2021.11.19
Joshin 試用レポート
パナソニック「EH-SA0B」とヤーマン「IS-101N」2機種の美容スチーマーを比較レポート!
パナソニック ナノケアスチーマー EH-SA0B / ヤーマン LEDスチーム美顔器 IS-101N
温かいスチームで肌に潤いを与えて、その後のスキンケアの土台を作る美容スチーマー。
肌の乾燥やゆらぎが気になる方を中心に、お家美容で取り入れる方が増えています。
今回は数ある美容スチーマーの中でも特に人気の、パナソニック ナノケアスチーマー『EH-SA0B』と、ヤーマン LEDスチーム美顔器『IS-101N』のスチームのあたり具合や保湿力を比較!
手持ちの化粧水をミスト化するコースも使って、ワンランク上のスキンケアを体験してみます! ライター:もあ
美容スチーマーってどんなアイテム?
肌のざらつきやくすみは、古い角質細胞や毛穴に詰まった角栓が大きな原因だと言われていますが、これらは水で洗うだけの洗顔ではなかなか落とし切る事ができません。
そこで活躍するのが美容スチーマー。
ミスト状の温かいスチームで顔全体を包んで肌に潤いを与え、毛穴を開かせて毛穴の奥の汚れまでしっかりクレンジング!
肌を柔らかくすることで、後に使う化粧水や美容液の浸透力も大幅にアップします。
肌を温めて柔らかくする、とてもシンプルな美容家電ですが、中には多くの機能があって美容スチーマーだけでエステサロンのような肌ケアができる物も。
その代表が、手持ちの化粧水をミスト化して顔全体をしっかり保湿する機能を搭載した、パナソニック『EH-SA0B』とヤーマン『IS-101N』です。
肌の状態によって選べるコースも豊富で、現在(※2021年11月)発売されている美容スチーマーではトップクラスの肌ケアができる2機種ですが、どのような違いがあるのか、自分の肌悩みだとどちらを選べばいいのかを知りたいところ。
そこで実際に2機種を試して、使いやすさやスチームのあたり具合、化粧水ミストを使った時の保湿力、各モードを比較してみました。
まずは、それぞれのスチーマーの特徴から見ていきましょう!
EH-SA0BとIS-101Nの外観とポイントをチェック
パナソニック ナノケアスチーマー EH-SA0B
「EH-SA0B」は、パナソニック特有のナノサイズの温スチームと冷ミストで肌を整え、柔らかくなった肌に化粧水ミストをムラなく浸透させて、うるおいのある肌へ導きます。
パナソニックの美容家電お馴染みのピンク色ではなくシンプルなホワイトで、大理石のような天面から高級感が漂います。
スクエア型で倒れにくく、インテリアとしても映えるようなデザインなので、テーブルやドレッサーの上に常に置いておけますよ。
大きな特徴は、いつも使っている化粧水をミスト状にすることで、刺激の少ない細かなミストを顔全体に浸透させます。
化粧水タンクと冷ミストタンクは別々にあり、中身を入れた状態にしておくと取り付けがスムーズ!
肌に透明感やハリがほしい時など、なりたい肌に合わせて使える自動温冷コースも魅力的です。
ヤーマン LEDスチーム美顔器 IS-101N
「IS-101N」のポイントは、W温スチーム・化粧水ミスト・5色LEDの3つの「浴びる」ケア。
スチームが高温かつ濃厚で肌温度が上がるのが早く、肌の土台づくりに最適といわれる40℃を長時間キープできます。
EH-SA0Bと同じく、手持ちの化粧水を細かなミストに変えて肌にしっかりうるおいを与えます。
アンチエイジングやニキビ予防、肌の透明感の向上を期待できる、輝度の高い5色のLEDが搭載しているのも大きな魅力。
ヤーマン フォトプラス「HRF10T」のようにLEDを搭載している美顔器はいくつかあり、スチーマーと併用することでさらに効率よく肌ケアができますが、スチーマーのみでフォトケア※ができるのはIS-101Nならではです(※2021年11月現在)。
LEDはスチームを使っていないときでも浴びられるので、特別な日の前日には少し長い時間浴びて、本格的なエステサロン気分を味わうのも良いですね。
※フォトケアとは?
