カシオの電子辞書「EX-word」2023年最新モデルが、6教科＆大学入試を徹底サポート！

高校の授業はもちろん、大学入学共通テストや検定対策でも大活躍の電子辞書。
近年、調べものにもスマホやタブレット端末を使用する方が多くなってきましたが、スピーディーに正確な情報を得られるのは電子辞書ならでは。
言葉の意味を調べて終わりではなく、解説文や例文から関連する言葉を深堀りすることで、さらに語彙を増やしていけるのも大きな魅力です。

カシオの電子辞書「EX-word」高校モデルは、必修科目6教科をサポートする豊富なコンテンツと便利な学習機能を搭載した、多くの高校生に選ばれているシリーズ。
クイズ番組などで人気の、東大発の知識集団「QuizKnock（クイズノック）」のメンバーからも「効率的に勉強ができる」「1番信頼できる情報源」と絶賛されています。

今年発売のEX-word『2023年高校生スタンダードモデル XD-SX4820』のポイントは、最新版にアップデートされた収録コンテンツ。
豊富な語句数と充実した解説が好評の最新英和辞典「ジーニアス英和辞典 第6版』を始め、英文法の本質がわかる参考書や、検定試験の過去問題集など全部で230コンテンツを収録しています。
EX-wordは英語4技能（読む、聞く、書く、話す）をバランスよく学べる機能があって、もとより「英語関連に重点を置くならEX-word」というイメージを持っていましたが、XD-SX4820ではさらなる英語力の強化が期待できそうですね！

XD-SX4820の外観デザインとサイズは、2022年モデル「XD-SX4810」（以下：前モデル）と全く同じです。
カラーバリエーションも同じくブラック/ホワイト/グリーン/ブルー/ピンクの5色で、個人的に好みだったスモーキーカラーのブルーが引き継がれたのは嬉しい♪
もちろん本体の丈夫さも健在で、落としたりバッグの中で教科書に押しつぶされたりしても故障しにくいので安心ですよ。

従来モデルから引き続き、パソコンを使わずにWi-Fi経由でコンテンツ追加も可能です。
ドイツ語・フランス語などの第二外国語辞書や、臨床で使われる医薬品を解説した「今日の治療薬」など、高校卒業後も頼りになるコンテンツが盛りだくさん！
内蔵メモリーが900MBありmicroSDカードも使えるので、たっぷりダウンロードできます。

ちなみにWi-Fi機能があるといっても、WebサイトやSNSなどを閲覧することはできません。
スマホで調べ物をしたときによくある「ついでにSNSを確認してしまう問題」が起こらないのも、電子辞書のいいところ。
しっかり学習に集中して、オン/オフの切り替えを癖付けておきましょう。

電源は電池式

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• XD-SX4820は単3形アルカリ乾電池2本で、約130時間駆動します。
  充電がなくなっても、予備の乾電池があればすぐにフル充電で使えるのは便利ですね。
  繰り返し使える充電式電池（エネループまたはエボルタ）も使用可能です。

  タッチペン収納口の隣にあるUSB Type-B端子では本体の充電はできず、給電のみとなります。
  給電は使用中ずっとケーブルを接続する必要がありますが電池が消耗しないので、パソコンと一緒に使う場合など、近くにUSBポートがある時は電池の節約にいいかもしれません。

早打ちしやすいキーボード

EX-wordシリーズの魅力の1つが、早打ちにも対応した打ちやすいキーボード。
全てのキーが突起して、中段列のキー（アルファベットの部分）は奥側に向かって山なり形状になっているので、指にかかりやすく軽いタッチでスラスラ打ち込めます。
1つ1つのキーをグッと押していくのではなく、パソコンのように両手で素早くタイピングできるのはEX-wordならでは。ここが決め手となってEX-wordを選ぶ方は多そうです。

正確な意味をスピーディーに検索

手書き文字入力は、区切られたマスに1文字ずつ書くスタイル。
漢字マスの拡大機能は、画数の多い字も書きやすくて重宝しました。

自動認識機能が優秀で書いたそばから次々と認識されていき、長めの英単語でもほとんどは全て書き終えるまでに予測検索に出てきます。
認識スピードが速すぎる故か、時々「ｂ」が途中で「Ｉ」で読み取られて、待って！まだ書き終えてないの！となることもありましたが、素早く大きな文字で書けば誤認識は少なかったように思います。
書くスピードがゆっくりな方は、1文字毎に認識ボタンをタップする必要はありますが、自動認識機能をオフにした方がストレスがないかもしれません。

