2023.02.10
Joshin 試用レポート
アナログ針を備えたハイブリッドスマートウォッチ ガーミン「vivomove Trend」がすごくオシャレ!
ガーミン スマートウォッチ vivomove Trend
スマートウォッチらしさが抑えられたアナログ時計のような見た目のガーミン「vivomove」シリーズに、新しく『vivomove Trend』が仲間入り。
アナログな姿とは裏腹に、睡眠の質を数値化する「睡眠スコア」やワイヤレス充電のQiに対応、Suicaも搭載と新しい機能がしっかり内蔵されています。
早速確認していきましょう! ライター:ぴよこ
ガーミン ハイブリッドスマートウォッチ vivomove Trend
サイズ(約) | 幅40.4×高さ40.4×奥行11.9mm |
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ディスプレイ | 1.01×0.74インチ / 256×346ピクセル モノクロLCD |
質量(約) | 本体のみ 28.3g / シリコンストラップ含 43.3g |
ステンレスのスチールベゼルが美しい、クラシカルなアナログ時計のような見た目のガーミンのスマートウォッチ『vivomove Trend』。
デジタル感が一切ないフェイスをタッチすれば、内蔵メニューなどが浮かび上がるタッチスクリーンです。
タッチスクリーンはモノクロ表示。
カラーディスプレイが良かったと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、クラシカルな印象が強いvivomove Trendの雰囲気を損ねないデザインとも言えます。
カラーは「Mist Gray/Silver」「Black/Slate」「Ivory/Peach Gold」「French Gray/Cream Gold」の4種類。
冷たさのあるスチールに優しい印象を与える、くすみカラーのラインナップになっています。
「vivomove Trend」「vivomove Sport」とのスペックの違い
vivomove Trend | vivomove Sport | |
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サイズ(約) | 40.4 x 40.4 x 11.9 mm | 40 x 40 x 11.0 mm |
シリコンストラップ含む重量(約) | 43.3 g | 33.8 g |
ディスプレイタイプ | モノクロLCD | OLED |
レンズ素材 | ドーム型化学強化ガラス | 化学強化ガラス |
稼働時間 | 約5日間 | 約5日間 |
防水等級 | 5 ATM / 50 m | 5 ATM / 50 m |
内蔵スポーツアプリ | 14 | 8+ |
ワイヤレス充電 | 対応 | - |
Suica | 対応 | - |
血中酸素トラッキング | 〇 | 〇 |
睡眠スコア | 〇 | - |
歩数や消費カロリーなどのスマートウォッチの基本性能や、ガーミン独自のストレスレベル計測、Body Batteryといった定番機能はどちらも備えています。
vivomove Trendにはそれ以外に、ワイヤレス充電と睡眠スコア、Suica機能が搭載。
睡眠スコアは現在(2023年2月時点)登場しているvivomoveシリーズとしては新しい機能で、ワイヤレス充電に至ってはGarminで初対応です!
最近駅の改札で時計をかざす方をよく見るので、Suica対応もうれしいポイント!
改札だけでなく、Suica対応自販機で飲み物が買えたりと、通勤時や運動後などに便利です。
お財布やスマホを取り出さずに腕をかざして「ピッ」は、1度使うと元に戻れなくなりますよ。
vivomove SportはOLED(有機EL)ディスプレイでしたが、vivomove TrendはモノクロLCDを採用しています。
新しい機能を搭載した分、ディスプレイは少しコストを抑えたのかもしれません。
良く晴れた日中の屋外では少し画面の白みが気になる時もありましたが、モニター自体が大きいので視認性は良く、屋内やその他の場面ではハッキリ見えていたので、筆者は特に不満はありませんでした。
外観を確認
vivomove Trendはしなやかなシリコンバンドを採用しています(バンド幅 20mm)。
もし「もっとクラシカルにレザーorメタルバンドがいい!」と思った方は、同じvivomoveシリーズの「vivomove Luxe」のイタリアン製レザーやステンレススチールメッシュの交換バンドと付け替えもおすすめです。
ディスプレイサイズは約40mmと大きめです。
デザインはシンプルですが、女性の腕に装着するとインパクトがあります。
どのカラーもディスプレイとバンドに一体感があります。
今回全色をお借りしたので、別のカラーのバンドと入れ替えたデザインを試してみました。
グレーのバンドに黒のディスプレイを装着するとミリタリーな雰囲気になり、白いバンドにグレーのモニターを装着するととても爽やかです。
バンドが劣化したり時計の印象を変えたい時に、他のカラーのバンドカラーという選択肢はいかがでしょうか。
装着イメージ
Blackはベルトからディスプレイ部分までワンカラーで統一されており存在感がありますが、黒自体が漆黒ではなく、艶のあるメタル部分やフェイスデザインなどにも柔らかさがある色です。
他の色はくすみカラーのやさしい色合いで、肌の色がブルーべース・イエローベースのどちらの方にもお似合いになるかと思います。
Garmin初のワイヤレス充電に対応
vivomove Trendは、Garmin初のワイヤレス充電「Qi」に対応しています。
スマートウォッチはそれぞれ独自の充電端子を採用している事が多く、互換性があまり無かったので、充電が切れた時にケーブルが無いと充電ができないという状況でした。
Qi対応の充電器をお持ちの方なら、vivomove Trendも乗せるだけで充電ができてとても便利です。