肌に刺激の少ない光をあてる、エステサロンなどで人気のケア。光の色によって異なる美容効果が期待できる。
赤色:血行を良くして肌に弾力を与える
黄色/橙色:メラニンを排出し肌質を整える
青色:殺菌効果に優れ、ニキビ予防ができる
緑色:シミやニキビ跡などの色素沈着を薄くする
温冷を組み合わせたコースの他に、約7時間温スチームが定期的に放出されるコースもあり、長時間の在宅ワークや睡眠時なども、乾燥知らずの肌を保てます。
パナソニック EH-SA0B |
ヤーマン IS-101N |
|
---|---|---|
サイズ(高さ×幅×奥行き) | 約16.8×17.6×19.1cm | 約22.9×15.7×15.7cm |
質量 | 約1.9kg | 約1.6kg |
スチーム温度 | 約40℃(噴射口での温度) | 約40℃(肌温度) |
スチーム発生量 | 約12mL/分 | |
タンク容量 | [スチーム]約190mL [冷ミスト]約10mL [化粧水]約3mL |
約170mL |
化粧水ミスト | 微細化ミスト | ナノミスト |
コース | ・温スチームコース(約12分) ・クリア肌コース(約13分30秒) ・ハリ/弾力コース(約12分) ・化粧水ミスト(お好みの時間) ・冷ミスト(お好みの時間) |
・スチームモード(約12分) ・クリーンモード(約3分) ・モイストモード(約1分) ・シルクスキンモード(約8分) ・トーンアップモード(約4分) ・ロングモード(約7時間) |
それぞれの特徴が分かったので、次は使いやすさに注目して見ていきます。
スチーム吹き出し口には角度を調節できるフラップがあり、EH-SA0Bは本体と一体型、IS-101Nは取り付け式になっています。
EH-SA0Bは吹き出し口横のレバーで、IS-101Nはプラスチック素材のフラップを直接調節します。
IS-101Nはフラップを付けたままフタを閉じることができないので、毎日使いたい方はフタは開けっ放しにしておいた方がよさそうです。
背面には給水タンクがあり、どちらも少し手前に引くとカポッとカンタンに取り外せます。
ケアが終わるとタンクの下に水が残ることがありますが、電源コードが取り外しできるEH-SA0Bは排水がとてもスムーズ!
水を捨てる時にコードが濡れる心配がないのはうれしいですね。
コース選択
-
パナソニック EH-SA0B
コース選択ボタンを押すと、吹き出し口近くに選択中のコースが表示され、これから開始するコースが一目で分かります。
スタート/ストップボタン、ミストボタンも別でありボタンの数は多く見えますが、使い方がとても分かりやすく美容家電が初めての方も操作に戸惑う事はなさそうです。ヤーマン IS-101NMODEボタンを押すたびに、順番にモードが切り替わっていきます。
ボタンの横のランプとLEDライトが赤/青色に変わるので温スチームか冷ミストかは分かりますが、選びたいコースある時は順番を覚えておく必要があります。
操作はシンプルですが、使いこなすまでには慣れが必要かなと思いました。
手持ちの化粧水をミスト化!
2機種の大きなポイントである、化粧水のミスト化を試してみます。
EH-SA0Bは化粧水タンク、IS-101Nは付属のミニ軽量カップを使ってミストタンクに、いつも使っているサラサラとした質感の化粧水を入れます。
画用紙を貼ったマネキンに化粧水ミストをあてて、どれだけ塗布されるかをチェックしてみました。
1か所にあたりすぎないように時々顔を振ってあてていくと、2機種とも塗れていない場所がないほど、ムラなく化粧水が行きわたっているのが分かります。
ちなみに、いつもと同じように手で塗るとムラが目立ち、コットンだと化粧水を吸収してしまって何度も付け直しが必要になりました。
化粧水ミストは、顔に触れない摩擦レスで、化粧水の量を一定で使え、顔全体にムラなく付けられるといいことだらけ!
