2022.05.13

Joshin 試用レポート

ノイズキャンセリング性能がさらにアップしたWH-1000XM5が登場!

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ノイズキャンセリング機能搭載 Bluetooth対応ダイナミック密閉型ヘッドホン SONY 1000Xシリーズ WH-1000XM5

SONYより、人気のヘッドホン「WH-1000Xシリーズ」に最新モデル『WH-1000XM5』が登場しました!
シリーズ史上最大の進化を遂げたと言われるノイズキャンセリング性能、専用設計30mmドライバーユニットによる高音質化、細かい使い勝手の向上などをお届けしたいと思います。 ライター:すいか

パッケージと付属品

  • 商品パッケージ
    商品パッケージ
  • キャリングケース
    キャリングケース

WH-1000XM5のカラーはプラチナシルバーとブラックの2色。
WH-1000XM4(以下:前モデル)と同じ色ですが、比べてみると少しだけ明るい感じがします。
商品パッケージはプラスチックを使わず、ソニーが開発した環境に配慮したサステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を採用。見た目はスタイリッシュです。
紙で出来てはいますが、耐久性や強度は輸送にも耐えられるくらい、しっかりした作りです。

箱を開封すると、ほぼ同じ大きさのキャリングケースが入っています。
WH-1000XM5は本体の折りたたみ機構が無くなったため、キャリングケースは前モデルと比べると少し大きくなりました。
ケースの角が丸くなっているのと、厚みが先端に向けて薄くなっているデザインのため、持ち運ぶ際はカバンに入れやすいと思います。

  • キャリングケースを開封
    キャリングケースを開封
  • 付属品はフタ付きのスペースに
    付属品はフタ付きのスペースに
  • 付属品一覧
    付属品一覧

キャリングケースは天面と底面がフラットな形です。
サイド部分は中にヘッドホンが入っていない状態だと、少しだけ折りたためるようになっています。
付属品は磁石付きのフタの中に収納されており、USBケーブルと有線接続用のヘッドホンケーブルが入っています。

セット内容キャリングケース、USB Type-C ケーブル(USB-A - USB-C 約20cm)
ヘッドホンケーブル(約1.2m)
質量(約)250g

外観

  • プラチナシルバー 正面
    プラチナシルバー 正面
  • ブラック 正面
    ブラック 正面
  • プラチナシルバー 側面
    プラチナシルバー 側面
  • ブラック 側面
    ブラック 側面
  • スリムになったヘッドバンド
    スリムになったヘッドバンド
  • ソフトフィットレザーのイヤーパッド
    ソフトフィットレザーのイヤーパッド

デザインは前モデルから大きく変わりました。
ヘッドバンド部分はとてもスリムに、ハウジング部に取り付けるアームの形が変更されました。
装着感は、今までよりも頭頂部の圧迫感が少なくなり、長時間つけていてもラクです。
イヤーパッド部分は前モデルの低反撥ウレタン素材からソフトフィットレザー素材に変更。
装着時しっかりとイヤーパッドの位置が保持されるのに圧迫感が少なくとても快適です。
複数のスタッフに装着してもらいましたが『快適で、圧迫感が無い』『イヤーパッド部分が耳の周りにピッタリくっついている感じ』と好評でした。

  • 無段階スライダー縮めた状態
    無段階スライダー縮めた状態
  • 無段階スライダー伸ばした状態
    無段階スライダー伸ばした状態
  • ステレオミニジャックとUSB Type-C端子
    ステレオミニジャックとUSB Type-C端子
  • ボタン類
    ボタン類

サイズ調節用スライダーは無段階スライダーになり、可動部分がノイズレスに。
調整時にカチカチと音が鳴らず、自由にサイズが変えられて快適です。
ヘッドホンは音質が大事ですが、着け心地が合わないとストレスの原因にもなりますのでとても良い変更点だと思います。

端子類/バッテリー

端子類は、音声入力端子としてステレオミニジャックと充電用のUSB Type-C端子。
充電用のUSB Type-C端子はUSB PD対応になりました!
PDで充電すると、なんと3分間で約3時間分の充電が可能。
クイック充電時は、3分間で約1時間分の充電になります。

最大バッテリー駆動時間はノイズキャンセルがONの状態で約30時間、ノイズキャンセルがOFFの状態で40時間連続で音楽の再生が可能です。
ヘッドホンだけでも長時間再生できますが、PD対応のモバイルバッテリーを持ち歩けば、短時間で素早く充電できますので長距離の移動でも安心です。

性能

再生機器との接続

接続方法はBluetooth接続(ワイヤレス)と有線接続に対応しています。
(Bluetoothの対応コーデックはSBC/AAC/LDACに対応)
再生機器とBluetooth接続を行う場合は、WH-1000XM5本体の電源ボタンを5秒間長押しする事でペアリングモードが起動します。
スマートフォンと接続する時には専用アプリ「Headphones Connect」を利用するとカスタマイズや様々な設定変更が可能です。
Bluetoothの遅延ですが、手持ちのスマートフォンとヘッドホンをAACで接続して動画を鑑賞してみました。

