
「気になる。」第13回 2019.6.7
6月というと必ずやってくる梅雨のシーズン、じめっとするのは気候だけにして心は晴れやかにいきたいものですね。
来るべきサマーシーズンに向けて、用意しておきたいアイテムは気温の上昇と共に増えていくのが悩ましいところではありますが、それが楽しかったりもするわけなんです。
お出かけすることが多くなるであろうこれからの季節に、各スタッフは何をピックアップするのか?是非ご覧ください。

毎年この時期はイタリア出張に向けて物欲が高まる“お買い物促進週間”なんですが、今年は諸事情で行かないのと、来秋冬の個人オーダーが溜まっているので控えめな動きに。
イタリアの食事で一番食べたい「ラッテリアのレモンパスタ」、あと半年のお預けとなるのが悲しくてやりきれない毎日です。
TAGLIATORE(タリアトーレ)DAKARダカール コットンリネンバスケットストライプ2Bジャケット
¥90,720
オーダーするときから「凄く良い雰囲気の生地だなぁ」と思っていたら、今シーズンのメインビジュアルにも使用されていたこちらのファブリック。採用されていた型はダブルブレストでしたが、ちょっと控えめにシングルというのが今の気分でしょうか。
ザックリした織地でバスケットのようなカラミ生地のような、凄く清涼感のあるタッチ且つ柔らかな発色。ここ最近モノトーンスタイルが多かったんですが、ベージュにグレーを合わせたコーディネートも凄く上品に見えますので、そのあたりのスタイルで是非使いたいジャケットですね。
インパクトのあるストライプを用いながら、派手過ぎずグイグイ前に出てこない塩梅、イタリアの色気をムンムンに感じさせるTAGLIATOREでは珍しいですが、これこそが新しいTAGLIATOREなのかもしれません。
DUNO(デュノ)ナイロンストレッチジップアップブルゾン
¥42,120
適当にサッと羽織ってそれなり以上に見えるって、素材の良さとシルエットの美しさがないと成立しないバランスなんです。
プライスが高いと適当に扱うのもちょっと勇気が必要になりますが、その辺りはDUNOが得意とするところ、きっちり税抜きアンダー4万円に抑えてきました。
ストレッチ性のある薄手で軽量なナイロン素材を用い、シルエットはシャープ、梅雨時期にも嬉しい防水性があり、皴もほとんど気にしなくていいというイージーケア仕様。
この手の機能素材を使用したブルゾンは今多くのブランドが提案していると思いますが、DUNOは頭一つ抜けているように思うんです。
クラシックなスタイルな方でも取り入れやすい絶妙なデザインと、小さい面積ながら主張のあるロゴ使い・・・、凄く良いセンスですね。
Drumohr(ドゥルモア)ハイゲージリネンジャージソリッドS/Sニットポロ
¥42,120
ずっとクルーネックを着ているとどうしても気になってくるのがポロタイプ。
クルーネックにスカーフというスタイルがここ最近定番でしたが、そろそろ違う感じで着たい、できればもう少し上品でエレガントに、ジャケットやカーディガンと合わせて立体感も出したいし・・・となると、もはやポロ一択。
中でも個人的に大好きな素材がこのDrumohrのリネンジャージニットなんです。
ニットなので伸縮性が高いのは普通なんですが、コットンやリネンのみですとキックバックが弱く、ダラッと伸びやすいものもあるんですが、今までリネンでこの素材以上に型崩れしないものを見たことがありません。
カーディガンでも着ているんですが、本当に素晴らしいので、ポロでも着たいと思ったわけなんです。
INCOTEX(インコテックス)VERVEヴァーヴ SLIM FIT コットンストレッチコンフォートツイル1Pテーパードパンツ
¥35,640
登場してまだ数シーズンですが、カジュアル感とドレス感のミックスバランスが素晴らしいINCOTEXのVERVEヴァーヴライン。こちらはそのストレッチツイル素材を用いたクリーンなタイプです。
玉縁の切り替えやクルミボタンなど細かな部分へのこだわりはINCOTEXらしいですし、シャープで美脚なシルエットも健在、明らかに上質なコットンパンツというオーラがひしひしと伝わってくるパンツですね。
ここ最近スポーティーなタイプなコンフォートスタイルを意識したちょいユルテーパードシルエットが人気ですが、体型が崩れやすいオーバーミドルはシャープでスマートなシルエットが一番似合うんです。
