見出しに戻る

一覧ページに戻る

vol.26 今年の冬は寒い⁉ ヒートウォームアウターで難なく乗り切る!

藤原 綾さんフリーエディター/ライター
藤原 綾さん

フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本や
カタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。

ダウン、ムートン、ファー、そして第4の極寒アウターが登場

もう今年も終わりですね。一昨日くらいに年が明けたかと思ったら、もう年末だなんて! なんか年々時間が過ぎるのが早くなってきた気がする……恐ろしい!
季節はすっかり冬に両足を突っ込んだものの、極寒の1月、2月はこれから。体が冷えていると筋肉も縮こまって、血行もダウン。外に出るのも億劫になるし、体もむくみがち。
しかも今年の冬は例年よりも寒いという噂です。防寒グッズを早めに仕込んで、木枯らしが吹き荒れても一年の終わりを快適に過ごしましょー!

防寒対策というと、ついつい厚手のニットでどうにかしようとしがちだけど、インナーはもちろん、最近はアウターもアウトドアで使われる素材を積極的に取り入れるブランドが増えたので、ニットに頼りきりになる必要なし!
私も、秋に買っためっちゃ可愛い薄手のワンピを3回しか着ていないので、吸湿発熱インナーを重ねて冬も着ようと思っています。
着ぶくれしたくないので、できればカーデは重ねたくない! 結局、部屋もお店も暖かいので、インナーとアウターで防寒対策をして、メインアイテムは秋物でも着られるくらいが理想です。

極寒でも寒さをあまり感じることなく過ごせるアウターといえば、ダウン、ムートン、ファーあたりでしょうか。私も1月、2月はこれらのアウターにおんぶに抱っこ。とくにダウンはカジュアルに着られるし、とにかく軽いし、一度袖を通したら最後、もうウールコートには戻れないという沼アウター。
そんな中、外での仕事やアウトドア派にもってこいな、とんでもない第4の極寒アウターを見つけちゃいましたよ!
「インクルーシブ」というアーバンカジュアルを提唱するメンズブランドから発売されているアウターで、まさかの電熱式。ユニセックスで着られるので、冷え性の女の子やアウターのボリュームが気になる人、メンズライクな着こなしが好みな人は、ちょっとこれチェックしておいたほうがいいんじゃないでしょうか?

外でスマートフォンを触る人

もはや“着るこたつ”。電熱式アウターの暖かさにどっぷり

今回紹介するのは、ヒートウォームベストと、ヒートウォームジャケットの2種類。
そもそも、これ何? って話なんですが、モバイルバッテリーが搭載されていて、電源を入れると約10秒で熱が伝わりぽかぽか温まるという優れもの。インクルーシブの大ヒットアイテムなんです。
正直に言ってしまうと、この手の飛び道具的な便利グッズってデザインが終わっていることが多いじゃないですか? その点、こちらのアイテムは、無駄を削ぎ落したシンプルで都会的なシルエットなので、ワードローブに入っていてもまったく違和感なし。通勤や通学でも活躍しそうです。

温度調節は3段階で、胸元のボタンの色が変化します。
青は保温モードの25℃。ほんのりと柔らかく温まるので、早朝や夜など寒い時間帯に室内で着るのにも丁度良さそう。
白は中温モードの35℃。よっぽどの寒さでなければ、基本的にこれでOK! 駅まで向かう道は電源を入れて、満員電車では電源を切って、改札を出たらまた電源をONと、アウターを脱がずして温度調節が可能です。
赤は高温加熱モードの45℃。雪の日や、極寒地でのキャンプや釣りにも十分対応。エアコンの温度を調整するように、アウターの暖かさを調節できるというわけです。

3段階の温度調節機能

ジャケットは首の後ろ、背中、お腹の3か所、ベストは首の後ろと背中の2か所に炭素繊維を使用した発熱線が配されていて、左右のポケットに内蔵されたUSBコードにバッテリーを接続して使用します。もちろん、ポケットにはファスナーがついているので、激しく動いても気になりません。ヒーターが入っていても、重みを感じることもなく着心地は軽やかです♪

最大45℃、ハイブリットアウター

暖かいのは当たり前! こだわりのディテールも満載

さらに、このアウター、ただ温まるだけじゃない! ディテールからもそのこだわりが感じられます。ちょっとその中身を見ていきましょう。

ジャケットのフードは、ファスナーで取り外しが可能。気分やコーデに合わせて気軽にスタイルが変えられます。ネックはスタンドカラーで、首元までしっかり防寒。首の後ろには発熱線もあるので、マフラーの必要はありません。

フードは取り外し可能

フロントのファスナーは、雨の侵入を防いでくれる止水ジップ。裏地は熱伝導の良い素材を使用し、表地には撥水加工もほどこされているので、多少の雨や雪の日でも安心です。裾や袖はゴムのパイピングがほどこされているので、冷たい風からもガードしてくれます。
ヒーターの効果以外にも、しっかりと防寒対策が練られていることがわかるはず!

