日常の生活に溶け込む存在。
受け継がれたものづくりの技術。
明治時代より続く手袋の一大産地、東かがわ市。 昭和40年代、東かがわ市では、産地の多角化を目指す一環として 手袋製造で培ったノウハウを応用し、かばん・革小物製造がスタートしました。 手袋製造の素材選定や裁断、縫製などの細かな技術を活かし、 多様的で個性的なデザインが魅力です。
通常バッグを一つ作るのは、一人の職人が全行程を手がけることが多いですが、 各工程を分業で行っています。何十年以上も同じ工程を担当している職人もおり、 ある意味、一工程を極めるその道のプロともいえます。熟練した技術を持つ職人が 丁寧に仕立てたバッグをあなたの手で感じて下さい。
革本来のキズや血筋痕などは
避けずにお作りしています。
■本物だからこそ生まれる、
独特の風合いや個体差という魅力。
革製品はひとつひとつ仕上がりの表情や風合いが違い、それぞれに個性があるのが一番の魅力。その個性を隠さずに活かしたモノづくりを目指しています。この本革ならではの表情やその魅力をたくさんの人に感じて欲しいという思いで商品をお届けしています。
■革それぞれに違う、個性について。
雄牛同士のけんかで付いた怪我の痕、引っかき傷や虫刺され。自然の中で生きた証とも言えるキズやシワは、他に同じものは一つとして無い「革の個性」。革製品が好きな人はもちろん、これから使ってみようと思っている人にも革本来の魅力を感じて頂ければ幸いです。
[ バラキズ ]
雄牛同士の喧嘩や、引っかいたような傷、虫刺され、怪我などが痕になって現れます。 一見すると爪で引っかいたように見える痕も中にはありますが、この傷こそ、立派な染料仕上げによる天然皮革の証なのです。
[ 血筋(チスジ) ]
血筋(チスジ)とは牛の血管の痕がそのまま色濃く表面に現れた状態です。 一枚の革の中でも、筋状に何本も入る事もあり天然皮革ならではの表情を演出してくれます。
[ ほくろ ]
人間と同じ様に、牛にもホクロがあります。もちろん、その箇所は千差万別。中には黒い小さな点も見られますがこれも天然の証のひとつです。
[ シボ ]
牛の毛穴の密度の違いでシボの大小があり、様々な表情を生みます。
[ しわ(トラ) ]
牛の首から肩にかけての部分では何本もシワ(通称:トラ)が生まれる事もあります。 この部分は亀裂や傷が入っているわけではなく、牛の身体の中でも激しく動いていた箇所で、他より丈夫になるとも言われています。
[ 色ムラ ]
皮革繊維の密度の違いによって、染まり方が様々な表情を生みます。 同じ一枚の革の中でも色の濃い部分と薄い部分もあり、それらが革の表情を豊かに演出してくれます。