2022.10.17
Joshin 試用レポート
ロボット掃除機が見守りカメラにもなる! エコバックス DEEBOT T10 PLUS
エコバックス ロボット掃除機 DEEBOT T10 PLUS
吸引だけでなく床拭きもできるエコバックスのロボット掃除機「DEEBOT(ディーボット)」シリーズに、シリーズ最高峰モデルと同じ見守りカメラ機能やAIを用いた高性能障害物回避システムを搭載した『DEEBOT T10 PLUS』が登場!
障害物検知・マッピング・床拭き・静音と、ロボット掃除機に欲しい機能が詰まっています。
さっそく掃除していきましょう!
ライター:ぴよこ
エコバックス ロボット掃除機 DEEBOT T10 PLUS
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先日、吸引・ゴミ捨て・床拭きに加えてモップも自動洗浄する、賢すぎるDEEBOTシリーズ最高峰の「DEEBOT X1 OMNI」を試用したけど「いやいや、そこまで機能いらんねん。もっとシンプルなロボット掃除機が欲しいねん」と思った方もいるかと思う。
そんな声に応えるように登場したのが、エコバックスのロボット掃除機 「DEEBOT T10 PLUS」。吸引・ゴミ捨て・床拭きができる、以前レポートした「DEEBOT T9+」の後続モデルだけど、掃除機能がX1 OMNI寄りになっていて、なんだかすごくお得感がある。
本体の確認
家庭用ロボット掃除機の製造・販売を行うエコバックスは、世界的にも高いシェアを誇るメーカー。
障害物回避センサーの性能の高さには定評があり、T9+やX1 OMNIのレポートでもその様子はしっかり確認してきた。
T10 PLUSももちろん3D物体回避(True Detect)2.0による障害物の回避能力は備わっており、加えてX1 OMNIで搭載された、AIを用いた高性能障害物回避システム「AIVI 3.0」で家具や壁を正しく認識して、素早くスマートに回避する。
120万画素、148.3°の超広角レンズの高性能HDRカメラ「Starlight RGBカメラ」も搭載し、こちらもX1 OMNIと同機能。
アプリより掃除しながら部屋の様子を見る事ができ、カメラとスピーカーも搭載しているので部屋にいるペットや家族に話しかけるペットカメラ(見守りカメラ)の役割も果たす。
床を這うように走るのであまり部屋の状態が映らないのではと思っていたが、これがかなり広い範囲を映しだせるのだ(実際の映像は下記)。
独自開発のAI音声アシスタント「YIKO(イコ)」機能でT10 PLUSに話しかけての操作ができたりと、最高峰モデルの良いところがかなり継承されている。
本体後方は芳香剤やモップカセットを装着
本体のブラシは、前側左右にサイドブラシ、中央に毛とゴムが螺旋状に配置しているメインブラシ。
本体後方はカセット式で、エアフレッシュナーとOZMO Pro3.0ストロング電動クリーニングモップで着脱交換ができる。
エアフレッシュナーの丸いくぼみに専用カプセル(芳香剤)を装着すると、掃除をしながら良い香りを部屋に放つ。
香りは3種類から選べ、ワイルドブルーベルが1個付属する。
ワイルドブルーベル | フルーティーフローラルな香り |
---|---|
ベルガモット&ラベンダー | 爽やかな品のある香り |
キューカンバー&オーク | ナチュラルなグリーン系の香り |
モップ用カセットと替えモップが1枚付属
エアフレッシュナーを外し、OZMO Pro3.0ストロング電動クリーニングモップを装着すれば、ゴミを吸引しながら床の拭き掃除ができる。
OZMO Pro3.0ストロング電動クリーニングモップの青いキャップを開けて水タンクに給水を行い、付属の使い捨てモップを裏側に貼り付ける。
モップの毛は短く、面ファスナー式でペタッと貼り付ければOK。
ゴミ捨ては約2ヶ月に1回! 自動ゴミ収集機
DEEBOT T9+の自動ゴミ収集機は上部が円柱型だったが、DEEBOT T10 PLUSの自動ゴミ収集機は四角になって横に広くなった分、高さが抑えられている。
幅が本体とほぼ同等なので座りがよく、見た目にスッキリした印象。
紙パックはトップパネルを開いて右側に装着を行い、左側には予備の紙パックを収納できるスペースが設けられている。
紙パックで集められるゴミの量は試用頻度によって異なるが約2ヶ月分。
「ロボット掃除機が集めたゴミを捨てる」頻度がかなり少なくなるので、掃除がとても楽になる。
アプリ説明