体型維持に努力が必要なのは当たり前ですが、こういった美しいパンツを定期的に穿くことで崩れがわかりますし、矛盾するようですが多少の変化はカバーしてくれるんです。
やっぱりパンツは上質なものに限ると思います。
Contre Allee(コントレ アリー)バイカラーラフィアタッセルスリッポン
¥42,120
これはリゾートで履きたい・・・、でも旅行の予定も特にありませんので、結局街で履くことになると思いますが、とにかく涼し気で洒落ているスリッポンですよね。
バッグ等でよく見かける“ラフィア”を用いたシューズ、今までにない発想が素晴らしい一足です。
ブランドは聞いたことがないという方も多いと思いますが、Contre Allee(コントレ アリー)。
パリとモロッコをルーツに持つ二人が作り出すナイスセンスなスリッポンなんですが、そんな世界有数のお洒落都市からインスピレーションを得ているシューズが素敵でないわけがない・・・という気がします。
サンダルを履かずに清涼感を出せると人気のグルカは今は定番になりましたので、エスパドリーユ、グルカ、そしてこのラフィアスリッポンが夏の三種の神器になるかもしれませんね。
FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラ)ポリエステルテレスコピック
¥14,040(ソリッド) ¥16,200(ブラックウォッチ)
久しぶりにご用意したテレスコピック(折り畳み傘)、紳士の為のアイテム作りに定評がある英国の雄FOX UMBRELLAS謹製です。
イギリスは日本と同じく雨が多い国なので、こういった物が必要になるケースは多いんでしょう。
手軽で便利、なくしてもそんなに懐が痛まないビニール傘を使っている方が多い日本ですが、紳士的な装いにはそれにふさわしい傘がありますので、やはり上質なものが使いたい。
そうなってくると歴史あるブランドの物が気になります。
FOX UMBRELLASは折り畳みではかなり大きめの傘になっているところと、上品なメープルハンドルを使ているのに手が出しやすいプライスというところでしょうか。
梅雨時期はバッグに忍ばせておくと凄く便利だと思います。

ここ数ヶ月で確実にお酒に弱くなっているのをまざまざと感じています。
ちょっと飲み過ぎると記憶が飛んでいることなどがあったりと、、、、歳なんでしょうか(悲)
『酒は飲んでも飲まれるな』、肝に銘じたいと思います。
PINE(パイン)サングラス 1032SG 1033SG
¥46,440
現在、京都店にて開催中のPINEのフェア(6月1日~6月13日)の為に特別に入荷してきたこちらのサングラス、モデルとしては同ブランドの中でも比較的新しいタイプでしてシンプルベーシックなものが多いコレクション内で異彩を放った逸品。
立体感が出るようなパーツの組み合わせもブラック×ガンメタのカラーリングであればすんなりと纏まってくれるところもポイントでしょうか。個人的には曲者感がはっきりとでるラウンドタイプが凄く気になります。
デニムにTシャツというシンプルスタイルにアクセントとして使いたい一本は間違いなく他と被らない独自の存在になってくれると思いますよ。
MARNI(マルニ)バイカラーショーツ
¥64,800
今シーズンぐらいから局地的に裾幅の広いパンツが盛りがっている気がします、、、、、気がするだけかもしれません。汗
ただ徐々にそういう流れになってきているのは確かに感じるんですよね。
というわけで、MARNIのショーツ気になります。なんとなくワークな感じがディッキーズを彷彿とさせますが実際は似て非なるものです、当たり前と言えば当たりまえですが。
タフな生地を使っているにも関わらず、穿いてみると上質で品のある雰囲気とストリートな空気感が見事に同居してまして、いい塩梅で大人も穿ける仕上がりになっているんです。個人的にこれって凄く重要なことなんですよね、子供っぽくならないショーツを探している方におススメしたい一本。
SUNNEI(サンネイ)コットンブロードストライプオーバーサイズドシャツ
¥46,440
『現在シャツはダウントレンドです。』、なんて誰が言ったかわかりませんが個人的にそういった感じは全くしないのです。