単語の意味を深く知れる便利な機能

英文に出てきた単語を調べても和訳がイマイチしっくりこない･･･ということがよくあります。
これは英単語が複数の意味を持っていることが原因なのですが「複数辞書検索」を使うと、1つの辞書では出てこなかった意味がズラッと並び、思った通りのものを見つけられます。
複数の辞書の引き比べが1度にできることで「こんな意味もあったんだ」といった発見も多く、言葉の解釈の幅が広がりました。

検索した単語の説明文の中でさらに分からない単語が出てきたときは、タッチペンでなぞれば下部に小窓（ミニ辞書）が表示されて、すぐに意味を確認できます。
ミニ辞書が出てくる速さと画面の切り替わりがないのがすごく快適で、もう単語1つ1つを辞書で引いていた頃には戻れそうにありません。
英単語は意味だけでなく「例文ジャンプ」で実際にどのような場面で使うのか調べることで、より理解が深まりました。

検索した単語は「履歴」から一覧で確認できます。
ジーニアス英和辞典など対象の辞書で調べた単語は、同じ言葉を何回検索したかも表示されるので、振り返りに役立ちそうですね。

ブルーライトカット機能が搭載

設定からブルーライトカット機能をONに変更すると、画面全体が黄色味がかって液晶特有の眩しさが抑えられます。
文字サイズは5段階で変更でき、長文も画数が多く難しい漢字もとても見やすい！
個人的に1番小さなサイズでも小さすぎると思うことはなく、表示される画面の情報が多くて使いやすかったです（このレポートでは全て1番小さい文字サイズに設定しています）。

2022年モデル「XD-SX4810」から更新されたコンテンツ

	XD-SX4820	XD-SX4810
コンテンツ数	230コンテンツ	220コンテンツ
主なコンテンツ収録差分	英語 ジーニアス英和辞典 第6版 CNN Worksheet 31〜67 Vision Quest 総合英語 第3版 総合英語be 4th Edition 英検過去6回全問題集 2022年版 国語・歴史 明鏡国語辞典 第三版 歴史総合用語集	英語 ジーニアス英和辞典 第5版 CNN Worksheet 1〜30 Vision Quest 総合英語 第2版 総合英語be 3rd Edition 毎日ウィークリー 国語・歴史 明鏡国語辞典 第二版

XD-SX4820の1番のポイント、前モデルから更新されたコンテンツを見ていきます。
まずは電子辞書を使う中でメインになるであろう英語と国語の辞書が、英語はジーニアス英和辞典 第6版、国語は明鏡国語辞典 第三版に改定されました。

他にも英語検定の過去問題集や、2022年から高校の必履修科目に導入された「歴史総合」の授業で使える「歴史総合用語集」など新たに追加されたコンテンツもあり、高校学習と受験対策がさらに強化されています。

最新版コンテンツではどんなことができるようになったのか、詳しく見ていきましょう。

6教科を徹底サポート！最新版コンテンツをチェック

【英語】ジーニアス英和辞典 第6版

ジーニアス英和辞典 第6版は、第5版から8年ぶりに改訂された最新の英和辞書。
egosurf（エゴサーチ）、influencer（インフルエンサー）を始め、SNSで使われる言葉など約1,000語を増補し、収録語句数は学習英和辞典最大級の約10万6000となりました。

語法解説が充実していることから教育現場で大きな支持を得ているジーニアス英和辞典ですが、最新版では語法注記の全面見直しをおこなって情報をアップデート。
今回から追加された、話題転換や話し手の際に間を埋める「つなぎ語（句）」の解説は、読むだけでなく書く・話す時にも役立ちます。

単語1つ1つには重要語のランクが明示されるようになり、使用頻度の高い語が分かります。
覚えておいた方がいい単語が一目瞭然で、日々の学習の効率も上がりそうですね。

付録として収録されているコラムも豊富で、「"knight"の"k"はなぜ発音しないのか」などといった素朴な疑問を解説する「英語史Q＆A」や、語の成り立ちが解説された「語のしくみ」があります。
これまで少し疑問に思っても「こういうものなんだろう」と流していたことをしっかり調べることで、英語への興味がさらに深まりました。

