三月の点心「雛祭」
辻留の点心歳時記
向付 酢のもの (染付芙蓉手深向付)
 赤貝 とり貝 わけぎ からし酢味噌あえ

椀かわり 茶碗蒸し (金襴手蓋物・潤段付茶托・潤角切盆)
 百合根 大星 葛かけ 菜の花

盛肴 (刷毛目平鉢)
 よもぎ塩衣揚げ
 白魚あられ揚げ
 平貝琥珀揚げ
 きす一塩白ごま揚げ
 車海老春雨揚げ
   レモン

茶碗 (石州蓋付椀)
 蛤ご飯
  浅草のり
  せりこまごま

白酒 (朱引盃)

 三日はお雛祭、この月は桃の花が咲き、春を実感する季節でもあります。
 桃源郷という言葉がありますが、天気のよい風の穏やかな日の桃の花、林となればなおのこと、華やいだ心地よい夢に誘われます。

指導 辻義一
淡交テキスト 辻留の点心歳時記1(淡交社)より
刷毛目6寸平鉢
有光武元さんのしっとりつるんとした刷毛目です。姿にとっても気品があります。
有光武元
6,510円
  中皿

染付芙蓉手深向付
向付 自由で伸び伸びとした、「工芸店ようび」で人気の向付です。
正木春蔵
8,820円
  向付
 
朱引盃
茶托 シンプルな漆器の盃です。 ハレの日にふさわしい盃です。
奥田志郎
11,550円
  茶托

段付茶托
茶托 黒より透明感のある「潤色(うるみいろ)」です。他にも朱があります。
一枚からお求めいただけます。
奥田志郎
8,400円、7,350円
  茶托

「辻留の点心歳時記」


「工芸店ようび」の名付け親は、先代の辻留の御主人。創業時から現在に至るまで、親しくおつき合いさせていただいています。
お店にも多くの器を使っていただいていますが、辻留さんは多くの書籍を出版されていて、料理の写真に「工芸店ようび」は器でお手伝いをしています。
このコラムでは、「辻留の点心歳時記」と共に「工芸店ようび」の器をご紹介していきたいと思います。
すばらしい盛付けのお手本です!