vol.39 撥水バッグで、梅雨を乗り越えビーチへ向かう!

藤原 綾さんフリーエディター/ライター
藤原 綾さん

フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本や
カタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。

梅雨も終わりがようやく見えてきて、夏の足音が聞こえ始めた頃。この時季、あると助かるのが撥水加工をほどこしたバッグです。突然、雨に降られても中の荷物をガードしてくれる上に、ケアもイージー。海、川、プールと、水辺のシーンのパートナーにも抜擢したいところ。今回は水に強いバッグ7選と、それに合うコーディネートをお披露目。じめじめとした天気に明るさをもたらす夏スタイルがずらり!

バッグを持って出かける女性
bild: Georgie Pauwels, flickr.com, CC BY 2.0

Style01.NACHU & DIARYのミニトート

撥水加工がほどこされたトートバッグは、タフで型崩れの心配なし! 飽きのこないバイカラーのシンプルなデザインで、カジュアルなら大抵のコーデにハマります。内側にはファスナーポケットと仕切りポケットを2つ備え、小物類もスマートに出し入れ。自立する広いマチは、お弁当やペットボトルも入る見た目以上の大容量です。開口部はファスナー付きで、中身が見える心配もありません。

コーディネート「シャツワンピ×ミニトートで作るきちんとカジュアル」

かちっとしたランチトートには、ゆったりとしたシルエットながら、きちんと感のあるワークシャツワンピを。ワンピの爽やかなネイビーを活かして、足元はアイボリーのグルカサンダル。さりげなくトレンド感も引き出します。コーデをカジュアルなアイテムで揃えているので、少し上品に仕上げたい時は、本物志向のジュエリーをひとつ。小さくても存在感のあるダイヤモンドピアスの輝きが、コーデ全体を格上げしてくれます。

Style 02.ガストンルーガの「スプラッシュ13」

荷物の量に合わせて高さを調節できるロールトップ式のバックパック。防水加工をほどこしたヴィーガンレザーで、急な雨でも安心です。背中側には13インチのPCが入るパッド入りのポケットが付いているので、ノマドワーカーにも最適。フロントの両サイドにファスナーポケット、さらに内ポケットもあり。マットな質感が、カジュアルなコーデに大人っぽさと都会感を与えてくれます。

コーディネート「スタイリッシュなバックパックはユニセックスな着こなしに」

バックパックのメンズライクな印象をコーデでも表現。オーバーサイズのポロニットは、ユニークなフォルムでクラシカルな雰囲気をモダンにシフト。撥水加工をほどこしたワイドパンツを合わせれば、万全の雨の日対策に。タックインして、ベルトでウエストマークするのがおすすめです。ポロシャツの鮮やかさ負けないように、足元もマスタードカラーのスニーカーを。コーデをもう少し締めたい人は、頭に黒キャップを乗せてもOK。

Style 03.コロンビアの「サードブラフ S ヒップバッグ」

雨や汚れを効果的に弾くオムニシールド素材を採用。しかも通常の生地と比べて、3~5倍の速乾性を誇ります。背面はクッション性のある素材で、肌あたりも快適。フロントのベルトには、リフレクターが付いているので、夜間に歩いたり自転車に乗ったりするときも安心です。Wファスナーが使いやすく、外側にはファスナーポケットがひとつ、内側にはファスナーポケットと面ファスナーポケットがひとつずつ付いています。

コーディネート「ヒップバッグをアクセントにしたゆるゆるシティスタイル」

ネオンカラーを効かせたヒップバッグは、ストリートスタイルと好相性。ドロップショルダーのロゴTは、裾のラウンドカットで自然な動きが出るのが特徴。トップスのゆるっと感に合わせて、ボトムもワンタックのワイドテーパードパンツを。白とオレンジのコントラストが目を引きます。サンダルはラフなフラットサンダルで、歩きやすさも重視。サングラスでちょっぴりルードなアクセントを。

