【アマチュア無線とは】
アマチュア無線(アマチュアむせん)とは、金銭上の利益のためではなく、無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や技術的研究のための無線通信のことを言います。日本国では、運用する為の無線従事者(無線従事者免許証)と、電波法に基づき許可(無線局免許状)を受けたアマチュア局(無線機・アンテナ等)が必要です。無資格で使用できる市民ラジオ、特定小電力トランシーバーやデジタル簡易無線などは、”フリーライセンス無線”、”ライセンスフリーラジオ”呼ばれ、アマチュア無線とは異なる分類です。
【アマチュア無線を始めるには】
アマチュア無線を始めるにはまず無線従事者の資格が必要です。現在日本では、第1級、第2級、第3級、第4級アマチュア無線技士の4つの資格があります。
資格の種類 | 操作できる範囲 |
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第1級アマチュア無線技士 | アマチュア無線局の無線設備の操作 |
第2級アマチュア無線技士 | アマチュア無線局の空中線電力200W以下の無線設備の操作 |
第3級アマチュア無線技士 | アマチュア無線局の空中線電力50W以下の無線設備で18メガヘルツ以上または8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するものの操作 |
第4級アマチュア無線技士 | アマチュア無線局の無線設備で次に掲げるものの操作(モールス符号による通信を除く) ①空中線電力10W以下の無線設備で21メガヘルツから30メガヘルツまでまたは8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するもの ②空中線電力20W以下の無線設備で30メガヘルツを超える周波数の電波を使用するもの |
上記いずれかの無線従事者の資格を得た後、局の免許の申請(開局申請)をおこない、初めてアマチュア無線の運用(操作)ができます。 無線従事者試験問題集などはこちらのページをご覧ください⇒書籍など
申請書類 | 内容 |
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無線従事者免許証(再交付・訂正)申請書 | 免許証の申請、または氏名訂正や亡失・汚損があった場合に使用する申請書類です。 |