Qi対応になった事以上に、筆者的には充電ケーブルの仕様の変化の方が気になります。
今まで充電ケーブルをアダプターに挿す端子の形状はUSB Type-Aだったのですが、なんとUSB Type-Cになっています。
AC充電器は別売なので、お手持ちにない方はUSB Type-Cで入力できるAC充電器もご用意ください。
専用アプリ「Garmin Connect」でライフログを確認
ライフログ機能 | 心拍数、呼吸数、Body Battery、睡眠スコア、フィットネス年齢、ストレス、消費カロリー、週間運動量、血中酸素トラッキング(スポットチェック、オプションで睡眠時)、生理周期、妊娠トラッキングなど |
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専用アプリ「Garmin Connect」ではvivomove Trend装着時の体のパフォーマンス状態がリアルタイムで表示されます。
ホーム画面には心拍、ボディバッテリー、ストレスレベル、ステップ数(歩数)、カロリー、睡眠状態、昨日・1週間分のパフォーマンスデータなどが表示されます。
その日行った運動結果はホームの1番上に表示され、それぞれの項目をタップすると詳細が確認できます。
「ストレスレベル」はガーミン独自の計測結果によって、リラックスしていたか負担がかかっていたかが数値とグラフ化されています。
グラフの青い部分がリラックス、オレンジ色がストレスを感じている部分で、このオレンジのラインが高くて多いほど「ボディバッテリー」にも影響します。
「ボディバッテリー」は体のエネルギー残量を表す数値です。
ストレスを感じるほどみるみる減っていきますし、体感的にも正確です。
時折「めちゃくちゃしんどいわ…」と思ってボディバッテリーを見ると、だいたい「5」しか残っていません。
ボディバッテリーは休息や睡眠によって回復するので、そんな時ははやく寝ましょう。
運動中の距離・心拍数・スピードなどが細かく分かる
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ホーム画面に表示されていたアクティビティ「ラン」をタップすると、アクティビティを行った時間・距離、消費カロリーが表示されました。
スマホのGPSと連携させたので地図でその場所も表示されています。
ガーミンはGPSの精度が高いので、かなり正確に表示されます。画面を切り替えるとさらに詳細を確認でき、平均ぺースや最大心拍数、タイムごとの心拍数の状態も確認できます。
筆者は「心拍数ゾーンの時間」の項目を見て、ゾーン4のオレンジ帯が長いと「負荷がかかっている!」と喜んでいます。
ログは見れば見るほどモチベーションが高まります。
モチベーションの上がるバッジ獲得やフレンド機能
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ホーム画面を開いた時、スマホの画面下側には「マイデイ」「チャレンジ」といったアイコンが固定表示されています。
ガーミンで様々なアクティビティを一定量こなすと自動的にバッジが貰えるようになっていますが、「チャレンジ」のバッジは参加しないと貰えないし、高ノルマなバッジも存在します。
チャレンジは定期的に更新されます。参加すると無性にそのチャレンジのバッジが欲しくなるので、モチベーションアップになっています。ガーミンユーザーと繋がると、お互いに運動ログをアプリで見る事ができます。
ログは「ニュースフィールド」に表示され「いいね!」したりコメントを残す事ができ、友人の運動記録を見て「スゴイ!」と感化されたりと、こちらもモチベーションアップになる機能です。
睡眠レベルの計測の他、睡眠の質を確認できる「睡眠スコア」機能
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睡眠中のレム睡眠、ノンレム睡眠、覚醒状態の時間を記録するガーミンおなじみの「睡眠レベル」とは別に、vivomove Trendには「睡眠スコア」機能も搭載されました。
「睡眠スコア」は、睡眠の質を0〜100スコアで確認ができ、睡眠時間・ストレスレベル・深さ・浅さなどの項目別で状態の確認が可能。
各項目をタップするとアドバイスがズラズラーっと出てきますので、スコア100を目指して参考にしたくなります。
その日が良くても翌日には急に悪くなったりと、その日のコンディションで変わりやすい項目でもあるので、個人的には正確な気がしています。
スポーツアクティビティをチェック!
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スポーツ機能 ウォーク、ラン、カーディオ、バイク、筋トレ、ブレスワーク、ヨガ、プールスイム、ピラティス、トレッドミル、クロストレーナー、ステッパーなど14種類 vivomove Trendは、vivomoveシリーズの中で内蔵スポーツアプリを最も多く搭載しています。
内蔵されているアプリは、設定「アクティビティオプション」から表示・非表示が選べます。
ログを取る前には、運動前に時計側で実行したいアクティビティを選ぶ必要があり、このオプションで有効にしている運動が時計に表示されます。
有効数が多いと、時計で操作する時にスライドする数が多くて見つけにくかったりするので、決められたアクティビティしか行わないのであれば、設定で無効にするのもオススメです。
まとめ
筆者はガーミンの「Lily」を愛用していますが、大きくて針のあるアナログディスプレイは、シンプルに時間が見やすかったです。
今回装着していたのがアラビア数字の刻印があるモデルだった事もあり、オフィスにも似合うデザインでした。
ほどよい数のアクティビティログが録れて、睡眠スコアなどのライフログ機能、Suica、ワイヤレス充電Qi対応など、機能もしっかり搭載されています。
カラーが4色から選べますので、カジュアル感を抑えたスマートウォッチが欲しい方はピッタリなモデルが見つかるのではないでしょうか。 2023.02.10 (ぴよこ)