2021.10.09

Joshin 試用レポート

コスパ満点!ソニーの完全ワイヤレス『WF-C500』を試聴レビュー!

メイン画像
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SONY 完全ワイヤレスイヤホン WF-C500

約5ヶ月前に発売して以降、高性能なノイズキャンセリング機能と、ハイレゾ音源が楽しめる圧倒的高音質で大人気モデルとなっている「WF-1000XM4」。
たくさんの方が愛用機として紹介していて、どんなものか興味があるけれど、ハイエンドモデルは敷居が高いなあ・・・と思う方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめしたいのが、WF-1000XM4の良いところを引き継ぎつつも価格を約3分の1に抑えた『WF-C500』!
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能はありませんが、手軽にソニー特有の癖のないクリアなサウンドを楽しめます。
トレンドをおさえたカラーが可愛らしくて、アクセサリーのように付けることもできそう!
早速、特徴と音質をチェックしていきましょう! ライター:もあ

ストリーミング再生もクリアな高音質で楽しめる!SONY『WF-C500』

  • SONY「WF-C500」
    SONY「WF-C500」
  • セット内容一覧
    セット内容一覧

セット内容:本体、充電ケース、充電ケーブル(USB Type-C)、ハイブリッドイヤーピース(SS/M/LL)、保証書、取扱説明書

多くの方が注目したハイエンドモデル「WF-1000XM4」の発売から約5ヶ月。
「もう次のモデルが出るの!?」と驚きつつ確認すると、WF-1000XM4と同じような形状だけど小さくてカジュアルな印象のイヤホン『WF-C500』が登場しました。

WF-C500は、WF-1000XM4で好評だった高い装着性や音切れしにくい左右同時伝送接続、防滴性能を受け継ぎつつも価格を抑えた、コスパ満点のモデル。
これまでソニーが発売した完全ワイヤレスイヤホンの中では1番安価ですが、機能・音質ともにクオリティが高く、幅広いユーザー層が使いやすくなっています。

圧縮されたストリーミング再生でもCD音源相当まで補完する、独自開発技術「DSEE」機能を搭載し、専用アプリを使えばイコライザー設定で自分の好きな音に変えられるので、音質にこだわりたい方も満足できますよ!
また、立体音響技術を使った「360 Reality Audio」の認定モデルでもあります。

豊富なカラーバリエーションと使いやすいコンパクト設計

  • トレンドをおさえたカラーバリエーション
    トレンドをおさえたカラーバリエーション
  • ケースの上半分は半透明になっています
    ケースの上半分は半透明になっています
  • ワンカラーの本体
    ワンカラーの本体

WF-C500の特徴の1つが、カラーバリエーションが豊富なところ。
アイスグリーン/コーラルオレンジ/ホワイト/ブラックの4色展開で、ケースの上半分は半透明のオシャレなデザインです。

アイスグリーンは 、パステルカラーより少しくすみがあって爽やかな印象。
コーラルオレンジも人気のくすみカラーで、ポップなオレンジではなく落ち着いた色合いです。
ホワイトは真っ白ではなくグレーが混ざったオフホワイトで、ブラックはマットで1番高級感があるように感じます。
WF-1000XM4よりは、全体的にカジュアル・可愛らしいという印象で、女性も使いやすいカラーがラインナップされているのは嬉しいです。

本体はケースに隙間なく収まっていますが、上半分の飛び出た部分が持ちやすくスムーズに取り出せます。
ノズル部分は少し広くスペースを取っているので、大きめのフォームタイプのイヤーピースなどと付け替えても、問題なく収まりますよ。

  • コロンと小さい
    コロンと小さい
  • 凹凸があまりありません
    凹凸があまりありません
  • リップとほとんど同じ大きさ
    リップとほとんど同じ大きさ
  • 各カラーに合わせたイヤーピースが付属
    各カラーに合わせたイヤーピースが付属

質量(約):5.4g(片側)
コーデック:SBC/AAC
防滴性能:IPX4
※IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
※ケース除く本体のみ。本機の音導管(音出口の筒部)、通気孔、マイク穴(2か所)を除く

本体はWF-1000XM4と似た丸型ですが大きさがとても小さくなっていて、質量も片方約2gほど軽量化しています。
WF-1000XM4では少し抑えられていましたが、ソニーのイヤホンは耳のくぼみにフィットする凹凸がしっかりある印象なので、本体を横から見た時にほとんど平らなのが気になるところです。
耳への負担は少なそうだけれど、装着感はどうなんだろう・・?

本体だけでなく充電ケースも小型化していて、どこか既視感のあるサイズだなと思ったら、いつもポーチに入れているリップと似た大きさでした。
WF-1000XM4も小さめのケースでしたが、さらにひとまわり小さくなって、ポーチやポケットにもかさばらず入れられます。

付属のイヤーピースは各カラーバリエーションに合わせた色で、付けた時にしっかり統一感があります。
充電ケーブルは黒1色なので、キレイなアイスグリーンカラーのケーブルも見てみたかったな・・・。
1番小さなイヤーピースはSSサイズなので、耳の小さな女性でも装着時の圧迫感を抑えられますよ!