フロントファスナーは止水ジッパー、表地には撥水加工
袖口はゴム、裏地は熱伝導の良い素材

両サイドはもちろんポケット付きで、さらに内側にもベルクロ仕様のポケットが付いています。
そして嬉しいのが、バッテリーを外せば洗濯機で洗えること。極寒アウターといえば、クリーニングに出すしかありませんでしたが、この暖かさにしてイージーケア! 有難い限りです。

外にポケット、内側にもベルクロ仕様のポケット

色はブラック、カーキ、カモの3種類で、選ぶ色によって表情も変化します。
黒は定番中の定番なので、最初に買うならこれ。誰にでも似合うし、どんなコーデでも受けて入れてくれるシンプルかつ汎用性の高さが魅力です。
カーキはメンズライクな印象ながら、与えるイメージは柔らか。ブラック、ホワイト、ブラウン、ネイビーといった定番カラーと相性がよく、秋冬らしい雰囲気を醸してくれます。
唯一の柄物はカモ。ミリタリーやヴィンテージテキストにハマります。女の子が少しハードめに着こなすのも可愛い!

ブラック、カーキ、カモの3色のカラー展開

とことん暖かくて、ディテールにこだわりがあって、普段使いしやすいデザイン。そしてお値段もお手頃。これは一枚あって損はありません!

ぬくもりたっぷりの便利アウター、どう着こなす?

最後に、ジャケットとベストそれぞれ、おすすめのコーディネートをレコメンド!
シンプルなので着こなしの幅は無限大! あくまでも提案のひとつとして、耳に入れていただければ♪

1.ヒートウォームジャケット

アウターが暖かさ満点だったら、中はフーディでも十分。しかも裏起毛なら、もはやニットと同様。ジャケットのフードを外して、フーディのフードを活かします。
派手なタイダイ柄のフーディは、大人でも着こなせるシックなカラーリング。カーキのウォームジャケットともお似合いです。
パンツは、こちらも裏起毛のレギパンをセレクト。トップスは暖かくてもボトムが冷え冷えでは意味がない! 下半身にも程よいぬくもりを与えて、全身まで暖かく。トップスにボリューム、ボトムをタイトに仕上げたら、足元でバランスを取るのが正解!
チェルシーブーツでゴツめに仕上げるもよし、女性らしいブーティでヌケ感を作るもよし!

インクルーシブ 電熱式 ヒート ウォームジャケット
インクルーシブ
電熱式 ヒート ウォームジャケット
デイドリーマー タイダイ フーディー
デイドリーマー
タイダイ フーディー
ナチュ&ダイアリー 裏起毛 デニムレギパン
ナチュ&ダイアリー
裏起毛 デニムレギパン
トドス サイドジップ ラウンドトゥ ショートブーツ
トドス
サイドジップ ラウンドトゥ ショートブーツ
ドクターマーチン 2976 MONO
ドクターマーチン
2976 MONO

2.ヒートウォームベスト

ベストはレイヤードが腕の見せ所。ヒートウォームベストが暖かさを担保してくれるので、中にベーシックなロンTを着たり、ボアアウターを重ねたりと、合わせるのは秋アイテムでも問題なし。ボトムにコーデュロイのスカートを選ぶと、見た目にもぬくもりを感じさせてくれます。
このロンT×スカートのかわりに、デニムのシャツワンピを選んでも大ハマり。トップスが暖かくても、足元が凍るような冷たさでは意味がないので、タウン仕様でも心地よく履けるUGGのスノーブーツを合わせました。
全体をアウトドア調&アースカラーでまとめることで、カモ柄のベストにもしっくりと馴染みます。

インクルーシブ 電熱式 ヒート ウォームベスト
インクルーシブ
電熱式 ヒート ウォームベスト
ザ ノースフェイス ロングスリーブスクエアロゴティー
ザ ノースフェイス
ロングスリーブスクエアロゴティー
コロンビア アーチャーリッジ2 フルジップ
コロンビア
アーチャーリッジ2 フルジップ
コロンビア ウィメンズストローベイスカート
コロンビア
ウィメンズストローベイスカート
ナチュ&ダイアリー デニムシャツワンピース
ナチュ&ダイアリー
デニムシャツワンピース
アグ  ビュート 2 CWR
アグ
ビュート 2 CWR

さあ、寒さも本番も本番!
一見変わり種、実は機能的、しかも着回しやすいデザイン。今年はもちろん、来年も再来年も大活躍しそうなヒートウォームアウター、手に入れておいて後悔することはありません!

トップページへ戻る