2015

Nuits-St-Georges Premier Cru La Perriere 2015

Nuits-St-Georges 2015

Nuits-St-Georges 2015

Nuits-St-Georges 1er Cru les Chaignots 2015

Nuits-St-Georges 1er Cru les Chaignots 2015

Nuits St George 1er Cru Les Chenes Carteaux 2015

Nuits St George 1er Cru Les Chenes Carteaux 2015

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2015

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2015

2014年はいかにもブルゴーニュらしいワインが出来た年です。酸も見事で若干軽やかな雰囲気のボディーと見事にマッチし、ブルゴーニュ好きにはたまらない年です。これほど理想的なブルゴーニュが出来た年は近年では珍しいと言えます。

Nuits St George 1er Cru Les Chenes Carteaux 2014

Nuits St George 1er Cru Les Chenes Carteaux 2014

Nuits-St-Georges 1er Cru les Chaignots 2014

Nuits-St-Georges 1er Cru les Chaignots 2014

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2014

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2014

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2014

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2014

Nuits-St-Georges 1er Cru les Saint Georges 2014

Nuits-St-Georges 1er Cru les Saint Georges 2014

2013年は早熟な年ですが熟成することで深みが出てくる年です。強烈なインパクトや明確な主張はそれほど感じられませんが、今飲める状態であることは非常に貴重な存在です。寝かせるほどに深みが期待出来る年です。

Nuits-St-Georges 2013

Nuits-St-Georges 2013

Nuits St George Les Chenes Carteaux 2013

Nuits St George Les Chenes Carteaux 2013

Nuits-St-Georges les Chaignots 2013

Nuits-St-Georges les Chaignots 2013

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2013

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2013

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2013

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2013

2012年は気候的に非常に厳しく危ぶまれましたが、収穫時の天候が良好で結果驚くほど素晴らしいワインとなりました。果実の魅力が抜群で例外的な素晴らしさがあります。酸も良好で果実とのバランスが抜群です。
一般的な評価は厳しいものもあるでしょうが、この年のワインはグレート・ヴィンテージと肩を並べるといっても良いでしょう。ただ生産量が非常に少なくその分非常に貴重なワインと言えます。

Nuits St George Les Chenes Carteaux 2012

Nuits St George Les Chenes Carteaux 2012

Nuits-St-Georges les Chaignots 2012

Nuits-St-Georges les Chaignots 2012

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2012

Nuits St Georges 1er Cru Clos des Porrets St Georges Rouge Monopole 2012

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2012

Nuits Saint Georges 1er Cru Les Pruliers 2012

 
生産者を知る
 

 第一次世界大戦後、父親より9haの畑を譲り受けたアンリ グージュ氏は1925年にドメーヌを設立し、マルキ ダンジェルヴィル氏やアルマン ルソー氏らと共にその時代に蔓延していた粗悪なブルゴーニュワインを無くす為にINAOを設立し、区画やクラスを決める際、自分たちの畑があるニュイ・サン・ジョルジュとヴォルネイには自己贔屓をしないようにグラン クリュを設定しませんでした。アンリ氏の孫のピエール氏、クリスチャン氏がそれぞれ畑と醸造を担当してドメーヌを運営していましたが、ピエール氏が定年を迎えたため、現在はその息子のグレゴリー氏が中心となって、ニュイサンジョルジュのみ15haの畑でワイン造りを行っています。
   昔からコート ドールの傾斜が急な畑では、雨が降った後に土が流れてしまうという問題がありました。これに対し、ピエール氏は1975年に葡萄の木の列の間に芝生を植える方法を生み出しました。これは降雨後の土地の侵食を防ぐだけでなく、雑草が生えるのを抑える働きもありました。また、丈の高い雑草が生えない為に畑の通気が良く、カビの発生を抑制する効果もありました。さらに、芝生があることで葡萄の根は横ではなく下に向かって伸びる為、地中深くの養分を吸収することができ、結果としてテロワールを明確に表現することができました。また、徐々に畑をビオロジック(有機栽培)に変えてきていて、2008年から100%ビオロジックになりました。

   畑で厳選して収穫された葡萄は2007年に新設された醸造所で選別され、果皮や種の収斂性のあるタンニンを出さないように葡萄の実は潰さないまま除梗機で100%除梗され、そのまま地上階にある醗酵タンクへ重力によって運ばれます。アルコール醗酵には白はステンレスタンク、赤はコンクリートタンクを使います。コンクリートタンクはアンリ グージュ氏の時代に造られた古いものが使われており、内部には酒石酸がびっしり付着しています。このコンクリートタンクはタンク上部が開いている開放桶ではないのでアルコール醗酵の際に発生するガス(二酸化炭素)がタンク内部に溜まりやすく、醗酵作用がゆっくりと進むので、じっくりと葡萄から色とアロマを引き出します。櫂入れはタンク内に設置されている金網状の機械で行い、ガスによって押し上げられた果皮や種と果汁の接触を増やしてアロマやタンニンを引き出します。その後、新樽率約20%の樫樽に移されマロラクティック醗酵をさせて18ヵ月間熟成されます。とても綺麗な葡萄が取れるのでそのままでも十分透明感がある為、コラージュやフィルターは行わずに瓶詰めされます。

 
生産者の醸造所