シンプルだからこそ履きこなしたい！
UGGのモカシンはメンズもおすすめ

UGGのアスコット、これはいいですよ。実は僕もずっと愛用していた靴です。

ドライビングシューズの形状だから、男性が履いてもしっくりくるんですよ。

そう。ソールがかかと側にはみ出してそり上がってるでしょ。車の運転でアクセルやブレーキペダルを踏みやすいようにと考えられた形状ですね。

運転するときにももちろん使っていましたが、それだけではなく普段から履いていましたよ。

かなり気に入っていたのですが、履きつぶして数年前に捨てちゃったんです。今回、紹介していたらまた欲しくなってきました。

実はバージョンが少し違って。僕の持っていたのはスムースレザーのブラウンでした。このスエードバージョンもいいですね。多分、買うと思います。いや、買います。

モスグリーンがいいかな？　いや、チャコールやトゥルーネイビーも気になりますね。

本当に。どれを選ぶかは個人の好みですが、どの色も奇をてらわずに落ち着いたセンスが感じられるので、どんな服にもコーディネートしやすそうです。

UGGを代表するムートンブーツと同様、このモカシンシューズもインナーにフカフカのボアが施されているので、裸足で履くと気持ちいいですよ。

そうなんです。裸足で履くというアイデアは、このブランドの歴史にも関連しています。

UGGは1978年にブライアン・スミスさんというオーストラリア人のサーファーが、アメリカの南カリフォルニアで立ち上げたブランドです。

オーストラリアとアメリカのハイブリッドブランドですね。ブライアンさんはサーフィンをしたあと、海上がりに裸足のまま履ける暖かいシューズが欲しくて、シープスキンのムートンブーツを考案したのだそうです。

最初は純粋に、南カリフォルニアを中心とするサーファー御用達シューズだったようです。でも1990年代末頃から展開した、ラグジュアリーブランドとのコラボなどが功を奏してセレブの間に広まり、一気にブレイクしていきます。

一時期は日本全国で、石を蹴ればUGGに当たるという状態でしたね（笑）。

最初はトレンドに乗っておこうととりあえず買った人たちが、あまりの履き心地の良さに感心して口コミで他の人に紹介したり、熱心なリピーターになったりしたからじゃないですかね。

そうだと思います。それに食肉産業の副産物のレザーのみを使うというエシカルな姿勢も、今日的だと評価されたポイントだと思います。

UGGのインナーのボアはかなり肉厚です。これが最高の履き心地を生むのですが、最初は少しきつく感じるんですよ。

最初からきついのはイヤだという人はその方がいいですね。でも、しばらく履いているとインナーのボアが少しつぶれてきて、逆にブカブカに感じるようになるんです。

そうなんです。だから最初のきつさを我慢できる人だったら、いつものサイズを買って慣らしていくのがいいと思います。特にブーツではなくこういうスリッポンタイプの靴だと、ブカブカになると歩きにくいですから。

なんとワガママな（笑）。そういう人はブカブカになったら靴下を履くか、靴のクリーニング屋さんに頼んでボアをモフモフに復活させればいいと思います。

それもまたUGGの良いところ。と思えるようになったらリピーターへの道まっしぐらですよ（笑）。

シンプルで落ち着いた雰囲気の靴なので、どんな服にもコーディネートしやすいのがポイントです。でも、秋冬に履く靴としてはラフな雰囲気なので、逆に少しかっちりした雰囲気の服に合わせるとおしゃれかもしれませんね。

ドライビングシューズであるがために、アスコットはソールが非常に薄いという特徴があります。人から見るとほとんどソールがないように見えるんです。だからスキニーパンツやテーパードパンツを合わせて、靴の存在感を際立たせた方がいいですね。

こちらこそ、ありがとうございました。