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2020.12.28

アウトドア派もサブカル派も唸らせる
ザ・ノース・フェイスの最強な冬用ブーツ「ヌプシブーティー」

<店長>
最近マスクもいろいろなブランドを買い漁っている。お気に入りはCIOTAのコットンマスク。

<佐藤さん>
メンズ雑誌「smart」をはじめ、これまで多数の編集・著作物を手掛けている佐藤さん。

今回お話ししたいのは、ザ・ノース・フェイスのヌプシブーティーについてです。

僕は履いたことがなかったのですが、さっき試し履きさせてもらったら、これ最高ですね。めちゃくちゃ暖かくて、一気に体感温度が上がった気がします。

もともと冬山のテントで履かれることを想定して開発されたブーツですから。

僕それは暖かいはずだ。極寒の気候にも対応できるブーツなんですね。

日本の南極観測隊員にも愛用されてきたそうですよ。

やばい、欲しくなってきた(笑)。そういう情報に弱いんです。モコモコとした、ダウンジャケットみたいなキルティングが特徴ですね。

この中綿が、暖かさをキープしてくれるんです。モデルによって違いますが、中綿は「サーモライトインサレーション」などの高機能素材を使っているそうです。軽量なのに保温性が高い素材ですね。

高機能素材使用! 早くも殺し文句が出ましたね(笑)。真冬はいくら暖かい服を着こんでいても、足元から冷え込むことが多いですが、このブーツさえあればそんな冬場の悩みも一気に解消しそうですね。

ザ・ノース・フェイスですからもちろん、アウトドアシーンでの使用を想定して作られたものですが、都会でも真冬はかなり冷え込みますからね。シティユースでもおすすめです。

確かに、足元にボリューム感が出るから、工夫すればちょっと面白いコーディネートが楽しめそうですね。履き口についているドローコードがデザインのアクセントになっていますが、これもまた防寒のためですよね?

このドローコードをキュッと絞めれば、風や雨、それに雪が入ることを防いでくれます。

あ、それ大事ですね。雨や雪が入って靴下が濡れると、冷たくて体感温度もテンションもダダ下がりしますもんね。

あと、雪の多い地方に住んでいる方にはよくわかってもらえると思いますが、冬用の靴で大事なのはソールなんです。

雪で滑らないようにということですか?

そうです。踏み固められて氷のようになった雪はめちゃくちゃ滑りやすくて、普通に歩くのも苦労しますから。

僕は東京に住んでいますが、都会住まいの人はほんの数センチの積雪でも、よく滑って転びます。雪用の靴なんて持っていないので、大変な思いをしますよ。

雪国の人はもちろん、都会住まいの方も雪の日は、迷わずこのヌプシブーティーを履いてもらいたいですね。グリップ力の高いゴム製ソールを備えているので、滑って転ぶ心配はかなり軽減されるはずです。

ソールは……。お、ビブラムソールを使っていますね。

そうです。ヌプシブーティーの多くのモデルで、ビブラムソールが使われています。ビブラム社がザ・ノース・フェイスのために開発したオリジナルソールです。これが、すごく優秀なんですよ。普通のゴム製ソールは気温が下がると硬くなって滑りやすくなるのですが、ヌプシブーティーのビブラムソールはその問題が解消されているので、つるつる滑りそうな氷の上でも安心して歩くことができるんです。

真冬の最強ブーツですね。もう買うことにしました。一足ください。

お買い上げ、ありがとうございます(笑)。

大胆に入れられた「THE NORTH FACE」のロゴもいいですね。

佐藤さんはロック系ファッションなどが好きなサブカル派だと思っていましたが、ザ・ノース・フェイスも好きなんですか?

大好きですよ。だってザ・ノース・フェイスは、ただのアウトドアブランドじゃないですから。

あ、そうなんですか? ザ・ノース・フェイスの蘊蓄、ちょっと聞いてもいいですか?

もちろん。ザ・ノース・フェイスは1966年にアメリカのカリフォルニア・バークレーで最初のストアをオープンしています。

もう半世紀以上の歴史を持つブランドなんですね。

そうですね。60年代といえばヒッピー全盛の時代です。そしてその頃まで、アウトドアマンの機能的ウェアというのは、ファッションとは無縁の“道具そのもの”という感じだったそうです。でもヒッピーたちは、アウトドアウェアを初めてファッションとして認識した人たちなんです。

なるほど。じゃあ、ザ・ノース・フェイスはガチなアウトドアマンよりも、ヒッピーのようなカルチャー志向の人に向けて創設されたんですか?

そのようですね。薄汚れた文明社会と離れて、ナチュラルに生きることを志したのがヒッピー。彼らは自給自足の半野宿生活を推奨していました。そしてカリフォルニア・バークレーというのはヒッピーの前身であるビートジェネレーションゆかりの地でした。オープンした当時のザ・ノース・フェイスストアの店内には、ボブ・ディランのポスターが貼られ、オープニングイベントでは、グレイトフル・デッドが演奏をしたそうですよ。ヒッピーの間で人気が急上昇していた地元カリフォルニアのサイケデリックバンドですね。

へえ!

つまりザ・ノース・フェイスというのは、ヒッピーの生活を支援するバリバリの“カウンターカルチャー派”としてスタートしたブランドなんです。もちろん、本物のアウトドアマンを唸らせる機能性もバッチリなのですが、今でもそれにプラスアルファのおしゃれ感が漂うのは、そのためだと思うんですよ。

なるほど。ザ・ノース・フェイスといえば、創業初期から掲げる、有名なメッセージがありましたよね?

「Never Stop Exploring=探検をやめてはいけない」ですね。これはザ・ノース・フェイスの創業者、ダグラス・トンプキンズの言葉です。

ダグラスさんは今もザ・ノース・フェイスを経営しているんですか?

いえ、彼は1968年には経営から退いています。そのあとは、他のアパレルブランドを運営しながら世界中を冒険した人なんです。でもチリのパタゴニア地方にあるヘネラル・カレーラ湖で乗っていたカヤックが転覆し、2015年12月8日に72歳で亡くなってしまいました。

そのニュースは見た記憶があります。確か、同じカヤックに同乗していて助かったのは、ブランドのパタゴニアの創業者だったとか。

そうなんです、ダグラスの親友であるパタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナーもそのカヤックに乗っていたんだそうです。ダグラスとイヴォンが、最後の瞬間まで一緒に冒険していたというニュースは、世界中のファンに悲しみとともに一種の感慨をもたらしたんですよ。

人生を冒険に捧げた人だったんですね。なんか、いいですね。パタゴニアの湖は、まさに探検の途中だったのでしょうね。

そういうことですね。そんなことを頭に入れつつザ・ノース・フェイスのアイテムを身につけると、何だかより愛着が増す感じがしませんか?

確かに! ザ・ノース・フェイスというブランドに対する見方が、少し変わりました。今日はどうもありがとうございました。

ザノースフェイス ヌプシブーティー

ヌプシ ブーティー ウォータープルーフ

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