九谷焼:色絵銀彩雪笹文結文形向付・正木春蔵:和食器の愉しみ工芸店ようび

お正月が参ります

 お正月が参ります。早くから準備をして下さる作家さんも直前になる場合もありますが、正木春蔵さんが早く作って下さいましたこの向付は、誠にお正月らしくすがすがしさを感じる結び文の形に竹の笹の文様です。お重からの御馳走の取り皿としてもお使い下さるとよろしいかと思います。

 お重箱は四段重の下の二段をお見せしていますが、四段重は段違いになっているもので、高さの違う段をいろいろに組み合わせていただけます。内は朱で、震災で助かったものの一つです。

 この折敷は真清田写しの角切折敷で、いつも申上げている通りこれ以上の折敷に出会ったことはありません。最良の品質と形のすばらしさです。

 秀衡椀もいろいろと書かせていただいているのですが雑煮椀としては最高のもので、お祝い気分が盛り上がります。

 お銚子は有松進さんのもので白。ようびが澁谷利兵衛商店にお願いして作っていただいたお飾りがよく合っています。金箔を貼りました盃は酒を入れるとキラキラいたします。盃台は錫(ゆり工房作)です。

工芸店ようび 店主 真木
漆器・輪島塗:黒内朱段違四段七五重・奥田志郎:和食器の愉しみ工芸店ようび