第5版で好評だった「類語比較」や、身近なものの名称をカラーイラストで覚えられる「図からジャンプ」も引き続き搭載しています。

更新された英語コンテンツ

英文法をイラストで分かりやすく説明した参考書「Vision Quest総合英語」も最新版に改定。
学習メニューの章の最後にはポイントがまとめられており、英文を作る基礎から大学入試のサポートまで、数多くの語法を効率よく覚えられます。

前モデルから英検対策コンテンツとして、予想問題ドリルや「キクタン」がありましたが、XD-SX4820では2級・準2級・3級の過去6回分の問題集も追加されました。
やっぱり実際に出題された問題は把握しておきたいと、過去問題を購入し予想問題ドリルと並行して勉強していた方も多いと思うので、これは嬉しいですね！
英検対策に力が入ってもGTEC対策コンテンツがなくなることはなく、検定合格を目指す中ですごく心強いです。
さらにボリュームアップした、実際の英語ニュースをもとにした学習誌「CNN ENGLISH EXPRESS」も、検定に必要な語彙やリスニング力を鍛えるのに良さそうです。

【国語】明鏡国語辞典 第三版

国語辞典は、10年ぶりに改定された「明鏡国語辞典 第三版」を収録。
デジタルやAI関連、ビジネスシーンなどで使う新語が約3500増補されています。
実際に言葉を調べてみると、意味だけでなく、間違いやすい使い方や「大人の言葉使い」への言い換えも一緒に確認できます。
同音異義の漢字の解説もすごく分かりやすくて、高校の学習はもちろん大学での小論文やレポート作成の時期にXD-SX4820があったらすごく便利だっただろうなあ･･･としみじみ。

個人的にはコラムにある、文学作品で頻出する言葉の意味を解説した「ことば探求」が、過去に意味を間違えたまま使っていた言葉が多くて見ごたえがありました。

英語4技能（読む、聞く、書く、話す）を強化する学習機能

「ENGLISH TRAINING GYM（トレジム）」

ここ数年の高校の授業や大学入学共通テストでは「実際に英語でコミュニケーションを取ること」が重視され始め、英語4技能（聞く、話す、読む、書く）をいかにバランス良く鍛えられるかが大切になっています。
EX-wordの英語学習メニュー「ENGLISH TRAINING GYM（トレジム）」では、自身のレベルに合わせて選べる英語4技能の学習プランを用意。
内容は中高の授業で習う英語から英検・GTECのテスト対策、日常会話など幅広く、学習のボリュームも充分です。

発声トレーニングには録音と採点機能があり、実際に英語を話しながら正しい発音を学べます。
日常やビジネス会話だけでなく、入国審査時の対応やレストランの予約など、海外旅行へ行く前には覚えておきたい定型文も豊富に搭載しています。

リスニングコンテンツは1年分の「NHKラジオ基礎英語」やかわいい子犬の物語「リトル・チャロ」などがあり、キャラクターたちのやり取りを聞きながら英語の定型文を覚えられます。
イラストが多いので、学生以来全然英語を勉強していなかった筆者でも話の流れや雰囲気をつかむことができました。

調べものはスマホのWeb検索が手軽なイメージがありますが、情報が多すぎるのと正確性が低いものも混ざっていて、欲しい情報にたどり着くまでに思ったより時間がかかることも･･･。
電子辞書は検索機能に特化しているだけあって、正確な情報をスピーディーに調べられることに関して右に出るものはなし！
検索だけで終わらず、言葉をより深く理解できる機能や学習メニューもあり、改めて高校学習の必需品だなと感じました。

『XD-SX4820』は、英語を中心に6教科を学習したい、大学入学共通テストや検定にむけた対策もしたいという高校生におすすめのモデル。
打ちやすいキーボードを始め、使いやすさに定評のあるEX-wordシリーズなので、電子辞書を使っての学習スタイルもすぐに馴染むと思います。
高校学習の頼れるサポーターとして、ぜひXD-SX4820をご検討ください。 2023.03.11 (もあ)