2021.12.10
Joshin 試用レポート
温スチームでうるおいを与えてもちもち肌!パナソニックの「ナノケアスチーマー」を3機種使ってみた
パナソニック ナノケアスチーマー EH-SA0B / EH-SA6C / EH-SA3C
数々の美容家電を試してきた筆者が「これがないとメイクができない!」と思うほど愛用している、パナソニックの「ナノケアスチーマー」。
温かいスチームで顔全体を優しく包んで、肌にうるおいを与えるアイテムで、朝起きてすぐに使えばむくみが取れてメイクがしやすく、夜はクレンジングの際に使えば毛穴の奥の汚れもしっかり落とせます。
操作とお手入れがとてもカンタンで、機械に苦手意識がある方も使いやすいですよ!
パナソニックのナノケアスチーマーは、高性能タイプから手軽に使えるコンパクトまでラインナップ。
今回はシリーズを3機種比較してみたので、使いたいシーンにあわせてチェックしてみてください。
ライター:もあ
パナソニックのナノケアスチーマーで、肌に"うるおい"をたっぷりチャージ!
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丁寧にクレンジングしているつもりでも、古い角質細胞や毛穴に詰まった角栓はなかなか落とせず、残ってしまうとやがて肌のざらつきやくすみの原因となってしまいます。
「ナノケアスチーマー」は、ナノサイズの温かいスチームを角質層まで浸透させて、汚れを落としながら肌にうるおいを与える美容家電。
肌を柔らかくすることで後に使う化粧水や美容液が浸透しやすくなり、乾燥知らずのもちもち肌を目指せます。手持ちの化粧水をミストにできる『EH-SA0B』と、「ナノイー」で毛先のケアもできる『EH-SA6C』、コンパクトでカンタン操作の『EH-SA3C』の3種類があり、なりたい肌やシーンに合わせて選べますよ!
まずは各モデルの特徴をみていきましょう!
パナソニック スチーマー ナノケア 温冷・化粧水ミストタイプ「EH-SA0B」
ナノケアスチーマーシリーズの最上位モデル「EH-SA0B」は、化粧水をミスト状にして噴出する機能があり、温スチームとのダブル保湿で、もっちりと弾力のあるうるおい肌を作れます。
ミスト状の化粧水は顔全体にムラなくいきわたり、画用紙を使って普段の手塗りと比べるとその違いは一目瞭然!(詳しくは試用レポートをご覧ください)
専用の化粧水は必要なく、いつも使っている化粧水でワンランク上のスキンケアができます。
温スチームだけでなく、肌を引き締める冷ミストを組み合わせたものなどコースが豊富で、その日の肌状態によってケア方法を変えられるのもとても魅力的!
コース選択ボタンを押すとスチーム吹き出し口の下にコースが表示されるので、選ぶときに操作に迷うことはありません。
スチーム吹き出し口が2つあるためスチーム量は3機種の中では圧倒的に多く、吹き出し角度がレバーで調整できて、スチームを顔全体にあてられます。
寝ている間もケアできるナノケア「EH-SA6C」
「EH-SA6C」は温スチームの他に「ナノイー※」機能があり、肌だけでなく毛先のケアも可能。
スチーム・毛先ケア・「ナノイー」の3つのモードで、シーンに合わせて使えます。
※「ナノイー」とは
空気中の水に高電圧を加えることで生成される、ナノサイズの微粒子イオン。
一般的な空気イオン(マイナスイオン)の約1,000倍(体積比)の水分に包まれていて、うるおいのあるなめらかな髪へ導く。
毛先ケアモードは温スチームを浴びた後「ナノイー」送風でケアするモードで、毛先を軽く揺らしながらあてると、ツルンっとまとまりのある髪になります。
「ナノイー」だけを最長約8時間あてられる「ナノイー」モードもあり、無音なので音を気にせず、在宅ワーク中や眠っている間も肌や髪や乾燥しないようしっかりケアできます。
「ナノイー」だけを使うときはスチームは出ないので給水は必要なく、肌や髪が濡れることもないので、ながら美容に取り入れやすいですよ!
天面のフタを開くとコースが書かれていて、切替ボタンを押すとランプがついて選択できます。
EH-SA6Cの操作もとてもカンタンです。
シンプル機能でいい方向けのナノケア「EH-SA3C」
機能は多くなくていいから、とりあえず温スチームを使ってケアがしたいという方におすすめなのが「EH-SA3C」。
ひょいと軽々持てるコンパクトサイズで、丸みを帯びたたまごのような形がとてもかわいい!
