志野麦之文向付・瀧川恵美子

初夏の取り合せ

 このお皿は桃山時代かと思われるような雰囲気を持っていますが、桃山時代のものにはない形です。草紋も誠に生き生きとしています。周囲の桟紋もほどよく、「持っていたいな」と思わせてくれる皿です。

 水と千鳥の皿を合わせてみると、初夏の取り合わせになりました。

工芸店ようび 店主 真木
九谷焼:絵変わり千鳥文3.5寸皿・九谷美陶園