原材料へのこだわり

赤坂青野は、お客様に安心してお召し上がりいただけますよう、厳選した素材のみを使用し、自然本来の味を活かしてご提供しております。コストに拘らず、納得のいく材料だけを厳選して使用しておりますので、余計な薬剤や添加物を使用しないと分、賞味期限やコストの面での管理や採算が厳しいという事もありますが、職人のこだわりに同調して、アレルギーリスクをできるだけ抑えた、安心してお召し上がり頂ける商品のみをお届けします。

	あんこを使うことの多い和菓子において、小豆は和菓子屋の命ともいえる原料の１つです。小豆には良質のたんぱく質に、豊富なビタミン類（Ｂ1・Ｂ2）、カルシウム、リン、鉄、食物繊維など幅広い栄養素が含まれています。ビタミンＢ1・Ｂ2は糖質をエネルギーに変え、疲労回復、肩こり、筋肉痛などに効果があります。この他、小豆にはサポニンという独特の成分が含まれ、せきを鎮めたり、痰をとる作用、二日酔い、解毒作用、利尿作用によるむくみ防止、便通作用の向上、母乳の分泌増進など様々な効果があると言われています。また、コレステロールや中性脂肪を低下させ、高血圧、高脂血症の予防にも効果があります。 当店では北海道で生産され、大きさを統一する為に１粒１粒手作業で厳選された最高級の小豆を使用しております。
くるみは、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質をバランスよく豊富に含有するヘルシーなホールフード（未精製・未加工の自然食品）です。また、ナッツとしては唯一、心臓の健康によい必須脂肪酸のオメガ3（n-3系）脂肪酸を豊富に含んでいます。有力な保健機関や政府機関が新たな食事摂取基準（DRI）を定めることでオメガ3脂肪酸の重要性に関する認識が高まる中で、優良なオメガ3系脂肪酸を豊富に含むくるみは、健康・栄養分野で注目を集めるようになりました。世界各地の大学病院で臨床試験が進められ、ひとつかみほど（1オンス=約28g）のくるみが、食事摂取基準を満たすだけではなく、コレステロール低下や抗炎症作用以外にも重大な健康効果を示すことが証明されています。 まさにおいしくてヘルシーな「スーパーフード」なのです。
	大豆は主に当店の看板商品「赤坂もち」の黄な粉に使用されています。大豆はご存知の通り、豆腐、納豆、煮豆、味噌、醤油など、日本の食生活に不可欠な食品の原料として、古く（縄文時代？）から栽培されてきました。奈良時代の歴史書『古事記』にも説話として残されています。タンパク質やカルシウムを多く含み、栄養価が非常に高いことから「畑の肉」とも呼ばれています。 当店で使用しております国産大豆は、遺伝子を組み替えたものではありません。
栗は和菓子屋の栗饅頭や栗むし羊羹、洋菓子屋のモンブランなど、菓子業界でも多く使用される食材の1つです。原産地は日本や朝鮮半島とされており、日本では縄文時代より栽培され、当時は主食となっておりました。主成分は芋などの穀物同様でんぷんで、その他、タンパク質やビタミン、カリウムなどが含まれています。栗の渋皮（内側の薄い皮）に含まれているタンニンは抗酸化作用があり、ガンの予防に有効とされています。
	黒糖（黒砂糖）はサトウキビの絞り汁を精製せずにそのまま煮詰めた栄養豊富な自然食品です。濃厚な甘さとコクがあるのが特徴で、菓子作りのみならず、料理を作る際の調味料としても使用されます。原料であるサトウキビは熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されており、日本には戦国時代ごろに、黒糖作りの製法と共に中国より伝わったとされています。現在では、鹿児島県や沖縄県の特産品の1つとなっております。黒糖にはエネルギー源である炭水化物（糖分）を始め、鉄分等のミネラルやビタミンが豊富に含まれています。 当店では沖縄・波照間産の黒糖を使用しております。
調理をする上でもっとも重要とも言える調味料である塩は、和菓子の製造においても甘味と旨味、素材の味を引き出す重要な材料の1つです。世界中で古来より使用され、日本でも古墳時代には使用されていたとされており、現存する最古の和歌集『万葉集』には、当時の製塩法を枕詞にした歌もあります。当店の餡や羊羹に使用している塩は、小笠原のきれいな海水を、丁寧にそのまま凝縮した自然海塩を使用しております。純度の高い、高品質で口当たりの柔らかい天然塩です。