Style 04.コロンビアの「オド カナダのエコバッグ」

パッカブル仕様なので、普段使いとしてバッグに入れておくだけでなく、旅行のときにも便利。9種類の豊富なバリエーションで、お気に入りがきっと見つかるはず! フロントにはフラップ&コード付きの大型ポケット、内側にもひとつついていて、小物類の整理に重宝。開口部にはきちんとボタンも付いていて安心です。ナイロン地なので、雨の日はメインバッグとしても活躍しそう。

コーディネート「気軽なエコバッグにハマる魅惑のオリエンタルスタイル」

エコバッグの手軽さに合わせて、コーデはリラクシーなバティック柄のカフタンドレスを潔く一枚で。足元はお馴染みのTevaのサンダル。スポーツサンダルでも細めのバンジーコードのグラディエーター風デザインなら、はき心地はそのまま、カフタンドレスの雰囲気にもハマります。全体に力の抜けた雰囲気を漂わせるため、仕上げに手編みならではのラフさが残るペーパーハットを乗せて。

Style 05.ロキシーの「STAND A CHANCE」

撥水加工をほどこしたコンパクトなミニウエストバッグ。フロントでブランドロゴをアピールしつつ、フタ部分にはプリントされたメッシュポケットが付いています。必要最低限のものがすっきりと収まるサイズ感で、デイリーユースからアクティブシーンまで幅広く活躍しそう。ビーチやプールなど、水にまつわるシーンにひとつあると助かります。

コーディネート「コンパクトなウエストバッグはアスレジャーにお似合い」

ミニサイズのウエストバッグは、スポーティなスタイルにしっくりとフィット。全体をモノトーンでまとめると、アクティブな印象に都会的なニュアンスが加わります。ロゴがポイントのRVCAのショート丈トップスは、リブ編みで程よいフィット感。ボトムも同じブランドで揃えると、統一感を出しやすくなります。足元はモノトーンのカラーブロックがスタイリッシュなスニーカーを。紫外線対策にも、キャップは積極的に取り入れたい。

Style 06.oichiiのキャンバストート

ブランドロゴが小さくプリントされているだけのごくシンプルなキャンバス地のトート。見た目のプレーンさとは裏腹に機能性は十分。縫い目までしっかりと撥水加工がほどこされているので、雨の日バッグやビーチバッグとして使いやすいアイテムです。大きめサイズ&タフな素材感で、両サイドのボタンを外すとさらに容量がアップ! 内側にはポケットが2つ付いています。

コーディネート「ベーシックなトートが映える大人のためのフレンチシック」

無地のトートバッグは何にでも合うアイテム。このシンプルさを活かして、全体をナチュラルな印象に仕上げるのがコツ。襟回りに入れたギャザーが愛らしいワークシャツにロング丈のフレアスカートを合わせて、清潔感のある爽やかさを演出。足元もネイビーのサンダルで、スカートに合わせて上品に。ブルーとオフホワイトを基調にすることで、スカートスタイルの甘さを引き算します。最後に透かし編みのベレー帽をちょこんと乗せたらできあがり。

Style 07.ノースフェイスの「ルラーデン トート」

ノースフェイスの「ルラーデン トート」は、軽さとタフさをバランスよく両立したロールトップ式のトートバッグ。取り外し可能なショルダーストラップ付きで、肩掛けや斜めがけでも使うことが可能です。シーリング加工をほどこしているので、防水性にも期待大。雨の日はもちろん、濡れたものを収納しないといけない時も助かります。

コーディネート「ロールトップ式トートはアクティブ派に最適」

何色あっても困らない着回し力の高いポケTに、ストレッチのきいたベイカースカートを合わせて。ワークテイストのニュアンスが、アウトドア仕様のトートバッグにしっくりとフィットします。足元はスポーティながら少し華奢なスリッポンを選ぶと、女性らしいタイトスカートとのバランス感がアップ。存在感のあるサングラスをアクセサリーがわりにすれば、シンプルコーデのアクセントに。キレイ色とブラックとのコントラストも楽しみたい。

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