志野焼:志野草文四方向付・瀧川恵美子:和食器の愉しみ工芸店ようび

梅雨の季節

 八幡巻は、山城国八幡あたりから産出する名物の牛蒡、この牛蒡を芯にして鰻などを巻いてつけ焼きにしたもので、この牛蒡にちなんだ名前の由、ひょっとすると淀川の鰻だったかもしれません。

 梅雨の季節にはこの様にしっかり焼いたものが気持ちよく食べられます。八幡巻はどちらかというとお惣菜ですが、格上げをして瀧川恵美子さんの向付を使いたっぷり盛り付けてみました。わさびを添えますと一段とおいしいです(わさびの桔梗の皿は岸野寛 作)。

 さわやかに野原を思わせるエナメルペインティングのカップに冷たいお酒を。

工芸店ようび 店主 真木
瑠璃釉桔梗豆皿・岸野寛:和食器の愉しみ工芸店ようび