確かに着こなし方が変わったのは事実だと思います、ジャケットのインナーとしては全然着なくなりました。それは何故なのか?という疑問が自然と湧いてくるわけですが、理由は単純明快でカジュアルシャツがインナーとして着れないぐらいオーバーサイズ化したからなんです。(もちろんブランドによりけりではありますが)
このSUNNEIのシャツもインナーとして使うには難しいサイズ感ですよね、ただ現在はそれが気分というか羽織の一つとして捉える方が自然なのかなと。同ブランドお得意のストライプを採用した逸品、バスっと着たいです。
moncao(モンサオ)ステッチストライプオープンカラーS/Sシャツ
¥30,240
moncao、このオープンカラーとレギュラーカラーのタイプを買いました。抜け感のあるシルエットに軽さのあるカディコットン、ハンドで紡がれたステッチ、それが組み合わさる事によってこれまでにない魅力を感じさせるんです、個人的に今シーズン一番響いたブランドですね。
どこのブランドのデザインをやっていたとか生産背景だったりだとか、というファクターも入りとしては重要なんですが、実際に着て『コレ良いな!!』と感性を刺激されるレベルが凄く高いんです。
何でもかんでも大きく着ればいいというわけではありませんし、そのアイテムに沿ったベストサイズが有るのも勿論理解したうえで、このシャツは少し普段より大きめに着て『moncao=風』を感じたい、そんな一着です。
THE GIGI(ザ ジジ)オープンカラーシャツジャケット・1Pテーパードパンツ
¥45,360(シャツ)¥34,560(パンツ)
新しいセットアップ提案な感じがするTHE GIGIのBELL(シャツジャケット)とTONGA(パンツ)なんですが、勿論単体でもキッチリ使いこなしていただける逸品たち。
色合いがライトベージュなのでセットで着るとワーク感が強まるかと思いきや、いやはやそんなことはなかったです。なんともモダンな雰囲気で洗練された大人の休日着といった感じでしょうか。
コロニアルなスタイルにもバッチリ使えてしまえるところがポイントですし旬なセットアップ、THE GIGIの提案は毎シーズン魅力がありますよね。まさにDon't Look Backな感じがします。

好きな曲のテイストで昔からずっと変わらない要素の一つが”浮遊系のヴォーカルナンバー”。
これまで聴いてきた中で非常に数多くのお気に入りの曲がありますが、ここ数年個人的1位を守り続けるのがLAのTHE INTERNETというグループの「GIRL」というナンバー。
初期のマッシヴアタックを思い出す様な雰囲気のこの曲、これ系では最強のナンバーです。
moncao(モンサオ)カディコットンダイヤステッチパターンオープンカラーS/Sシャツ
¥28,080
ほんのりエスニックな香りを漂わせつつも、決して純筋のそれではないちょっと独特の雰囲気を持ったこちらのシャツ。
現在、コアなファッション層を中心に局所的に人気が高まっている・・・??と噂される、moncao(モンサオ)という新進気鋭のブランドなんです。
某トップモードブランド出身のデザイナーが手掛けているこちらのブランドのシャツは、インドのカディコットン(手紡ぎ手織りの布)を使用した非常に温もりを感じさせる逸品でして、エスニックな雰囲気がベースにありつつも洗練されたイタリアンブランドのアイテムと謎に相性が良いんですよね。
いくつかあるモデルの中の一つであるこちらは、緩めのシルエットに五分袖・開襟というちょっと間違えると現地っぽくなってしまう要素が多い中、モード畑出身のデザイナーならではの感性が光るワンアンドオンリーなシャツに仕上がっています。
MAURO de BARI(マウロ ディ バリ)バケッタレザーストラップコンフォートサンダル
¥21,384
一年の中で約3ヶ月という非常に限られた期間のみ楽しむ事が出来るアイテムがサンダル。
大体6月から9月にかけてといったところでしょうか。
大人っぽい雰囲気のレザーサンダルというのは本当に優れたアイテムでして、何気ないシンプルなスタイリングも大人っぽさをキープしつつどこか”ヌケ”のある洒落た雰囲気に仕上げてくれるんですよね。
先シーズン同様、今シーズンも非常に豊富なバリエーションで見る人を楽しませてくれるMAURO de BARIの中で、個人的に気になったのがこちらのモデル。