さらに温スチームと併用することで、浸透力もアップします。
ミストボタンを押している間、ミスト化された化粧水が噴出します。
サラサラの化粧水では顔がびしょびしょになるので、時々ハンドプレスをして馴染ませていきました。
出てくるミストの粒は大きくなりますが、少しとろみのある化粧水も使えるので、乾燥が気になる方に良さそうです。
ミストが出ている時の音はスチームの時よりも大きく、ものすごい勢いで噴出されている感がありますが、一般的なスプレータイプの化粧水よりも肌への刺激は少ないです。
冷ミストコースの時にミスト化された化粧水が噴出します。
EH-SA0Bの微細化ミストよりも細かいナノサイズのミストにするため、粘度の高い化粧水は使えませんが、温スチームと併用して使うとサラサラの化粧水でも肌がもっちりと仕上がりました。
乾燥対策だけでなく、青/緑色のLEDでニキビやシミの予防ができるのが嬉しいです。
実際に使った感想
温スチームは出だしは少し温かいくらいですが、数分顔にあてるとサウナにいる時のようにじんわりと温まっていきます。
12分間連続で浴びても熱すぎる事は無く「ほわ〜〜〜」っとリラックスできる、ちょうどいい温度でした。
クリア肌コースやハリ/弾力コースの後に化粧水ミストでダブル保湿をすると、乾燥知らずのもちもち肌になれますよ!
全部で15分くらいかかるスペシャルなケアですが、時間に余裕のある夜は積極的に使っていきたいです。
個人的にスチーマーを使う1番の目的がクレンジングなので、約3分ほどのクレンジングコースがあればもっとよかったなと思います。(クレンジングは温スチームコースの途中で手動で止めて使います)
EH-SA0BとIS-101N共にスチーム温度は約40℃ですが、IS-101Nの方が熱く肌の温度が上がるのも早く感じました。
ロングモード以外のコース時間はEH-SA0Bと比べると少し短くなっていますが、この高温スチームなら物足りなさはありません。
初めて使うとちょっと温度が高すぎるかな?とも思いましたが、10分間近く浴びても顔が汗でダラダラになることはなく、EH-SA0Bよりも濡れにくかったです。
温冷を組み合わせて5色のLEDを全て浴びれる「シルクスキンモード」が特にお気に入りで、毎晩使っていました。
温スチームで肌を温めてからの化粧水ミストがとても気持ちよくて、終わった後はいつもと同じ化粧水を使ったとは思えないくらい肌に弾力があってもちもち!
メイク落としに使うクリーンモードや、長時間定期的に温スチームを浴びれるロングモードなどコースが豊富で、シーンによって使い分けできるのもとても良かったです。
フォトケアの力もあってかスチームを浴びた翌日は、肌が少し明るくなっているような気が・・・?
スチーマーはスキンケアのサポートアイテムというイメージを持っていたので、まさかスチーマーでLEDを使ったエイジングケアまでできるとは驚きです。
まとめ
操作がカンタンでお手入れもしやすく、初心者の方も使いやすいパナソニック「EH-SA0B」と、スチームと化粧水ミストだけでなく、5色のLEDを使った特別なケアができるヤーマン「IS-101N」。
「EH-SA0B」はコース選択が分かりやすく、電源コードは取り外しできたりフラップをレバーで角度調整できたりと、実際に使っていると「便利だな」と思う事が多かったです。
化粧水と冷ミストでタンクが別々であるので、事前に両方準備しておけば温冷コースからの化粧水ミストのケアがとてもスムーズにできるのもうれしい!
「IS-101N」はスチームと一緒にLEDライトを浴びられ、エイジングケアやニキビ予防ができるのがとても良かったです。
機能やコースが豊富な分使いこなすまで時間がかかるかもしれませんが、化粧前にすこしスチームを浴びたい時から、在宅ワークや睡眠時など様々なシーンで使えます。
化粧水ミストコースはありませんが、シンプルな操作でスチームによるケアをしたい方は、ヤーマン「ブライトクリーン」もおすすめですよ。
どちらも温スチームと化粧水ミストを組み合わせることで保湿はバッチリで、いつものスキンケアでもエステサロンに行った後のようなもちもち肌が持続します。
特に化粧水ミストは、普段の手塗りと比べて顔全体に行きわたって、肌がうるおうのを実感できました。
お家でエステサロンのような本格ケアがしたい方、肌の乾燥やくすみにお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください! 2021.11.19 (もあ)