フリーエディター/ライター
藤原 綾さん
フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本や
カタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。
ステイホーム期間中に、料理の腕があがった人も多いはず。食欲の秋は、腕を振るうにはもってこいの季節。ホームパーティも増える昨今、キッチンウェアやテーブルウェアの準備は整っていますか? 得意料理に似合う食器は、見た目の美味しさをぐっと高めてくれること間違いなし。料理とテーブルウェアのスタイリングを楽しみながら、センスあるおもてなしを! 今回は、“ちょっといい”キッチンウェア&テーブルウェアをご紹介します。
ODO CANADAのエプロンで見た目から料理上手をアピール
最近はエプロンを持っていない人が多いようですが、料理のやる気スイッチが入るのでおすすめ。ホームパーティならルームウェアというわけではないので、油などの汚れを防ぐためにも一枚は用意を。ライフスタイルブランド、ODO CANADAのエプロンは、野暮ったさもなく、デイリーカジュアルにしっくり馴染んでくれるはず。無地から定番柄まで揃い、様々なスタイルがラインナップされています。
アカシアのカッティングボードを気のきいたプレートがわりに
クチポールのカトラリーで細やかなこだわりをアピール
カトラリーは普段使いと、見た目にも美しい来客用を用意。ポルトガルでカトラリー専門店の老舗として名を馳せる『クチポール』は、伝統を重んじながら、そこに人間工学と最新技術を取り入れたデザイン開発でも知られるブランド。ディナースプーン&フォークは手に馴染みやすく、木製のような質感の合成樹脂製でぬくもりのある印象です。乾きが早く、お手入れが楽なのも嬉しい。
鮮やかな色合いのサラダはイッタラの白がお似合い
秋は果物も美味しい季節なので、柿とトマトにクリームチーズを添えたサラダなど、爽やかなフルーツサラダもぴったりです。グリーン、赤、オレンジと、鮮やかな色合いが楽しいサラダは、やっぱり白い食器に美しく映えます。シンプルさが魅力のイッタラのディーマ ディープ プレートにたっぷりと乗せて、トングを添えてご提供。計算された使いやすいフォルムも特徴です。
カジュアルに飲めるようにスープはアラビアのカップに
ヴィシソワーズなど、おもてなし感のあるスープ類は、ラフに飲めるように大きなカップに入れて。アラビアのマイニオ カップは、北欧らしいハンドタッチのラインとドットが描かれたシックな雰囲気の一品。料理の和洋も色合いも問わず馴染み、コーンポタージュでもトムヤムクンでも対応するシンプルモダンなデザインです。185年の歴史が誇る愛着のわく使いやすさを、ぜひお試しあれ。
メインはル・クルーゼで調理、そしてそのまま食卓へ
“百年鍋”とも呼ばれるホーロー鍋ブームの立役者、ル・クルーゼ。色とりどりの野菜がたっぷり入ったポトフや、魚介類の旨味が詰まったブイヤベースなど、煮込み料理はお手の物。しかも、お鍋のままテーブルにどんと置いても、絵になる佇まいです。人気のココット・ロンドの22cmは、扱いやすいサイズ感。熱が均等に回って、保温性、耐久性にも優れているので、一生ものとして使い続けていきたいアイテムです。
マリメッコのプレートにパスタをたっぷりと乗せて
やっぱり炭水化物も必要! パスタなら手軽に作れて見栄えもよし。少し大きめの丸皿にきれいに盛り付けて、テーブルの上を華やかに。マリメッコのラシィマットプレートは、ハンドタッチのドット柄。モノトーンなので、アラビアータの赤も、カルボナーラの白も、ジェノベーゼの緑も喧嘩せず、食卓にモダンな雰囲気を醸し出してくれます。マリメッコならではの、洗練されたぬくもりを味わって。
ホームパーティの締めはケメックスでコーヒータイム
みんなのお腹が満たされたら、最後におもたせのデザートをコーヒーと共に。三角フラスコのようなフォルムが印象的なケメックスのクラシックコーヒーメーカーは、ドリッパーとサーバーが一体となった機能的なアイテム。フィルターをセットして、挽きたてのコーヒーを入れたら、あとはお湯を注ぐだけ。そのままスムーズにコーヒーをカップに注げます。錚々たる美術館から認められたデザインは、置いておくだけで絵になりそう。
洒落たキッチンツール、ずらりと並んだご馳走、それに似合うテーブルウェア……。こだわりを表現することで、いつもの友達との集まりもちょっと素敵な時間に。味に自信が出てきたら、テーブル全体のスタイリングにもぜひ挑戦を! 毎日の生活がより豊かになっていきます。