バケッタレザーのストラップデザインが特徴的ながらも極めてシンプルな印象でして、ジャケットスタイルからカジュアルなジーンズスタイルまで非常に幅広いスタイリングにすっと馴染んでくれます。
ソールはマットなラバー素材を使用、ほんのりポテッとしたシャープ過ぎないフォルムが凄く気分なんですよね。
SANTANIELLO(サンタニエッロ)リネンウールコットンストライプ6Bダブルジャケット
¥70,200
プレーンな無地のTシャツに色落ちしたブルージーンズ、足元はサンダルといった夏定番のカジュアルスタイルに気負わず羽織れて季節感もあるジャケットはないかな・・・といつものごとく店内を物色していた時に、「これかな」と思ったのがこちらのSANTANIELLOのジャケット。
凄くいい感じにカジュアルに感じたこちらのジャケット。
勿論、シャツにドレスシューズ等でエレガントな雰囲気のスタイリングにも仕上げられる汎用性の高いジャケットなのですが、個人的にはブルゾン感覚でいい塩梅に崩して着たらまた違った魅力を引き出せるんじゃないかと感じたんですよね。
リネン・ウール・コットンをバランス良くブレンドする事で、それぞれの素材の持つ良さが上手く表現されており、ほんのり涼しげな表情をしつつも落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
entre amis(アントレ アミ)GAGA 1プリーツテーパードクロップドスキニーチノ
¥24,840
最近はもっぱら黒のボトムスばかりで変化の無い毎日を過ごしている自分なのですが、やはり一番落ち着くんですよね・・・
ブラックのパンツに黒のシューズ、個人的にはこの組み合わせが普通にして最強の下半身だと思っていまして、クローゼットにあまり見分けの付かないパンツが並んでいる状況なんですが、そこに新たに加えたいなと密かに目をつけていたこちらのentre amisのパンツ。
いわゆるチノスラックス型なんですが、みなさんご存知の通りこのGAGAというモデルはこういったデザインのパンツとしては考えられない程の細さなんです。
ボディラインがバチッとですスキニーシルエットでして、個人的にはジーンズ感覚で穿けつつもデニムよりいい感じに大人な雰囲気に仕上げてくれるところにグッとました。
合わせるアイテムを選ばず、イメージするスタイリングに仕上げるにあたってしっかりと仕事をしてくれる名バイプレイヤー的な存在になってくれると思います。
Finamore(フィナモレ)ウォッシュドコットンリネンソリッドバンドカラーシャツ
¥33,480
数年前までのイメージだと、ちょっと年配の方が着るイメージを持っておられた方も多いであろうバンドカラーシャツ、ここ最近は非常に多くのブランドから提案されていますよね。
首回りのスッキリ感にちょっと抜けのある独特の雰囲気・・・カジュアルダウンが着こなしのキーポイントとなる今の時代、この絶妙な空気感が凄くフィットするんだと思います。
gujiの中でも様々なブランドで取り扱いしておりますが、良い意味で最もクセがなくバンドカラー初挑戦に最も適した一着がこちらのFinamoreのLORENZOというモデル。
今シーズントレンドのリネン素材を使用したこちらのタイプは、素材とシルエットの良さを活かしたシンプルなシャツなんですが、バンドカラーという事で首元が非常に軽く見え普通に着るだけでちょっとこなれた感じに見せてくれるんです。
定番の3色でのご用意がありますので、是非これを機会に一度バンドカラーの世界を味あわって頂きたいですね。
991(ナインナインティワン/キューキューイチ)モックネックビッグシルエットニット
¥29,160
現代の空気感を上手く取り込んだクリエーションで高い人気を誇る991。
日本の老舗ニットメーカーが手掛けるという事もあり品質の高さは大前提なんですが、何よりその空気感が極めて”今”な感じなんですよね。
メーカーが独自に開発したウォッシャブルウール「RaYSレイズ」を採用したこちらのニットは、モックネック タイプでややボリューム感のあるシルエット、ダメ押しでちょい長の袖丈という非常にトレンド感のある仕上がり。
シンプルに着るだけでほんのりモードでクールな雰囲気に仕上げてくれます。
気になる。