開店祝いなどの華やかさを演出するお花の定番といえば、「胡蝶蘭」です。最も人気の高い洋ランで、和名では「胡蝶蘭」の名前で広く知れわたっています。
花言葉をたどれば「幸運、幸運を運んでくる」という意味などもあることから、縁起のいいお花の意味を持っています。
会社の設立祝い、開店祝い、開業祝いなど大切なお客様に贈る高価な贈り物の代表格といえます。
凛とした花の姿が蝶が舞う姿に似ていることから、「胡蝶蘭」の名前の由来があるようです。
名称 | Phalaenopsis |
---|---|
植物分類 | ラン科ファレノプシス属 |
英名 | Moth Orchid |
和名 | 胡蝶蘭 |
原産地 | 台湾、フィリピン、インドネシアあたり |
花言葉 | 幸運が飛んでくる、幸運を運んでくる、 あなたを愛す、清純 |
胡蝶蘭の種類としては、色的には、白色、ピンク色、リップ色(白色の花姿で、真ん中が赤紫色のもの)、黄色といったものが多いようですが、贈答用としては白色の胡蝶蘭が多いようです。
株立ちの数によって、1本立ち、3本立ち、5本立ち、7本……、といった具合で、だんだん豪華になっていきます。
また、生産者や生産場所によっては花の形、大きさ、花と花の間隔などいろいろな花姿があるようです。
オフィスなどでは、お花をもらってから、送り主が来るまでのしばらくの間は、会社の受付まわりや、玄関、入口の近くに置くことが多いかと思います。
その後は、できれば日当たりのよい窓際において管理してあげるのがいいかと思います。エアコンの風が当たる場所だけは避けて、根元の水ゴケが乾いたら、霧吹きなどで、水ゴケを湿らせる程度に水をあげます。
ご自宅などで管理する場合は、風通しの悪いところや、極端に暑くなるところは避けて、人が普通に生活をしていて、居心地のいいところでお世話をしてあげるのがいいかとおもいます。
また、冬季の夜間は極端に冷えるところはあまりよくないかと思います。
おく場所や環境によっても異なりますが、ひとつの目安として、表面の水ゴケが乾いてから、霧吹きなどで潅水してあげるのが基本です。オフィスなどでは週に1度程度、暖房の入る冬季では週に1~2回程度、水ゴケを触ってみて確認してください。
それから冬季の間は、夜間、エアコンがきれて寒くなる環境の場所では、できれば水やりは日中の暖かい時間帯であげるのが望ましいかと思います。
水が冷えて残ると、あまり胡蝶蘭にとってはよくないようです。
お祝いとしていただく胡蝶蘭ですが、意外とお花が終わったら、捨てる人が多いようです。
ここでは、植え替えなどの本格的なことは省くとしまして、オフィス、ご自宅などで簡単にお花を咲かすコツだけをあげてみます。
お花が終わっても、足元の株は生きています。お花に花を咲かせるコツとして、その茎の一番目の花の少し下あたりでハサミを入れます。
明るいところでお世話をしてあげれば切った付近の茎から、新しい茎が出てきたりします。その部分にうまくいけば花が咲いてきたりします。「愛情」というスパイスは必ず必要ですが…。