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 ボジョレーのスタイルとは思えないようなジューシーで非常に果実味の厚いワインで酸の強さを表面に出さない革新的なワインともいえます。
洞窟に醸造所を移設したことにより、驚くほどの変化があり現在のボジョレー地区で
作られるワインとしては異例ともいえるほどの質感とポテンシャルの高さを誇っています。ジューシーなスタイルが非常にエレガントで深みのある姿に変化し
一瞬コート・ド・ボーヌのレベルの高いワインと見間違えるほどです。
2014年は全くストレスなくワインができた年だと本人が言っているように最高傑作だといえるでしょう。
2015年は更にその上を行く凄い質感のワインが出来ています。

ワインを選ぶ

 
Beaujolais 2017
ボジョレ [2017]
品種:ガメ100%
植樹:1990年代
位置:450m
土壌:花崗岩
セメントタンクまたは、グラスファイバータンクで、15日間のカーボニックマセレーション
セメントタンクまたは、グラスファイバータンクで5カ月間熟成
スタンダードなメトラのボジョレ。
Beaujolais 2018
ボジョレ [2018]
品種:ガメ100%
植樹:1990年代
位置:450m
土壌:花崗岩
セメントタンクまたは、グラスファイバータンクで、15日間のカーボニックマセレーション
セメントタンクまたは、グラスファイバータンクで5カ月間熟成
スタンダードなメトラのボジョレ。
Fleurie vieille vignes 2018
フルーリー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2018
品種:ガメ100%
植樹:1940年代
位置:300m、南東向き
土壌:花崗岩
セメントタンクまたは、
グラスファイバータンクで、
4週間のカーボニック·マセレーション
バリックで9カ月熟成
樹齢80年を超える古木が多く残る、フルーリーの区画。

Beaujolais 2017

Sold Out

Fleurie L’Ultime 2018
フルーリー・リュルティム 2018
品種:ガメ100%
植樹:1910~1920年代
位置:300m、北、南西向き
土壌:花崗岩
セメントタンクまたは、
グラスファイバータンクで、
4週間のカーボニック·マセレーション
バリックで9カ月熟成
メトラの持つフルーリーの区画の中でも、特に樹齢が高く収量の古い畑。収量が低い年は、リュルティムは造られず、ヴィエイユ·ヴィーニュへとブドウは混ぜられる。
Fleurie - Cuvee Printemps 2018
フルーリー キュヴェ・プランタン 2018
品種:ガメ100%
植樹:1970年代~80年代
位置:250~320m、北、南西向き
土壌:花崗岩
セメントタンクで3週間の
カーボニック·マセレーション
セメントタンクまたは
グラスファイバータンクで9ヶ月間熟成
フルーリーに植わる若木のキュヴェ。若木といっても、樹齢は30歳を超えるものばかり。深みはリュルティムにはおとるが、キュヴェ名、エチケットからも分る、はつらつとした息遣いを感じる。
収量が低い年は造られず、ボジョレーへと混ぜられる。
Chiroubles 2018(Jules Metra)
シルーブル 2018
品種:ガメ100%
標高:400m
土壌:シスト
3週間のマセレーション
1年間の熟成
フルーリーの丘よりも更に標高の高い、シルーブルの丘では、一般的に果実は熟しにくいと言われてきた。フルーリーと似たような土壌、急勾配の斜面の土地で、ジュール友人の醸造家、栽培家達とともに、区画を分けて借りている畑。ジュールはそのうち1haを借りている。通常のボジョレーにはない、骨格は土壌由来のもの。

Chiroubles - La Montagne 2018(Jules Metra)
シルーブル ラ·モンターニュ 2018
品種:ガメ100%
標高:400m
土壌:シスト
3週間のマセレーション
1年間の熟成
2017年に、ジュールが購入した、シルーブルの丘の、ラ·モンターニュ呼ばれる区画。1ha購入し、ボジョレーの中でも特に、標高の高い涼しい、クリュを選んだのは、近年の温暖化も関係あるのだろう。
 
 
生産者を知る
 

ドメーヌ資料

出会い:

 10年ほど前の『ブルータス』に、「生産量が少なく、フランスでもなかなか手に入らない、極上のフルーリー」 という記事がありました。真っ白な地にただ「フルーリー」とだけ書かれたシンプルなラベルを見て、マルセル・.ラピエールがフルーリーも造っているのかと思ってしまいました。そのメトラのフルーリーを初めて味わったのは、パリのビストロ。エレガントで酸が美しく、果実味には奥行きと深さがあり、やわらかなテクスチュアーに感じ入りました。
 

創業年:1994年

 

 歴史:

 
今年44歳になるイヴォン・メトラは、1994年に代々続くドメーヌを引き継ぎました。酸化防止剤非使用を提唱した醸造学者ジュール・ショヴェの指導のもとに自然なワイン造りを始めたラピエールらの影響を受け、メトラはファースト・ヴィンテージから酸化防止剤を用いないワイン造りを実践しています。いまや、マルセル・ラピエール、ジャン・フォワイヤール、ギー・ブレトン、ジャン・ポール・テヴネらとともに、ボジョレにおける自然派ワインの名声を築いたメトラは、デリケートなバランスのとれた優れたスタイルで高く評価されています。
栽培品種:ガメ
自社畑面積:5ha 
 土壌:花崗岩質 

栽培:
有機農法の認証こそ受けていませんが、栽培では化学肥料や農薬は使用しません。栽培面積は、独力で栽培・醸造できる限度の5haときわめて少ないため、長らく日本に輸入されていませんでした。標高は350m、100年ちかい樹齢のブドウを大切に育てています。
醸造:
ブドウ果は、収穫後に一晩冷蔵庫で保冷されてから発酵に供され、浸漬はコンクリートタンクで3週間以上も続き、人工酵母を交えずにゆっくり発酵が進みます。垂直の木製プレスで圧搾後、古樽で翌春まで熟成され、ノンフィルターでボトリングされます。酸化防止剤は収穫から熟成までの間は使用されず、ビン詰め時にわずかに加えられるだけです。このような方法で完成度の高いワインを造るために、ラピエールらとともに共通のラボで微生物専門のコンサルタントに定期的に分析を依頼し、人工的なテクニックをできるだけ排した自然なワインを実現しています。
年間平均生産量:24000本
 

Yvon Metrasイヴォン・メトラ、ふたたび。

昨年(2006年)は、相続の問題のため、2005年という素晴らしいヴィンテッジが残念ながら入荷いたしませんでした。 いろいろと噂をお聞きのことと思いますが、イヴォンがこれからもフルーリーでワインを造り続けると聞き、ほっとしています。秋にはこれまでどおり、2006年の《ボジョレ》、 《フルーリー》と新たに《フルーリー・キュヴェ・プランタン》が入荷します。そして、驚いたことに、《ムーラン・ナヴァン》に小さな畑を買ったといううれしいお知らせです。あの素敵なフルーリーを造ってきたイヴォンですから、さぞ見事なムーラン・ナヴァンが生まれたことと期待を大きく待っているところです。11月終わりに入荷の予定です。

 
生産者の醸造所