フルーリー・ペール・エ・フィス
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シャンパーニュでも最もドライなタイプのシャンパン。熟成によって真価を現すが、アラン・ロベールのような風味を持ったシャンパンに化ける。
 
Grand Cru Les Fervins 2009
グラン・クリュ・レ・ファルヴァン [2009]
【ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%】
 
 

詳細・歴史

モンターニュ・ド・ランスのヴェルジィ村に本拠を置く6ha(ピノ67%、シャルドネ33%)の生産者。当主アレクサンドル・プネ氏は5代目にあたり、プネ家の歴史はフランス革命以前まで遡る由緒ある生産者。畑はヴェルジィ村とヴェルズネイ村にあり27区画に分けて管理されている。基本的には減農薬農法、優良な区画はビオロジックで管理されていて、醸造まで一貫して区画毎に仕込まれ管理されている。この生産者の大きなこだわりはエクストラ・ブリュットとブリュット・ナチュールしか造らない事が挙げられます。区画毎に管理されたテロワールを表現するにはドサージュは最小限に留めたいという方針と酸化防止剤の添加を抑える事が主眼にあります。醸造・熟成には小樽を多く用いている。これは、温度コントロールやシュールリーやバトナージュが容易であることと、細かい区画で区切れるというメリットもある。これらのこだわりはネゴシアンものでも一貫していて、畑作業や収穫も請け負って葡萄作りから携わることで、自社畑ものとの差を最小限に留めている。この造り手は全てドサージュをしていないために非常に素晴らしい葡萄でなければこのようなことはできません。入荷当初は非常にドライで甘さなどほとんど感じませんが落ちつかせることにより本来果実が持つ甘みが出てきて非常に素晴らしい姿になります。ちょっと忍耐の必要なシャンパンとも言えます。