夏の酒膳
目に涼やかなすだれのテーブルマットは、求々草という名称ですだれ屋さんのお仲間が呼んでいる材料で、ずい分昔から中国の輸入品だったそうです。仲々に風情のある茎色なのと、古くなっても汚くならなくて美しい色に変化するので、水洗いしながらしっかりお使いいただけます。
双魚形の向付は村田森さんの作品です。古染付のデザインで、いろんな方が写しをつくられ見馴れた感じがございますが、背開きの形をお皿にするなんてすごい発想だと思います。窪みのつけ方がよく大変盛り心地のよいものです。伏原博之さんのみどりの土器皿が仲々によく似合っていると思います。八月に入ってますます油がのって美味しくなった鱧の湯引きが映えて美しく、お酒が進みそうです。
ガラスの徳利は、一昨年からお願いしている作家西山芳浩さんのもので、少し重目ですがバランスが良く、ガラス質がなめらかで次ぎやすい酒器です。
中村孝子さんの箸置は、透明と白ガラスを重ねて丁寧に作ってあり、実物を見ていただくとお手間がかかっていることがよく解り手にとってみても好もしいものです。
工芸店ようび 店主 真木
趾豆皿
黄と青があります。
伏原博之
8,008円
六面徳利
六面体の徳利が光の屈折で、丸みを帯びて見えたり、多面体に見えたり。お酒のゆらゆらで表情がさらに豊かに・・・。
西山芳浩
6,600円
呉須絵波千鳥紋猪口
波に飛び交う千鳥です。波紋も縁起の良い文様です。
伏原博之
8,316円
白透ストライプ箸置
マットな白と透明な白のガラスをあわせた、とてもシンプルですっきりとした印象の箸置です。
d.Tam
3,300円他
テーブルマット・45×30cm
素材はキュウキュウ(求々草)。中国からのものだそうです。
三角屋
7,975円