幅をとらないのでテーブルやドレッサーに置いていてもジャマになりにくいです。
機能は温スチームのみで、何分浴びるかを給水タンクへの水分量で調整します。
12分:時間のあるとき、しっかり保湿したいとき
6分: メイク前にカンタンに保湿したいときに
3分: クレンジング時に
なので操作は電源ボタンをオンにするだけと、とてもシンプル!
小さくても温スチームのサイズと温度は他の2機種と同じなので、肌に充分なうるおいを与えられます。
外観や機能、コースの違い
EH-SA0B | EH-SA6C | EH-SA3C | |
---|---|---|---|
特徴 | 温冷・化粧水ミスト | スチーム・毛先ケア | コンパクト |
サイズ(高さ×幅×奥行き) | 約16.8×17.6×19.1cm | 約18.0×12.5×20.0cm | 約16.3×10.4×14.8cm |
質量 | 約1.9kg | 約1.2kg | 約0.7kg |
スチーム温度 | 約40℃(噴射口での温度) | ||
スチーム発生量 | 約12mL/分(吹出口2個) | 約6mL/分(吹出口1個) | 約6mL/分(吹出口1個) |
タンク容量 | [スチーム]約190mL [冷ミスト]約10mL [化粧水]約3mL |
約95mL | 約90mL |
コース | ・温スチームコース(約12分) ・クリア肌コース(約13分30秒) ・ハリ/弾力コース(約12分) ・化粧水ミスト(お好みの時間) ・冷ミスト(お好みの時間) |
・スチームモード(約12分) ・毛先ケアモード(温スチーム約4分、ナノイー送風約2分) ・「ナノイー」モード(約8時間) |
・スチームモード(約12分、約6分、約3分※) ※給水タンクへの給水量で調節 |
冷ミスト/化粧水ミスト | 〇 | - | - |
「ナノイー」送風 | - | 〇 | - |
アロマタブレット | - | 〇 | 〇 |
大きさを比較するとEH-SA0Bは圧倒的に存在感があり、EH-SA6CとEH-SA3Cは持ち運びやすい軽量サイズです。
パナソニックの美容家電はピンク色が多いのですが、3機種ともホワイトをベースカラーにしたシンプルで大人なデザイン。
特にEH-SA0Bの大理石のような天面はオシャレでインテリアにも映えます。
スチームの吹き出し口はEH-SA0Bが2つ、他の2機種は1つです。
2つあることで倍のスチーム量を噴出できるEH-SA0Bの温スチームは、とても高密度で顔全体にしっかりうるおいを与えます。
1つの吹き出し口でも、角度の工夫をしながらあてることで、顔全体にまんべんなく行きわたりますよ。(各モデルのスチームの出方は後の動画で確認していただけます)
EH-SA6CとEH-SA3Cに付属するアロマタブレットをスチーム吹き出し口の前にセットすると、スチームを浴びながらアロマの香りでリラックスできます。
付属の真生ラベンダーの香りの他に、別売りでベルガモットやイランイランなど、全5種類の香りを楽しめますよ。
3機種とも電源コードを繋いだまま使用しますが、コードは着脱式で、使用後の本体に残った水を捨てる時には外して処理が行えます。
コードが濡れる心配がないし、持ち運びにジャマにならないのが本当にうれしい!
