華やかに新年を
一閑張という技術は、最初は籠の上に紙を貼った上に土や柿渋を塗り形を作っていったものから始まっています。ずい分古い時代からありましたようですが、一閑張の名は飛来一閑から始まったとされ、千宗旦が大変に好んだことで千家の職方に取り立てられたということです。
うすい木地を丈夫にするために和紙を貼り、その力をかりて華奢でやわらな形を作っています。ですので、見た目より丈夫で長くお使いいただけます。
この一閑張洗朱の六五重は、箔絵で桐紋を施し華やかなお重箱です。内側は黒なので料理の色が冴えてみえます。お正月のお重箱としておすすめです。
朱盃は奥田志郎さんのこれ以上は考えられないと思う盃です。ゆり工房さんの錫の盃台・銚子もお道具として大切にしていただくにふさわしいものです。
取り皿としてお見せしている龍文の5寸皿は正木春蔵師の力作、明・万暦赤絵のアレンジです。来年の辰年にちなんで久し振りに作っていただきました。さまざま困難な2023年でございましたが、何とか華やかに新年をお迎え下さいますようにと願うばかりです。
桐箔絵三段重
赤杉に和紙を貼った一閑塗りで、とても軽いのですが、とても丈夫です。
藤井収・山本哲
187,000円
萬暦赤絵双龍文向付
「万暦赤絵」は、中国の明時代万暦期の彩色磁器です。日本で大正から昭和に好まれました。おおらかでのびやかな印象を、正木春蔵さんもみごとに写しとっておられます。
正木春蔵
17,600円
朱引盃
もともとお茶の道具として作ったものです。
奥田志郎
12,100円
錫盃台
錫の酒器と合わせると素敵なお屠蘇セットになります。
ゆり工房
14,300円
錫銚子・立型・本金地松喰い鶴
陶器の蓋と錫の本体のとっても素敵なコラボレーションです。
伏原博之
75,790円
屠蘇飾り
荒木蓬莱堂さんから澁谷利兵衛商店さんにバトンタッチ。
澁谷利兵衛商店
3,960円
祝箸
新年の祝いの膳に添える祝い箸用の箸袋です。
澁谷利兵衛商店
264円
尺6雪才
ティーセットを(重いですが)6人分乗せることができる大きなお盆です。
奥田志郎
44,000円