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さて 今日のお題は「iPhoneケース」です
用意したのは100均で売ってる透明カバーのタイプ
100円でこんな素材が買えるなんて最高でしょ!
この100円のケースを素晴らしく変身させちゃうって企画です
じゃあ まずは下地準備から・・・・
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塗装をするための下地を作るプライマーを塗るんだけど
そのプライマーの定着をよくするために
まずはヤスリでこすってケース全体にキズを付けます
色々なヤスリを試しましたが
私はこれは好き
サンドシートの極荒タイプ
80番だからメチャクチャ荒いです
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ハサミで好きなサイズにカットして使えるから便利なんです
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これでこすると こんな感じでケースがキズキズだらけに
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iPhoneケースのサイズだけにヤスリ掛けもアッと言う間に完了
これでプライマーがしっかりと定着します
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キャンディタワーオリジナルの万能プライマーを塗ります
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筆で薄く塗ります
30~60分くらい乾燥させた後
もう一度塗って二度塗りすれば完璧
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下地準備が完了したので
いよいよミリタリーペイントを使って戦車色に塗装します
塗装に使うのはハケではなくて
スポンジ
スポンジで叩くようにして塗っていくと
金属の質感が出せるんです
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iPhoneケースの上からポンポンポンと叩くように塗ります
スポンジに付ける塗料は薄くするのがコツです
スポンジに塗料を取った後
ダンボールのパレットの空いてるところで
ポンポンポンと叩いて塗料を落とします
塗料でベットリじゃなくて
スポンジ跡がしっかりと見えるくらい薄いのがベスト
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一度で塗りきりんじゃなくて
3回くらいで完成させるイメージで
1回目は下地が普通に透けて見えますがそれくらいでちょうどイイ感じ
塗装 乾燥 塗装 乾燥 塗装 乾燥 完成
こんな感じです
乾燥を待ってるのが私はできないので
ヒーティングガンで一気に乾燥させます
これを使うと時間が30分が10秒くらいになります
温風はかなり高温なのでiPhoneケースが溶けないように注意しながら当てます
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完成しました
このザラッとした質感が出せるのがミリタリーペイントの特徴です
たとえばスプレーで同じ様な色を塗ってもこんな厚みのある塗装はできません
金属っぽい質感でしょ!
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裏返すと普通の透明プラスチックだということがわかります
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これをベースに今度はサビ塗装をしていきます
まずはレンズ窓の部分から
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サビ塗装の塗料のラスティブラウンをスプーンで取ります
パレットにしてるのはダンボールの切れ端です
これだと塗装が終わった後にそのまま捨てれるので便利
私は結構、このパレットを捨てずにずっと使うタイプです
ただスポンジから塗料を馴染ませるのに白紙の状態のを常に別に用意してます
ラスティブラウンを水で薄めてシャバシャバにします
取り出した塗料を全部シャバシャバにするんじゃなくて
端っこをちょっとだけでOKです
筆は100均で売ってた豚毛の堅い筆を私は使ってます
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まずは汚し塗装のテクニックを使って
エアブラシのようなぼかしを入れていきます
シャバシャバにしたラスティブラウンを
カメラ窓周辺に塗ります
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塗ったらすぐに何も付いていないハケで
素早くこすります
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サビが下に垂れたっていうイメージで完成させますので
ハケを下方向に向かって サー サー サー
素早く動かして塗料を薄くのばします
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同じ要領で汚したい所に
薄くシャバシャバにしたラスティブラウンを筆で付けて
そこをハケでこすって薄く伸ばしてぼかしていきます
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ブラックの塗料を筆で付けたら
同じくハケを使ってすばやくこすって塗料を薄くのばします
これで周辺に塗料が馴染んでエアブラシで塗装したようなぼかし塗装ができます
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今度はサビに立体感を出していきます
スポンジにラスティブラウンの原液のまま(薄めていない状態)を取って
ダンボールの空いてるスペースでその塗料を叩いて塗って薄くします
スポンジ跡が見えるくらい薄くなったら
軽く やさしく ポンポンポンと
とにかく薄く載せて行きます
この薄くのせるのがコツです
薄いのを何度も上から載せて濃くしていきます
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こんな感じでサビさせたい場所にラスティブラウンを載せて
サビを表現していきます
スポンジに塗料がベッチョリと付いてると
下手な表現になっちゃいますので
とにかく薄く
薄くを何回も載せるのがコツです
今度はブラックをスポンジに取って
同じく薄く薄くしてから
ブラウンの上に載せていきます
ブラックを加えることでサビがよりリアルな見た目になります
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サビ塗装は何が正解ってのがありませんので
自分がイメージするままを色々試して表現してみてください
私はサビと 火薬の破裂跡やオイル染みをイメージしたサビが好きなので
こんな感じで仕上げました
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さあ 完成しました
100均で買ってきた透明のプラスチックが
すっかりと戦車のボディのようになりました
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今度は文字入れをしていきます
サビ塗装用の塗料のホワイトを使いました
筆に直接塗料を取って
それをダンボールの空いた場所で叩いて
筆の塗料を少量にします
ここでもベットリは厳禁
とにかく薄くが上手になるコツです
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ステンシルシートをマスキングテープで固定して
その上から筆を真下にトントントンと叩くようにして塗装していきます
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今回は3行に渡って入れましたので
1行入れてはヒーティングガンで乾燥させて
また次の行って感じで進めていきます
乾かないまますると塗料が付いて失敗しますので注意が必要
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本体がやれた感じなので文字があまりにもクッキリと入ってると
文字だけ浮いて見えちゃいます
そこでスポンジにラスティブラウンを取って
上からポンポンポンと叩いて
白い文字を少し落ち着かせます
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アーミータンクグリーンでも同じように上から叩くと
イイ感じで馴染みますよ
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さあ 完成です
100均のケースにはまるで見えないでしょ
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が ちょっと眺めてると
文字が大きすぎたなーと私の心が言い出しました(笑)
ということでもう一度やりなおします
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上からアーミータンクグリーンをスポンジで叩いて文字を消していきます
この途中の雰囲気もなかなかカッコイイでしょ!
