2024.03.22
Joshin 試用レポート
価格重視派には強者スマホ。モトローラより登場した2万円台スマホ『moto g24』を使ってみた感想
Motorola(モトローラ) moto g24(8GB/128GB)
新たに登場したモトローラのエントリーモデル『moto g24』。
モトローラといえば低価格なスマホが人気だが、同じ価格帯でも高性能だったり価格に特化させていたりと個性は違う。
「2万円台スマホ」として注目されそうな「moto g24」は一体どんなスマホなのか、実機レビューするとしよう。
ライター:ぴよこ
Motorola(モトローラ) moto g24(8GB/128GB)
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手ごろな価格でコスパが良いスマホに定評のあるモトローラは、世界初となる携帯電話を作った1928年設立の老舗メーカー。
2023年には折り畳みタイプのハイスペックスマホを発売し、注目を集めていたのはまだまだ記憶に新しい。
今回レポートする『moto g24』は、エントリーモデルの位置付けで、価格重視の方向けスマホだ。
スペックの確認
moto g24 | ||
---|---|---|
OS | Android 14 | |
CPU | MediaTek Helio G85 オクタコア (2.0GHz x 2+ 1.7GHz x 6) | |
メモリ/ストレージ | 8GB / 128GB(eMMC 5.1) | |
リフレッシュレート | 90Hz | |
ディスプレイサイズ:約 | 約6.6インチ / 1,600x720 (HD+) | |
カメラ | ||
アウトカメラ | 約5,000万画素メイン (f/1.8) PDAF / 約200万画素マクロ (f/2.4)、LEDフラッシュ | |
インカメラ | 約800万画素 (f/2.0) | |
生体認証 | 顔認証+指紋認証 | |
NFC / おサイフケータイ | 〇 / × | |
イヤホンジャック | 〇 | |
充電端子 | USB-Type C (USB 2.0) | |
本体サイズ(約) | 約163.49mm x 74.53mm x 7.99mm(最薄部) | |
質量(約) | 181g | |
バッテリー容量 | 5,000 mAh | |
防水/防塵 | IP52 | |
対応周波数 |
5G:- 4G:LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41 3G:W-CDMA B1/B2/B5/B8 2G:GSM 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz |
8GBのメモリと90HzのリフレッシュレートだがストレージはeMMC 5.1
エントリーモデルでメモリが8GBでリフレッシュレートが90Hzは強力。
さらにRAMブーストによって最大16GBまで拡張することができるので、複数のアプリを同時に開いても安定した動きができるという。
スマホの頭脳であるCPUはミドルレンジ帯の「Helio G85」を採用。
ベンチマークスコアはそこまで高くはなく、ストレージもeMMC 5.1のため、ゲームユーザーには不向き。
5Gの周波数には非対応。
スペックから、性能よりも価格で勝負しているエントリーモデルといった印象だ。
大容量5,000mAhバッテリー、Dolby Atmos®とステレオスピーカーを搭載
バッテリーは大容量の5,000mAhと長時間の使用も安心。
音楽や動画の臨場感を高めるDolby Atmos®とステレオスピーカーも搭載。
防水性能はIP52と高くはないが、生活防水レベルには耐えられる。
夜景もキレイに撮れるナイトビジョン搭載カメラ
カメラは5,000万画素クワッドピクセルカメラシステムで、夜景もキレイに撮れるナイトビジョンを搭載。
マクロレンズも搭載しているのでカメラ撮影が楽しめる。
実際に撮影した画像は下記参照。
最新スマホらしい無駄のないスムースデザイン
『moto g24』のカラーは、アイスグリーンとマッドチャコールの2色展開。
バックパネルはほどよいマット感のあるメタリックな塗装がされた樹脂製パネルで、本体は軽くて持ちやすい。
角の程よい丸みは手なじみがよく、無駄のないスムースデザインだ。
低価格スマホはデザインにはやや妥協しないといけない事もあるけど、moto g24は最新のスマホらしい洗練されたデザインだ。
【動画あり】ややカクつきはあるもののエントリーモデルとしては◎
モトローラのスマホはメーカー独自のカスタマイズをほとんどない「ピュアandroid」端末なので、内蔵アプリがスッキリしていて使い始めにアプリの清掃をする必要はほとんどなさそう。
ブラウザの立ち上げ、ネットサーフィン、X(旧Twitter)の使用、ホーム画面の表示、アプリからアプリの切り替え、まんがコンテンツを見る・アプリからアプリを切り替えるなどをして使ってみた。
特に問題はないけど全体的にちょっと遅く、切り替えやページした直後にカクつきはある。
スクロールが伸びずに指でシュシュシュシュ!とする回数は多い。
たくさんアプリを開いていても落ちる事がなく動いていて、切り替えは速い。
値段を考えると充分な動きなので、エントリーモデルとしては納得の性能。
ちなみにゲームもいくつかやってみた。
グラフィック性能の高いレースゲームは読み込みやカクつきはあったがレース自体は問題なくできた。
きのこを栽培するゲームはサクサク動いたけど、クリッカーゲームはカクついた。
アウトカメラで撮影してみた
夜の撮影にも強いという事だったので夜にも撮影してみたが、手持ちでも安定してキレイな写真が撮れた。
明るい屋外だと画質の粗さも目立たずキレイな写真。
屋内や曇りのような暗い場面だと全体的に写真が暗い印象だったので、オートではなくプロモードにして露出補正をして撮影するのが良さそうだ。
まとめ
ゲームをするなら他のモデルがおすすめですが、性能に対してはかなり攻めた価格帯なので、何よりも価格を重視する人向けのモデルです。
ワイヤレスイヤホンで音楽も聞きましたが音は良いしカメラも昼夜問わず安定して撮れます。
これでバッテリーも5,000mAhと、スマホとして最低限欲しい機能がしっかり揃っているので、「ゲームはしない。メッセージの送信やネットや動画を楽しめたらいい」という方なら充分!
この価格に対してこの性能で洗練されたデザインと、低価格スマホとして魅力的な1台です。
2024.03.22 (ぴよこ)