おもかげ /milet×Aimer×幾田りら - (produced by Vaundy) / THE FIRST TAKE

動画試聴時にDSEE Extreme機能をONにしアップスケーリングで鑑賞しました。
アップスケーリングにより3人のキレイな高音から滑らかな低音まではっきりと聞こえ臨場感はバツグンです。
また、聞こえてくる曲と画面に表示された歌う際の口元のズレはほとんど感じませんでした。

動画ではあまり気になりませんでしたが、ワイヤレスはどうしても微細な遅延はありますので、音と画面がリンクするゲーム等で利用する際は有線接続のほうが安心です。

ノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリング機能をオンにすると、スゥーっと周りの音が消えていきます。
ノイズキャンセルはノイズをセンサー(マイク)で収音し、ソフトウェアエンジンがノイズを打ち消す逆位相の音を生成します。
従来モデルでは、左右2つずつ計4か所のデュアルノイズセンサーを搭載していましたが、WH-1000XM5は左右4つずつ計8か所のマルチノイズセンサーに進化しました。
前モデルと聞き比べてみると、WH-1000XM5はより強力で高精度にノイズをキャンセルしているように感じ取れました。
特にエアコンの風の音や細かい雑音が的確にキャンセルされており、ヘッドホンを装着して音楽を流していない時の静かさが前モデルと比べ段違いです。
SONY製品のノイズキャンセルの特徴としては、人の声はあまりキャンセルされません。
他社のノイズキャンセル製品と比べると、ノイズキャンセルによる耳の圧迫感は少ない印象です。

音楽を聞いてみた

キミに夢中 / 宇多田ヒカル

イントロからソニー特有の明瞭度が高い音作りが感じられます。
ボーカルの伸びのある自然な高音がしっかりと表現されており、音の広がりも感じられます。
ドラムの低音の再現性は非常に魅力的です。
前モデルと聞き比べをしてみましたが、WH-1000XM5は音の定位感も向上しています。

今回はハイレゾコンテンツを試聴してみました。
本体と再生機器をLDACで接続することにより、ハイレゾコンテンツをワイヤレスで楽しめます。
LDAC接続に対応していない再生機器の場合は、有線接続でもハイレゾ鑑賞が可能です。
また、ワイヤレス接続時のみですがストリーミング音源や動画試聴時にDSEE Extreme機能をアプリで有効化する事でハイレゾ級の音質までアップスケーリングされます。

ハードウェア面で音質に関わるポイントとしてドライバーユニットが挙げられます。
ドライバーユニットとは、音を鳴らす部品です。
WH-1000XM5は専用設計のドライバーユニットを採用しました。
専用設計のドライバーは、低音域の感度を担当するエッジ部は柔らかく、高音域の感度を担当するドーム部は軽量・高剛性と素材の特性を分けて設計し高音質化を実現しています。
さらに、Walkmanで取り入れられている高音質化技術の金入り"はんだ"、銅メッキ大型高音質抵抗、最適化された基盤レイアウトなども取り入れられています。

テレワークに便利な機能

WH-1000XM5は2台の機器に同時に接続可能なマルチポイント機能を搭載しています。
スマートフォンで音楽を聞いている時に、パソコンのビデオ会議に参加する場合、機器の接続を都度切り替える事無くHeadphones Connectアプリから接続先をパソコンに切り替えられます。
Bluetooth機器は、接続機器を変えるごとに1台ずつペアリングをやり直す機器も多く、大変便利な機能です。

通話品質も向上しました。
ビームフォーミング搭載マイクが前モデルの2か所から4か所に増え、AIを利用した高精度ボイスピックアップテクノロジーも搭載されました。
環境ノイズがうるさくマイクに音声が届きにくい場合でも、クリアに抽出するので相手にハッキリと伝わります。

まとめ

  • 初代モデル・前モデル・WH-1000XM5
    初代モデル・前モデル・WH-1000XM5
  • 旅行が好きな筆者は、WH-1000Xシリーズを初代から愛用しています。
    移動する交通機関内でのノイズキャンセリングヘッドホンはあるのと無いのでは疲れが大違いです。
    出先で編集作業を行う際にも非常に役に立っています。
    WH-1000XM5は大きく進化したノイズキャンセリング性能、音の良さ、装着感もさることながら充電方法やマルチポイント機能のアプリ対応など痒い所に手が届くアップデートも見逃せません。
    前モデルをお持ちの方も、買い替えを考えても良い製品です。
    これからノイズキャンセリングヘッドホンを購入しようか悩んでいる方にもオススメです。 2022.05.13 (すいか)

スタッフが使ってみました

今回使用した音源 ※別カートです

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