革用のカビ取りクリーナーで、カビを落とします。
ブラシや布で先にカビを落とすと広がってしまいますので、直接カビ用のクリーナーをいらない布やスポンジに付けてそっと、拭うように落として下さい。
ただし、カビがひどい場合は、ブラシや布でカビを落としてからの作業となります。
※その際に使用したブラシや布は使用後に捨てて下さい。
※水で湿った雑巾などでふかないで下さい。カビに湿気を与えてしまいます。
カビがひどい場合は、2,3度繰り返します。但し、いずれの商品も、深く根付いたカビは写真のように痕が残ります。
クリーナーで、通常のお手入れ同様の手順にて、残った溶剤や汚れを落とす
クリーナーを使って、残っている溶剤や汚れを落とします。防カビ、除菌剤を配合しているクリーナーを使うと今後のカビ対策としても有効です。
靴クリーム等で保革やツヤ出しをします。
靴の場合、バッグの場合のそれぞれの通常のお手入れをして下さい。ツヤ革の靴の場合は靴クリームを、起毛革の場合は保革成分の入ったスプレーをお使い下さい。
バッグにも使用可能なクリーム等で保革やツヤ出しをします。
バッグの場合はクリーナーの使用までは、靴のお手入れと同様です。カビを落とした後は、バッグにも使用できる保革クリームやスプレーを使います。
靴の中まで雨が入ってしまった革靴のお手入れテスト
ゲリラ豪雨にあった同じような状況を作る為、革靴にビーカーの水を200ml入れました。
湿った箇所がわかりやすいように、レザーインソールを入れたうえで、左足にだけお手入れをしてテストしました。
絶対にドライヤー等の温風で急激に乾かさないで下さい。
靴内がびしょびしょの時（ギュっと押すと水がしみ出てくる位）は、まず新聞紙を使用して出来る限りの水を取り除きます。写真では2枚分の新聞紙が入っています。※ほしものびよりがしみ出した水に直接触れるような事は避けて下さい。
新聞紙を入れてから2,3時間後にほしものびよりをセットしました。
靴の中がそれほど湿っていない時は1の新聞紙からではなく、ほしものびよりを直接セットして大丈夫です。
ほしものびよりをセットして5時間経過して状態の比較です。そのまま放置した右側よりも乾くスピードが早くなります。また、一手間かかりますが、新聞紙で先におおまかな水分を取ることで、一層早く乾きます。
靴が乾いたら、クリーナーでの汚れ落としやクリームでの保革のお手入れを行い、除菌消臭スプレーを噴いて下さい。→【参考】初めての靴磨き（ツヤ革編）
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