ひとつ注意したいのは、排水するときは本体をそっと持っていきましょう。
本体にたっぷり溜まるのでこぼれやすく、使用直後の水は高温です。
特に持ち運びしやすいEH-SA6Cは取っ手を持って振りまわすと悲惨なことになってしまいます。
お手入れはこの排水と、スチーム吹き出し口についた水滴を軽く拭くくらいなので手間はありません。
美容家電に慣れていない方でも、毎日のスキンケアに取り入れやすいですよ。
温スチームの様子を比較
給水タンクはEH-SA0BとEH-SA3Cは背面、EH-SA6Cは天面の後ろのほうにあり、すべて少し引っ張るとカポッと外れます。
給水タンクには水道水または精製水を入れましょう。
ミネラルウォーターは美容によさそうなイメージがありますが、カルシウムやマグネシウムが多く故障の原因になるので使わないでください。
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給水タンクに水道水を約90mLずつ入れて、3機種の温スチームの様子をチェックしてみました。
EH-SA0Bは他2機種よりワンテンポ遅れてスチームが出てきますが、あっという間に高密度なスチームでモクモクになりました。
顔全体がたっぷりのスチームで包まれるためか、スチームの温度は3機種とも約40℃と同じなのに、肌温度はEH-SA0Bが1番上がった気がします。吹き出し口が1つのEH-SA6CとEH-SA3Cは、斜め上にスチームが上がり、顔の下半部やデコルテにあてたいときは角度調整が必須。
EH-SA3Cは本体で角度調整ができないので、少し顔を上げたり背筋を伸ばしたりと、こちらが動いてちょうどいい場所にスチームをあてていきます。
3機種を実際につかってみた感想
美容スチーマーは「スキンケアの土台を作るもの」というイメージなので、スチーマーで化粧水ミストのスキンケアができるのにとても驚きました。
温スチームで肌を柔らかくした後の化粧水ミストは、化粧水が肌にぐんぐん入っていくのを実感でき、ケア後は乾燥しやすい頬も弾力があってもちもち!
普段使っている化粧水をそのまま使用できるのもよかったです。
温スチームをたっぷり浴びた後に冷ミストで肌を引き締める「ハリ/弾力コース」が特にお気に入りで、むくみを取りたい朝のメイク前には欠かせません。
肌だけでなく「ナノイー」で毛先のケアもできるのがとても魅力的!
コンパクトサイズでベッドサイドやデスクなどに置きやすいので、睡眠中や在宅ワーク中は「ナノイー」モードで長時間のケアをしていました。
「ナノイー」をあてると静電気や乾燥で痛みがちな毛先の指通りがとても良く、睡眠中にあてると翌朝毛先のパサつきが落ち着いているように思いました。
「ナノイー」があたる場所にはムラがあり、髪全体がツヤツヤとはいきませんが「この場所はケアできたな」とすぐにわかるくらい「ナノイー」があたった場所は触り心地が違います。
温スチームは12分のコースのみで、慌ただしい朝やクレンジングで使いたい時は途中で止めますが、だんだん肌が温まってくるサウナのような心地よさにハマると、なかなか止められません。
スチーム吹き出し口は1つですが、角度を自由に変えられるので顔全体にあてるのはカンタンでした。
あまり広くないドレッサーでも、場所を取らずに置いておけるのがとてもいいです。
機能は温スチームのみとシンプルですが、クレンジングの際に取り入れるだけでも、少ない刺激でメイクがキレイに落ちることで肌トラブルが少なくなるのを感じられます。
顔全体を温めながら、ローラーやカーブのついた肌を滑らせるタイプの美顔器を使うと、次の日はむくみが取れてすっきりとしたフェイスラインになっていました。
スチームの出る角度は一定なので、顔を動かさないとずっとおでこ付近にあたってしまいます。
顔全体が温まっている感じはありますが、スチームがあたる場所にはムラがありそうです。
まとめ
朝起きたときに顔がむくんでいたり、乾燥でザラついているとどうにもテンションが上がりません。
過去の筆者は朝起きるとすぐに蒸しタオルを作っていましたが、温度調整がうまくいかず熱すぎたりすぐに冷めてしまったりで悩んでいました。
そんなときにパナソニックの「ナノケアスチーマー」を試し、温かいスチームで毛穴汚れやむくみがとれる快適さに、もう手放せなくなったのです。
筆者が愛用しているのは温冷コースが使えるものですが、温スチームだけでもその後のスキンケアの浸透具合が全然違うので、特に肌を保湿したいと考えている方はぜひ使ってみてほしいです。
EH-SA0Bは、豊富なコースや化粧水ミストなど機能性にこだわって本格的なケアをしたい方。
EH-SA6Cは、肌だけでなく毛先もうるおいたっぷりにしたい方や、在宅ワークなどで家にいる時間が長く、ながら美容をしたい方。
EH-SA3Cは、温スチームを試してみたい方、使いやすさや本体の小ささにこだわりたい方におすすめです。
EH-SA3Cを愛用しているスタッフは、細身のドレッサーなのに引き出しの中に収納できたらしく、コードも外してスッキリ収められる、このサイズがお気に入りのようです。
どの機種も操作がカンタンで初めての美容家電にもピッタリです!
ぜひナノケアスチーマーで乾燥しらずのもちもち肌を実感してみてください。
2021.12.10 (もあ)
※感じ方や効果には個人差があります。