梅雨の頃の酒膳
六月、梅雨…じめじめしてと思いがちですが、むくむくと繁った若葉の美しさや晴れ間の空の美しさは格別ですね。よくぞ日本に生まれけりなどと思わせてくれる瞬間です。
ぷっくりした空豆は豊かなサヤに守られていて、おふとんの様な中に大切でたまらないものの様に思えてきます。今日は、京・森嘉さんが丹精込めて作られている飛龍頭と炊き合わせました。
白焼うなぎはこれも「じん田」さんというすばらしいうなぎ屋さんで調達しました。
水茄子のごま和え、この水茄子は、昔の種の本物の泉州の水茄子をお願いして、お客様にもご紹介しましたら大変およろこびいただいています。
お皿はひろびろと植山昌昭さんの染付8寸皿、福森雅武さんの蓮弁向付と、植木栄造さんの耳付のガラス小鉢を取り合わせました。酒器は銀、高谷信雄さんの作 品、ぐい呑は古川章蔵さんの白盃です。
工芸店ようび 店主 真木
染付8寸皿
「和」らしさ満点の大皿ですが、パスタやオムレツなど、洋食がとてもよく似合います。朝食のプレートにもどうぞ。
植山昌昭
11,000円
雅造刷毛目蓮弁向付
愛らしさにプラス、持った時にきれいに手に収まります。お総菜を盛るだけではなく、お鍋の取り鉢にもどうぞ。
福森雅武
13,200円
森の風ボール・S
緑の濃淡の帯が軽快な印象をプラス。
植木栄造
3,850円
灰釉葉形豆皿
はらはらっと落ちてきた落ち葉のような豆皿です。
有松進
1,760円
錫箸置・空豆
錫の柔らかな表情は、かわいい空豆にぴったりですね。
ゆり工房
1,430円
純銀一合片口
磨き上げられた耀きも美しく、年月を経た燻し銀の鈍い光も、また美しいですね。
高谷信雄
66,000円
テーブルマット・45×30cm
素材はキュウキュウ(求々草)。中国からのものだそうです。
三角屋
7,975円