秋たけなわの酒膳
少し横長のお膳を作りましたのは、脇取としては通常のものより長いので、大勢のお客様の時には便利なのと、折敷として洋食皿とナイフ・フォークという置き方も出来、またこのように二種のものをゆったりと置けて仲々に落ち着くと思 ったからでした。
椀は極薄く、表は千筋糸目、京の蒔絵師・竹田省(春峰)さんに儚い風情の芒と内側は秋の蝶と半月の月を画いていただきました。秋に限定して使う贅を味わっていただけるものです。
藤井収さんの六角縁高の中には、錫のつぼつぼと伏原博之さんの菊の葉の猪口に、目刺しのほぐし二杯酢と菊菜のごまあえを盛り込みました。
お箸置きは光琳菊、脇に紫と緑の色絵が入っていて、ちょっと粋です。伏原博之さんの作です。
工芸店ようび 店主 真木
芒に蝶々蒔絵糸目椀
薄く、そして、細い糸目に挽かれたお椀に描かれているのは、秋のススキです。とてもはかなげな印象。
尚古堂・竹田省
550,000円
一閑塗正亀甲型二段重
一閑張りの軽くて軽くて軽くて・・・それなのに丈夫なお重箱です。
藤井収
89,100円
交趾菊葉形小皿
活き活きとした菊の葉を模してあります。
伏原博之
7,040円
錫つぼつぼ・大
まあるい小さなうつわ・・・つぼつぼです。
ゆり工房
9,680円
色絵菊形箸置
菊をかたどった箸置きです。
伏原博之
6,292円
黒尺4×8.5寸角切脇取盆
ハレの日にも、いつもの一汁一菜にもお使いいただけるお膳です。
奥田志郎
55,000円