なのでこのヤレた感じは色んな方法を思い切って試してみると
また新しい発見があったりで楽しめます
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こんな感じで消しました
一度乾燥させて もう一度アーミータンクグリーンを叩けば
完全に消えます
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ほら こんな感じで
サビ塗装も一緒に消えちゃいましたので
また同じ工程でサビ塗装して行きます
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メタル製のステンシルプレートで小さい文字があったので
それを使いました
デザインもサビの垂れ方向に合わせて縦バージョンに変えてみました
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文字入れはステンシルスタンプを使うと
初心者でも簡単に好きな文字を入れることができますのでオススメです
今回はステンシルスタンプのSサイズを使いました
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撃墜した証や出撃して無事に帰還した際に入れた爆弾マークをアクセントで
ポンポンポンと
文字サイズもバランス良く
カッコヨクまとまりました
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ステンシルスタンプを使った後は
専用のステイズオンクリーナーで塗料を掃除します
液を付けてティッシュで拭き取ればOK
ボトルはそれほど大きくないんですが
これ1本持ってると結構使える量があります
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しゃー 完成
戦車のボディっぽい質感が出ました
ケータイケースなので結構そこらにぶつけることが多いと思います
なので塗装剥げが気になる人は
つや消しのクリアをこの上から吹いておくと
コーティングができていいかも
ただつや消しとは言え、クリアを吹くと
何も吹かないこの状態よりはちょっとしっとりとした見た目になります
私なんかは「塗装が剥げたらまたその上からサビ塗装すればいいやん!」って派です
それができちゃうのがサビ塗装の良いところなんです
普通の塗装だと、剥げた上から塗装するとムラが目立っちゃいますが
このミリタリー系の塗装はそのムラこそがカッコイイ秘訣なので
初心者にも優しくて 簡単に楽しめる塗装なんです
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この乾いた感じが錆びてヤレた金属っぽくてカッコイイでしょ
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こういう立体感ある塗装は
ミリタリーペイントとスポンジによる塗装ならでは
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これ、材料費はたったの100円ですからね
プレゼントであげるのもイイでしょ
市販でこんなカッコイイのは売ってないから
ミリタリー系が好きな人だと絶対喜んでくれると思いますよ!
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サビが垂れた感じ
爆撃を受けた跡
いい見た目に仕上がりました
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さらに別バージョンも作ってみました
これはまず最初にブラックを全体にベース色として薄く塗ってから
その上にミリタリーペイントのアーミータンクグリーンを叩きました
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こちらはサビにラスティブラウンとブラック
そしてアクセントでラスティイエローを入れてあります
黄土色みたいなのがそのラスティイエローです
これはサビの中でも新しい目のサビを表現する時に使う色です
これをラスティブラウンの中のちょんと筆先で入れるだけで
こんなにサビがリアルに見えるんです
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さっきも言いましたがサビ塗装にこれが正解ってのはありませんので
思い思いのサビを表現してみてください
とにかく頭で考えるより
実際にやってみるのが正解
ダンボールでもイイんです
空いてるところに色んなサビパターンを施してみて
自分なりのサビ塗装を表現してどんどん腕を上げて行きましょう
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このケータイケースの塗装は
材料費の安さと実際にすぐに使えるところ
見た目の変身ぶり
どれを取ってもオススメの素材です
100均で売ってますのでぜひチャレンジしてみてください
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こんな風に大変身
やったことない人でも
このマニュアルがあれば誰でも簡単に作れちゃいますからね!
ホント 簡単にできて 楽しすぎますから
友達いっぱい集めて
みんなでサビ塗装ゴッコしてみてください
みんな少年のような目になって幸せそうに楽しんでますから
プラモ作りに夢中になったあの時代・・・・
大人になった今 もう一度やってみると
もっと楽しいんだ!ってことに気がつきますから!
人生はアッという間さ さあペンキ塗りを楽しもうぜ!(〃 ̄▽ ̄〃)ニャハ
キャンディタワーのDIYカレッジ また来週ー
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