ガラス:秋色豆皿・5色1組・d.Tam

戻り鰹

 戻り鰹とは昔は五月初鰹、秋深くなった頃に戻り鰹と言ったように覚えておりますが、お料理人さんに聞くと「?」というお返事。気候の変化によって海も変化しているようです。

 備前の名手 和仁さんの銅鑼鉢にタタキを盛って、少し辛口のお酒はいかがでしょうか。和仁さんは国宝金重陶陽・道明氏に師事された方で、少なくとも三週間と長い窯炊きをなさるので仲々に作品が参りません。鉄のような音がいたしますが見た目にはやわらかく盛り映えのする鉢でございます。

 須田菁華さんのお猪口と合わせて、秋色のしょうゆ皿でおしゃれをしてみました。

工芸店ようび 店主 真木
錫彩箸・28cm・林万喜子