本体で10時間、ケース込みで最大20時間連続再生可能

  • コンパクトな充電ケース
    コンパクトな充電ケース
  • 強めの磁石でしっかり納まっています
    強めの磁石でしっかり納まっています
  • 急速充電にも対応
    急速充電にも対応

充電時間:約3時間
再生可能時間:最大10時間(本体のみ) / 最大20時間(充電ケース使用時)
急速充電:約10分間の充電で約1時間以上再生可能
※ DSEE/イコライザーOFF設定時、またその他機能は全て初期設定時

バッテリーはイヤホン本体で最大10時間と、とってもタフネス。
ノイズキャンセリング機能がない分、本体バッテリーは長くなっています。
ワイヤレス充電は非対応ですが、約10分間の充電で約1時間再生できる急速充電に対応しているので、急なバッテリー切れでも慌てなくて大丈夫です。

実際に試聴してみました

  • 装着イメージ
    装着イメージ
  • 耳からあまり飛び出さない
    耳からあまり飛び出さない
  • 物理ボタンで操作
    物理ボタンで操作
  • スマホとペアリング
    スマホとペアリング

WF-C500を使っていて1番驚いたのが、とても高い装着性!
圧迫感が少ないのに落ちる感覚が全くなく、柔らかいシリコンイヤーピースでここまでの安定感を覚えたのは久しぶりで感動しました。
軽量なのもあり、長時間音楽を聴いたり動画を見たりするのに最適だと思います。

本体は耳からあまり飛び出ないのでイヤホンが目立ちすぎることなく、手が当たってポロっと落ちてしまう心配もありませんよ。

本体操作方法

音楽の再生/一時停止 右側を1回押す
曲送り/曲戻し 右側を2回押す/3回押す
音量(+/-) 左側を1回押す/長押しする
音声アシスタントを起動 右側を長押しする
ペアリングモード 左右同時に長押し

本体中央の大きな丸印が物理ボタンになっていて、音楽再生の簡単な操作ができます。
最近発売のイヤホンはタッチセンサーが多かったので、久しぶりに物理ボタンで操作しましたが、誤操作の少なさと「カチッ」と押した感はやっぱり物理ボタンならではですね。
本体は耳穴の浅いところで止まり、あまり奥に入り込まないので、人差し指1本でボタンを押しこんで操作できます。
何度か連続して押したい時は本体の上の方を支えながら親指で押すと、ズレる心配なく操作できましたよ。

ペアリング方法

本体を取り出し左右の物理ボタンを同時に5秒間長押しするとペアリングモードになるので、端末のBluetooth設定で「WF-C500」を選び接続します。
専用アプリ「Headphones Connect」からの接続も出来るので、先にアプリをインストールしておくと、カンタンに接続できますよ!

  • バランスの取れた高音質です
    バランスの取れた高音質です
  • 中音域をクリアに聴きたい方にオススメです
    中音域をクリアに聴きたい方にオススメです

いつも聴いているストリーミング音源を試聴すると、中音域のギターやボーカルの声を中心に音がとてもクリアでとても聴きやすいです。
さすがに楽器の音のメリハリや細かさはWF-1000XM4に及びませんが、大きな味付けなくシンプルでキレイな音作りは同じで、長く聴いていたい聴き心地の良い音になっています。

演奏よりもボーカルの声が目立つと感じる曲が多く、高い声もこもることなくしっかり透き通ります。
サウンドだけの箇所ではメインのギターとドラムのキック音が特に良く聴こえ、複数の楽器が重なってもゴチャゴチャせずにまとまっていました。

どの曲を聴いても、全体的に中音域寄りのバランスとれた音なので、ロックやEDMを聴く時には「もっとお腹に響くような重低音がほしい!」と思うかもしれません。
そんな方は専用アプリのイコライザーを使って、自分の好きな音を探してみましょう!

イコライザーも使える専用アプリ「Headphones Connect」

  • アプリでイコライザー設定が出来ます
    アプリでイコライザー設定が出来ます
  • 専用アプリ「Headphones Connect」ではイコライザー、接続環境、DSEEのオン/オフの設定が出来ます。
    接続環境は音質優先と接続優先で大きく変わるので、シーンに合わせて切り替えしましょう。
    音質優先とDSEEをオンにすると、YouTubeやサブスクリプションの音が一気にクリアになり「今までこんなに音こもっていたの!?」と驚くと思います。
    ただ人が多い駅などでは時々接続が不安定になることがあったので、外で聴く時は接続優先の方がいいかもしれません。

    通常では少し物足りなかった重低音は、イコライザー設定で「CLEAR BASS」を調整することで満足のいく音が出せましたよ!
    イコライザーはいくつかのプリセットがあり、自分で自由に音を作ることも出来るので、ぜひ好きな音を探してみてください。

まとめ

高性能なハイエンドモデルのイヤホンが増える一方、手軽にスマホの曲を聴きたいと幅広い層から人気を集めているのが、1万円台のエントリーモデル。
安価なのに高性能な物や使いやすい物など種類はたくさんありますが、音質を重視したいという方は『WF-C500』を候補に入れて間違いありません。

シンプルな音作りで派手さはありませんが、この価格帯で原曲の良さを引き出して聴きやすい音に出来るのは本当にすごいです。
音に物足りなさを感じてもイコライザーで好きな音に変更できるので、手軽にストリーミングの曲を楽しみたいという方にオススメですよ。

特に、WF-1000XM4には手が届かないと諦めてしまった方は、ぜひチェックしてみてください! 2021.10.09 (もあ)

スタッフが使ってみました

今回使用した音源 ※別カートです

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