【一汁一菜】お味噌汁中心の食事 サンスータン
奈良国立博物館前に「下下味亭」というごはん屋さんがあったのを覚えていらっしゃる方もあると思います。そのお店の一汁一菜は絶品で、何とか記録に残すために本にしたいと思っているうちにごはん屋さんは止めてしまわれました。
さまざま思い起こしながら少し私の想いも入れつつ、お味噌汁を中心とした食事の基本、一汁一菜を始めてみたく思います。
この度は中華風のお菜と汁にしてみました。
豚肉はあまり脂身でないところを角切りにして少し塩こしょうし、粉をまぶして油通ししておきます。にんじん、しいたけ、セロリ、マッシュルームはさっと湯通ししてよく水分を切っておきます。これらをさっと炒めて軽く塩こしょうし、XO醤で仕上げます(今回は桜えび入XO醤です)。湯通しして炒めますので色も美しく味もあっさりしています。
三糸湯(サンスータン)は薄焼玉子の細切り、ネギ、しいたけも細く切っておきます。ささみと干ししいたけ、しょうがとネギのぶつ切りを入れてだしを取り(ささみは量によって適当に)、薄口しょうゆ・塩こしょうで味を調え、火をとめる直前にお好みの量の酢(米酢)を入れてさっぱりと仕上げます。お漬物はザーサイにしてみました。
炒めものの皿はごく新しくお付き合いの始まりました阿部春弥さんのもので、少し深みがあって縁の白い部分が内側を引き立てています。兎の箸置を用いて9月の感じかなと小さなよろこびです。
朱サハリ椀
「まり椀」とともに、「工芸店ようび」の創業以来の定番としてご好評いただいているのが、こちらの「サハリ椀」です。
奥田志郎
25,300円
縞文飯碗
口造りが玉縁になった小振りな飯碗です。
杉本太郎
2,640円
白磁しのぎ6寸深皿
美しいしのぎを「余白」にすると、美しく盛りつけられます。
阿部春弥
3,300円
絵唐津千鳥文様小皿・三角
三角のおにぎりのような面白い形の小皿です。
中村恵子
3,036円
うさぎ箸置・古川章蔵
正面も愛らしいですが、後ろ姿がなんとも言えません。
古川章蔵
1,320円
潤布盆・大
気軽に、きちっと食事の空間を作っていただくための素敵なお盆です。
奥田志郎
38,500円