癒されながら肌を整える。パナソニック ナノケアスチーマー『EH-SA70』を使ってみました

ナノサイズの濃密な温スチームを角質層まで浸透させて、うるおいで素肌を整えるパナソニックの「ナノケアスチーマー」。
肌にいいと言われる温度帯（約40℃）のスチームでキメが整い、肌のハリ感がアップ。
後のスキンケアが浸透しやすくなり、クレンジング時に使えば毛穴奥の汚れもしっかり落とせるのが特徴です。
摩擦レスでケアできるので肌への刺激が不安な方も使いやすく、操作がシンプルなので初めての美容家電にも人気のアイテムです。

ナノケアスチーマーはバリエーション豊か！

シリーズ最上位モデル「EH-SA0B」には、化粧水をミスト状にする機能や肌を引き締める冷ミストなど、肌状態で選べるコースが豊富にありますが、『EH-SA70』は温スチームコースのみのシンプル仕様。
使い方はとてもカンタンで、使う水の量に合わせてスチームの時間を選び、顔全体にスチームを浴びるだけです。
ナノケアスチーマーで1番小さなモデル「EH-SA3C」と同じ使い方で、ダブル温スチームをたっぷり使えるイメージですね。

温かいスチームに包まれる感覚はサウナにいるときとよく似ていて、肌と一緒に気分までほぐれるような心地よさを味わえます。
EH-SA70はこのスチーマーでの癒しタイムをもっと贅沢なものにしようと、好きな精油を使えるアロマストーンと、ケア中に光る優しいあかりを採用。
1日の終わりに、あたたかさと香りとあかりに包まれる･･･これは気持ちよく眠れそうだなあ。

インテリアに馴染むシンプルなグレージュカラー

本体はパナソニックの美容家電では初めて見たかもしれない、マットなグレージュカラー。
天面はEH-SA0Bの大理石調から大きく変わり、透け感のあるワンカラーになりました。
少し大人な雰囲気が漂うシンプルかつオシャレなデザインで、年齢・性別問わず使いやすそうです。

木目調のデスクや真っ白のコスメワゴンなど、どこにおいても上手く溶け込んで、インテリアのいいアクセントになってくれました。

本体サイズはEH-SA0Bよりも幅は小さくなりましたが、高さと奥行は少し増加。
棚や引き出しなど天井がある場所ではなく、ドレッサーやデスクに据え置きして使いたいです。

ボタンは右側面にあるものだけで、スチーム吹き出し口周辺はすごくスッキリしています。
この2つの吹き出し口から勢いよく温スチームが噴射するのですが、このあたりは水滴が付きやすいので、ボタンやレバーなどの凹凸がなくサッと拭きとれるのはありがたい！

お好きなアロマと優しいあかりでリラックス

これまでのナノケアスチーマーでもアロマタブレットを使えるモデルがありましたが、EH-SA70はアロマストーンに精油（エッセンシャルオイル）を垂らして、好きな香りを楽しめるようになりました。
精油2滴ほどで1〜2日香り、アロマストーンが乾燥して香りがなくなったら違う精油も使えます。
アロマストーンはスチーム吹き出し口の上にある、丸いくぼみにセットします。
スチームを使っていないときもアロマストーンは入れっぱなしで大丈夫なので、フタを開けた途端にふわっと香りが漂い、電源も入れていないのに癒しが始まりますよ。
※ アロマなしでも使用できます。

EH-SA70の動作は、STEAM（温スチーム）と、STEAM LIGHT（温スチーム＋あかり）の2つ。
あかりをオンにすると暖かなオレンジ色のライトが灯ります。
このあかりは癒しを目的とするもので、ふわっとやさしく光ります。
あかりはナノケアスチーマーでは初搭載の機能で、最初は「光るだけかあ･･･」とも思ったのですが、寝る前の少し暗い部屋で使うと抜群の癒し力で、至福のひとときを過ごせました。
美容スチーマーにあかり、ある方が絶対いいです！

実際にスチームを浴びる準備をしていきましょう！
まずは、背面にある給水タンクに水道水または精製水をいれます。
ミネラルウォーターやアルカリイオン水、温泉水などは美容に良いイメージがありますが、硬度が高すぎるのでスチーマーにはNGです。

給水タンクには3、6、12のメモリがあり、入れる水の量で温スチームの噴射時間を調整します。

給水タンクをセットしたら、付属の充電コードを差し込んで準備完了です！

STEAM LIGHTモードで運転を開始すると、まずアロマストーンをセットしているくぼみ付近にオレンジ色のあかりが灯り、その15秒くらいあとから少しずつ温スチームが出てきました。
温スチームが噴出されるまでの時間は使う環境によって変わりますが、30秒もすれば周囲はもくもくになります。

2つの吹き出し口を使うダブルスチームなだけあって勢いはよく、自らスチームにあたりに行かなくても20cmほど離れた場所にいると、顔全体が温スチームに包まれます。
スチームは少し温かいな〜くらいからじんわりと肌温度が上がっていく感覚で、12分浴びてもリラックスするのにちょうどいい温度でした。

スチーム後は肌がしっとりと潤っていますが、そのまま放置すると乾燥に繋がるので、できるだけ速くいつものスキンケアに取り掛かりましょう。
柔らかくなった肌は美容成分の浸透力がアップし、触り心地のいいもちもち肌を実感しやすいですよ。
後のスキンケアをイオン導入や高周波（RF）機能のある美顔器で行うと、さらに美容成分を閉じ込められるので、特別な日の前におすすめです。

筆者が美容スチーマーを激推しする理由は、ディープクレンジングでのメイクオフができるから。
顔全体に温スチームをあて、メイクを浮かせてからクレンジングすると、毛穴奥の汚れまでしっかり落とせます。

試しにつけまつげにマスカラを塗り、3分間スチームをあててからクレンジングオイルでオフしたところ、結果は一目瞭然（画像2枚目）。
ゴシゴシ擦らなくても、優しくコットンを滑らせるだけでここまで落とせるのは嬉しいです。
目元への摩擦はくすみになりやすいですし、まつげが抜けたら悲しいですもんね･･･。

筆者は、クリームタイプのメイク落としを使ってディープクレンジング（週に3回ほど）を2年以上続けていますが、肌のごわつきや小鼻周りの黒ずみが改善しているのが実感でき、改めてクレンジングの大切さを噛みしめています。
メイク残りは毛穴の詰まりやくすみなどの肌トラブルにつながりやすいと言いますし、何よりクレンジング後のさっぱり感が本当に気持ちよくてお気に入りです。

クリニックやエステで人気の肌ケアを見ると、肌刺激がそこそこあるものが多く、キレイになる＝痛みに耐えなきゃいけないの･･･？と不安になる方もいらっしゃると思います。
おうちで使える美容家電は優しい刺激のものがほとんどですが、『EH-SA70』ほど"癒し"をくれる肌ケアアイテムには初めて出会いました。

朝起きたときに顔がむくんでいる、明日はバッチリメイクでお出かけしたい、疲れに負けてメイクをオフせずに寝ちゃった･･･。
そんな時は、EH-SA70の濃密な温スチームに頼りましょう！

パナソニックのスチーマーはバリエーションが多いのも人気の1つです。
化粧水のミスト化など豊富なコースを使いたいなら「EH-SA0B」、温スチームを少し試してみたいなら「EH-SA3C」がピッタリですが、シンプルにたっぷりの温スチームを浴びたい！とにかく癒しがほしい！という方は『EH-SA70』がおすすめです。

温かいスチームとお好きな香り、優しいあかりで、極上のリラックスタイムをお過ごしください。 2022.12.30 (もあ)