専用アプリ『ECOVACS HOMEアプリ』とT10 PLUSを接続することで、マッピングしたエリアの確認やエリア管理、進入禁止エリアの設定、タイマー設定など、様々な機能が使えるようになる。
アプリストアより操作端末に『ECOVACS HOMEアプリ』をダウンロードし、ホーム画面からロボット掃除機の追加でT10 PLUSを選択し、自宅のWi-Fiとパスワードを入力する。
本体のトップパネルを外し、赤い電源スイッチの上にある「Wi-Fiステータスインジケーター」を短押しして、ランプが点滅したら操作端末のWi-Fi接続画面に表示されているECOVACSのネットワークを選択する。
そのまま登録を進めて設定は完了。
実際に部屋を掃除する様子
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T10 PLUSで床掃除。
ロボット掃除機らしく直進してUターンし、ゴミを吸引している。
直進中に壁際にケーブルがまとまった束があったものの、直前に止まって避けるように走行し、また壁に沿いながら掃除を続行。
階段も華麗に回避し、カーペットにはモップ面でない前側だけ乗り上げた後「これ…カーペットだ!」と言わんばかりに後ずさりしてカーペット周りを動いていた。1度マッピングした後は、アプリで進入禁止エリアの指定ができるので、カーペットまわりも安全のために進入禁止エリアに指定すると、カーペットを踏むことなくスムーズな走行に変化。
いい具合に掃除完了!
1度の運転で正確にマッピングができる
※マッピング性能はハイエンドモデルのX1 OMNIと同じ性能なのでアプリ画面・説明はX1 OMNIのレポートより流用しております。
1回の掃除でほぼ正しい間取りだというレベルのマッピングができる。
マッピングができたエリアは「居間」や「食堂」といったエリアタイプの設定ができるようになったり、アプリ上で家具を設置してより実際の部屋に近い状態のマップを作って管理ができる。
そこから仮想境界線を設定して進入禁止エリアを設定できるので、次からは効率的な掃除やポイント清掃が行える。
床のゴミが多い時には吸引力やモップの水の量を調整できるので、部屋の状態に合わせて細かな設定も可能。
便利なのはタイマー機能。ロボット掃除機を外出中に運転するように設定すれば、帰宅した時にはいつでもスッキリ!
カメラ映像をアプリで確認、声かけもできる
こちらはX1 OMNIで映し出したカメラの映像とアプリ画面だが、T10 PLUSでも同じように撮影ができ、アプリでその映像を確認できる。
掃除しながら映像を映すので動きは激しいが、アプリで指定場所に移動させたり、家の巡回ができるし、掃除していなくてもカメラの映像だけを映せるので、見守りカメラとしても力を発揮できる。
まとめ
ロボット掃除機といえば床のゴミの吸引ができるのは基本の性能で、床拭き用には別でロボット掃除機が必要だったりするけど、今までレポートしてきたDEEBOTシリーズはゴミの吸引と床拭きが1台で完結します。
置き場所もロボット掃除機1台分で良いし、2つの機能を持っていてこの価格、というコスパの高さでもエコバックスのロボット掃除機は人気があります。
今回レポートしたT10 PLUSは、T9+からの機能がさらに進化したモデル。
直近でレポートした最高峰モデルのX1 OMNIと同じ機能も持っているので、満足度はかなり高いかと思います。
T9+、T10 PLUS、X1 OMNIとの機能の違い
T10 PLUS | T9+ | X1 OMNI | |
---|---|---|---|
障害物回避性能 | 〇(AI) | 〇(3Dレーザー) | 〇(AI+3Dレーザー) |
マッピング機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
見守りカメラ | 〇 | - | 〇 |
音声アシスタント「YIKO」 | 〇 | - | 〇 |
モップ自動清掃 | - | - | 〇 |
エアフレッシュナー | 〇 | 〇 | - |
自動ゴミ収集機でゴミを吸い込む数秒間だけは大きな音がするけど、掃除中はとても静かに運転するし、家具にぶつかる事はほぼありません。
育児や家事・仕事が忙しくてなかなか床掃除が出来ない…。
疲れている時に部屋が汚れていると、気持ちがよりズーンと重くなりますよね。
「掃除しなきゃ…」という気持ちがあっても気力・労力がないなんて、現代ではよくある話です。
T10 PLUSなら静かに吸引から水拭きまで行えるので、床掃除をおまかせしてみてはいかがでしょうか。
2022.10.17 (ぴよこ)